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アンバサダー契約について調べてみた

最近よく見掛けるこのアンバサダー契約。これは一体どんな契約なのでしょうか?調べてみました。先ずはアンバサダーから。

「大使」「使節」としか載っていません。wikipedhiaにはこう書かれています。

スポーツ団体等における、当該団体並びに種目の普及に努める人物に与えられる肩書き

転じて考えれば、どこかの会社やチーム、自治体(観光大使ともいう)でその任にあたる契約をした人でしょうか。


言葉そのものを見掛けたことがない!という人こちら

石川選手×シスコから

最初の試みとして、Cisco Sparkなどの最新のコラボレーション技術を選手に提供し、選手やコーチ、サポートチーム間の円滑なコミュニケーションをサポートします

張本選手×シスコ

学生である張本選手には、ネットワークを通じた学習環境や、グローバルカンパニーであるシスコが持つ様々な学習コンテンツの提供などを通じ、勉学と競技活動の両立ができるよう、支援していきます

これからスポーツ全般に関わっていく上でこういった形を考えているようです。

選手に対して、試合やトレーニングに関する様々なデータ分析を安全に提供し、選手強化のサポートを行うための仕組みづくりの可能性を模索します。この様な試みをとおして、テクノロジーを活用した「戦い方改革」を推進し、卓球を始めとするスポーツ全般の進化に貢献することを目指します。


次はこちら

契約選手は今後、ミズノ社の用具を使用する中で意見やアドバイスをし、野球用品開発にも貢献していく

こちらはイメージし易いです。

ここから考えられるのは

企業側としては知名度アップや、自分たちが目指す方向性を裏付けるニュース、様々な開発や研究を促進する為の材料として「アンバサダー契約」を結ぶ目的があるようです。

もちろん、契約する側にとってもメリットは様々にあるでしょう。特にスポーツにおいてはスポンサーというイメージも元からありますよね。メーカーが直接的な靴やウェア、ギアなどを提供し、選手側がそれを使うことで売り上げ、知名度に貢献するイメージでしたが、「アンバサダー」の方は「無形」のものにも大きく関与していく感じです。


こういった「アンバサダー契約」もありました


詳しくは記事を見て頂くとして・・・

竹下氏は、「ブランドとインフルエンサーの真の関係性を構築するには、インフルエンサーを単なるコンテンツ投稿者ではなく、“プランナー”として関わっていただくことが大事だと考えているからです。契約自体も単発/フォロワー数に応じた費用体系ではなく、3カ月以上の長期/アンバサダー契約としています。こちらから依頼したのは、『マネー女子会に参加して気になったことを、3カ月の契約期間中、3回投稿してください』というシンプルなものです。マネー女子会は、契約期間中に2回、座談会形式の勉強会として開催し、彼女たちのお金の疑問についても、ディスカッションできる場としました」と語った。


さて、そもそも「アンバサダー契約」とは?

こちらの本と記事が詳しそうです。

先進企業はアンバサダーで売り上げを伸ばす」徳力 基彦、日経ビジネス

一方、数十人にしか影響力が無い一般人のファンであっても、そのファンを数千人、数万人単位で組織化することができれば数十万人に影響を与えることができる可能性がある。そんな一般人の影響力の可能性に着目したアプローチとして注目されているのが、「アンバサダー・プログラム」と呼ばれるような新しい取り組みだ。

とあります。この感覚だと、割と幅広く適用できそうですね。たとえ、凄いファンが居るスターではなくても、ある特定の領域や範囲に影響力があって、かつ企業側の目的と合致すれば協力できる可能性がある。同じ方が書いた別の記事です。

10万人のファンが動いてくれたネスカフェのアンバサダー

確かにこの方法だと、例えば、営業、広報、宣伝で「作業レベル」で動き回らなくても、知恵を出し、「アンバサダー」に投資していくことで効率よく回していけそうな感じがしますね。

ただ、ここで大切なのは自社側の方針やアイデアがしっかりしていないと、そもそも「アンバサダー」を見付けられないし、効果ある活動を期待できないかもしれません。ついでに言うとただ「アンバサダー契約」を交わし、プレスリリースしても、検索して引っかかってくるのは有名人を起用した時だけ。その場合は、多額の「契約費」が掛かるだろうと推測されます。

上記の記事などのように、長期的戦略をしっかり動かしていく為には、やはり「アンバサダー」を通じて何がしたいか?が重要になってくると思います。

これから人材獲得が更に難しくなる可能性が高まる中、その人を完全に押さえられなくても「アンバサダー」という形で関係性を持ち、自社に活用できるようにしていく。こういった考えが更に加速し、そういったニュースがあちこちで見かけることも増えていくかもしれません。

ちなみに

大学では結構前から「客員教授」という制度がありますね。最近は「特任教授」や「特命教授」という肩書も散見されます。その「客員教授」が「アンバサダー」に似ているかもしれません。有名な方で大学の知名度アップに繋がったり、特別な講義、講演等をお願いしたり、研究へのアドバイスの場合もあり得ます。

基本的には雇用ではなく、単年度契約ないしは、複数年契約でしょうし、他の大学で教授だったり、仕事を別に持たれている場合がほとんどですね。力を借りる、といったイメージです。

結び

時代はどんどん変化し、それに伴い少しでも良い方法はないか?とアイデアを検討し、実行されます。

これってなんだろう?という疑問から、新しい形やアイデアに気付くことも多いでしょう。常に感度を磨き、情報収集しておきたいものですね。


一緒にスポーツの形、地域×スポーツなどを研究しませんか?

アンバサダーと「発信」は関連が高いと思います。上記の仕組みで一緒に勉強しませんか?下記の電子書籍を読んでみませんか?





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