見出し画像

本と出会う場所:機会創出を考察する

みなさんはどうやって本と出会いますか?

人口が多い大都市にお住まいの方は大型書店もあるでしょうし、巡回すれば結構出会うチャンスもあるでしょう。

ほとんどの方は町の書店、ショッピングセンターや郊外型書店(中型)で出会う形が多いと思います。

ほか、新古書店(ブックオフなど)、古書店、図書館、ネット・・・

こんな感じでしょうか?

本好きなら大抵知っているように、「本屋さん」は在庫をあまり置けず、限られたスペースであることから、例えば町の本屋さんなら、週刊誌や雑誌がメインの売上となり、書籍や文庫本はどうしても売れ筋中心しか置けません。これは中型店舗でも、取り扱うジャンルが増えるくらいで、特定のジャンルの充実を図るのは非常に難しい。

例えば、「陸上競技」特にアスリート、指導者向けの専門書を取り扱っているところをイメージしてみましょう。恐らく大学図書館か、ネットくらいでしか手に取ることが出来ません。たまに大型書店に足を運ぶと出会えますが、それでもちょっと前に出版されたものとは中々出会えなくなるのが現状。

出版点数から見ると、みなさんが(私も含め)その本に出会うチャンスは案外少ないんですよね。ブックオフだって、少なくとも一度は売れた本が中心でしょうから、そもそも書店に並ばなければ流通されることも、巡回することもない。

一番チャンスがあるのが大型書店ですが、そうそう中規模から小規模都市ですら、存在しておらず、わざわざ本だけの為に脚を運ぶ人も多くはない。

次にネット書店ですが、これもページ自体は際限なく作れるし、関連機能なのである程度チャンスを創り出してはいるのですが、やはりそれも限界はあって、表層のほんの一部しか扱えない。

これはブクログなどのサービスも同じで、楽しく見つけ出す仕組みはあるにしても、限界がある。

書評、本紹介サイトでも同じく、やはり先ずその「書評」「ブログ」を読んでもらわなければ始まらないことから、ある程度の「売れ筋」を扱ったり、時々ユニークなのを放り込むくらいしか出来ません。

ではどうやったら「本と出会うチャンス」が増えるか?

このエントリー「宣伝効果と、方法を考える」で書いた、PRはなぜ必要か、というと、著者、出版側からすれば売る為、何より「読者になってくれるであろう人」に本が出会うためには、まず「認知度」がなければ本屋さんに届くこともなく、手に入るチャンスも、偶然平積みされた本を手に取ることもありません。

そう、必然でも偶然でも、目に入る=気付くチャンスすらなく過ぎ去っていくのが圧倒的多数です。

売れている作家さんなら平積み、全国の本屋さんへ行き渡り、売れるチャンスが増えるのですが、「これから売れるであろう」作家さん、本はそう簡単にいきません。実績がないなら、「売れる見込み」を創り上げる。証明する。それしかないため、事前のPRや売上見込みを目に見える形で作っていくことが大切になります。

これはネットの記事でも同じですね。

例えば、ヤフートピックスに取り上げてもらう、スマートニュースなどに掲載された時点で、それは結構「ウレセン」であるということ。大抵の記事はそんな大物に取り扱われることなくネットの海に漂うばかり、です。

たくさんコンテンツを用意しても、触れるチャンスを作り、どこかのネットワークに引っかかるなどしないと誰にも気付いてももらえません。

ということで、本の話題に戻りますが、新刊が売れれば印税が手に入る。それ以外では作家や出版に売り上げがないのはその通りですが、その売り上げを得るスタートが切れなければどうにもならない、ということです。

一個人、一出版社だけでなら、PRが全てですが、本を手に取る機会全般を考えると、とにかくチャンネルが多い方がいい。図書館も多い方がいいし、駅の待合に、病院や、美容室やありとあらゆる「退屈」が起きそうなところに「無料」でも良いので置かせてもらうことで「認知度」は上がり、「将来の売上」に繋がる可能性も出てくるのではないか?

もし自分の書籍が出たらそういう仕掛けをしてみたい。

もし誰か「この人の本は絶対売れて欲しい!」と思う人に協力するなら、ブックオフで投げ売りされたその著者の本を大量に買い占め(仕入れが安価になる)あちこちに仕掛けてみたい。

現時点ではただの妄想ですが、本が売れる可能性はもっとあるのではないか?そう思っています。



依頼、連絡はnoteのプロフに、FBとtwitterのボタンがあります。FBでメッセージを送って頂ければ幸いです。twitterもフォロー頂けると嬉しいです。



いつもご訪問、お読み頂きありがとうございます。 すき(ハートマーク)を押して頂いたり、コメントやSNS等にシェア、サポート頂けると励みになります。サポート、応援頂いた分は必ず、活動する中でみなさんにお返しして行くことが出来ると思います。今後もお付き合いを宜しくお願い致します。