旬の野菜 │ 菊芋(キクイモ)の葉
袋いっぱいに詰め込まれた、緑の葉。なんだろう?と手に取ったら、菊芋の葉っぱでした。
菊芋は大好きだけれど、葉っぱのほうは食べたことがなかったので早速購入。地元野菜の直売所だと、たまにこういう珍しいものが並んでいるのが楽しいのです。
葉っぱの表面は、ツルツルではなく、どちらかというとザラザラ。細かなうぶ毛のようなものがたくさん生えています。
おひたしなどにすると美味しいということでしたが、子どもにはきっと天ぷらのほうが食べやすいだろうと思ったので、早速天ぷらに。
菊芋なら香りが良いだろうし、私も山菜の天ぷらなんか大好物なので、期待が高まります。
軽くてサクサクに仕上がる、米粉の衣で。
試しにお塩でいただいてみたら、ほんのりゴボウのような香り。そうそう、これが菊芋。
水溶性食物繊維のイヌリンを豊富に含む菊芋には、糖質の吸収を抑える働きがあったり、腸内環境の改善も期待できるということで、今やスーパーフードとも言われています。
英語では、イェルサレム・アーティチョーク。フランス語で、トピナンブール。ゴボウの仲間で、見た目はちょっと根しょうがのようですが、風味はゴボウにそっくり。ヨーロッパのBioショップなどでもよく売られています。
どうやらこの葉っぱにも、お芋のほうと同じような栄養素が含まれているよう。そして、むくみに嬉しいカリウムは、お芋よりも多く含まれているとか。
とはいえ栄養面はさておいても、菊芋の葉の天ぷらはとにかく美味しい。さっくり揚がった葉っぱは、ふわりとゴボウの風味が香り、いくらでも食べられそうな美味しさ。まるで大葉の天ぷらのようなやみつき感があります。
大葉天好きの家族も、箸が止まらない様子。大人気でした。
これを食べるためだけにでも、菊芋を育ててみたいくらい。そんな美味しさです。
次、いつ出会えるかはわからないけれど、見かけたらきっとまた天ぷらを作ってしまうと思います。
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