心身の奥に潜む疲労が残り続けると
今回のタイトルはやや曖昧な部分を表現してみます。どちらかというと感覚的、イメージ先行の話ですので根拠が欲しい方はその方面の専門家に当たってみてください。
疲労は何層かに分かれて蓄積や取り付いていく、こびりつくイメージを持っています。なんだか取りにくそう。
地層を思い浮かべてみましょう。
日々のダメージ、疲労を翌日に持ち越さないというのは、この1番表層の部分での話しだと思っています。
ここで持ち越されたダメージや疲労はこの表層に留まらず、次に深い層へと場所を変えます。また強すぎるダメージ、疲労を与えた場合も表層だけではなく、第2、第3層へと潜り込んでしまうのではないかと。
自分がイメージしているのは4層くらいあって、その奥に芯、核がある感じでしょうか。ここが傷付いたりダメージを受けるとトラウマだったり、長年回復しない状態になるような気がします。
その芯や核を守るべく何層かあって、それらは鍛えないと守る力は付かないと思います。一方で徐々に深く浸透してくる、回復しきれない状態にもなりかねません。
ストレスなども同じで、ある程度の耐性を付ける為に刺激も必要だけど、蓄積し、浸透してくると良くないですね。
トレーニングを積む上でも、疲労感が違ってきます。疲労蓄積が進むと回復どころか益々進行していく感じがありませんか?
起床時に心地好く起きれない、日に日にしんどくなってくると気を付けたい。1日2日のスパンだけでなく、1週間の疲労を次週に持ち越していないか、1ヶ月単位はどうか?加齢による疲労もあるけど、それ以上に年単位で疲労感が増していないかを考えたいですね。
そして蓄積された疲労やダメージは深く、大きくなればなるほど抜けきれないものだと思います。高齢になれば重き荷を下ろすというような表現もありますが、元気なシニアになる為にも疲労やダメージへの意識は日々持っておきたいですね。
アスリートはよくトレーナーの力を借りたりしながら疲労やダメージと向き合い、軽減します。その場合、トレーナーに任せきりではダメージや疲労は抜けきれないし、セルフだけでも不足だったりします。
トップを目指す、より良いパフォーマンスを求めて取り組む中でどうしても大きな疲労、ダメージのギリギリのところを攻めていくもので。だから第三者、専門家とタッグを組んで対応しています。
アスリートでなくても皆さん同じで。自身の意識を高め、セルフでカバーできる範囲なら自身の意識を高め、知識やスキルを獲得してみましょう。
またそれでは足りない人は第三者の専門家と相談しながらやりましょう。誰かに委ねすぎず、バランスよく。
本当は大人になってからではなく、ジュニア期くらいから自分の身体を知る、どう扱うかを知ることが大切だと思います。もちろん誰でも「今から」でも意識し取り組みたいところ。
理想は義務教育の中で、中学校の保健体育あたりでしっかりと構築、修得していきたいところですね。
自分が関わる生涯スポーツ全般にも言えますが、特に高校駅伝部のスポーツコースの意義としても。
アスリートとして大成を目指す人だけでなく、ここまで書いたような意識や考え方などにも触れ、学び、修得して頂きたいと考えています。走遊Labでは小中高校生、大学生や社会人も一緒に練習をしていきます。もちろん、それぞれの力量や目的や目標、状況に合わせてトレーニングをします。
最後に1つだけ。運動することで疲労感は出ますが、適度な運動は精神疲労や逆に疲労回復促進への呼び水になったりします。
その「適度」もその人の体力や状態によるのが奥深いところ。皆さんの参考になれば幸いです。
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