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N中等部ネットコース Minecraftの取り組みを大解説① 〜チームビルド授業編〜

こんにちは、N中等部「ネッ中note」です。

はじめに

今回はN中等部ネットコースで実践しているMinecraft(以下:マイクラ)を使った授業やイベントを紹介します。過去にN中等部ブログにて発信した内容を再編し、2回に分けてご紹介していきます。(※1,2,3)

■この記事は以下のような方にオススメです
・N中等部ネットコースの授業にご興味がある方
・マイクラなどゲームを用いた授業実践を行ってみたい方
・オンラインのコミュニケーション能力育成ご興味のある方

N中等部、N/S高等学校ではコミュニケーションツールとしてSlackやZoom、クラウド型統合アプリケーションのGoogle WorkspaceやクリエイティブツールのAdobe Creative Cloudなど、多くの企業で使われているICTツールを授業や日々のコミュニケーションにおいて活用しています。
N中等部ネットコースではそれらに加え、マイクラを用いて、デジタルのコミュニケーション能力を育んでいます。

マイクラを用いた授業

マイクラを使った授業は、主に21世紀型スキル学習内で実施しています。
グループワークを通じて、仲間と協力する大切さや楽しさを学び、想像力や発想力を身につけます。

本記事ではチームビルディングを重視した、マイクラ授業を紹介します。

1)陣取り合戦

赤・青・黄色・緑の4チームに分かれ、制限時間内に自分のチームカラーのブロックをできるだけ多く配置していく陣取りゲームです。

ゲームは2回戦。まずはどのようにブロックを置いていくか作戦を立て、効率的な置き方を話し合います。2戦目ではより個数を増やせるようにチーム内でディスカッション。中には「ライバルは他のチームではなく、過去の自分たち」と捉えてチャレンジし、1戦目より多くブロックを配置できたチームも。

「作戦会議で役割分担がバッチリできた」
「あまりブロックは置けなかったけど、それぞれの役割を果たせた。次はもっと頑張りたい」
「上から置いていったら1戦目よりも多く置けた」

(生徒の声)

 生徒一人ひとりが試行錯誤しながら、力を合わせてチャレンジする姿が印象的でした。

2)ブロック崩し

少人数のチームに分かれ 、制限時間内に自分のチームカラーのビルを壊していくゲーム。役割分担や崩し方を話し合い、チームビルディングにつなげました。陣取り合戦と同じく2回戦。2回戦目では1回戦目より多く崩せるように創意工夫していました。

「キーボードを打ちすぎて 指が痛くなるほど熱中した!」
「2戦目では成長を感じられてうれしかった」

(生徒の声)

3)巨人を防げ!壁創造ゲーム

少人数のチームに分かれて、自分のチームカラーのビルを作成。巨人の侵入を防ぐため、各チームで壁面の強度や塀の高さについて話し合い工夫を凝らしました。これまでのゲームの中で、最も創作度合いが高いワークです。
巨人の個性的な姿にも生徒たちは盛り上がっていました。

「壁づくりをするときにキーボードを連打して腕が痛くなったけど、巨人を止められたのでうれしかったです」
「協力して強固な塀を作ることができた!」

(生徒の声)

4)絵しりとり

マイクラを用いた「絵しりとり」(言葉を使わず絵でしりとりをするゲーム)。ひとつめのお題を見てその続きをチームでつくっていきます。

前チームの作ったものが当たるチームもあれば、異なる結論を出してしりとりをつなげていくチームもあり、チームの垣根を越えて和気あいあい。チーム内で話し合いをして結論を出すため、生徒同士のディスカッションが活発に行われていました。

「チームで協力してつくれて楽しかった」
「前のチームがつくっていたのは結局なんだったんだろう?気になる」

(生徒の声)

それぞれのゲームが終わったあとは、個人の振り返りの時間。

「今日のワークで上手くいったチームビルディングのポイント」「今日のワークで上手くいかなかった・意識できなかったチームビルディングのポイントとその理由」を考えました。

仲間と協力しながら楽しめる授業をこれからもつくっていきたいと考えています。

おわりに

今回は、マイクラを使った授業についてご紹介しました。オンライン上でのチームビルディング、発想力を学ぶ授業の一例が伝われば幸いです。
次回は、マイクラにまつわるトークイベントをご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

※1 本記事は2021年度の授業実践をまとめたブログ記事を再編し、掲載しております。2022年度に行っている授業内容とは異なる場合があります。最新の授業実践はN中等部公式Twitterをご参照ください。
※2 Minecraftはブロックを設置して遊ぶものづくりゲームです。素材をもとに建物や家具などを作り、ブロックを組み合わせ、オリジナルの世界を構築していきます。近年、プログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材として使用されることも多くなっています。N中等部ネットコースではMinecraftを使用する授業があるため、すべての生徒がMinecraftをインストールしています。
※3 N中等部ネットコースの授業で使用している製品は、Minecraft公式製品ではありません。Mojangから承認されておらず、Mojangとは関係ありません。Minecraftを用いたイベントは、N中等部のスクール内イベントであり、Minecraft公式のものではなくMojangとは関係ありません。


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