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新札体験、実は・・・

人生初体験

先日、子どものお金教育を推進するNPO(通称マネスマ)のイベントがあり、その主催をさせていただきました。当日の詳細はこちらの記事からどうぞ。

ぱっと読むと、6組の親子が参加し、さらっと行われているかのように思えますが、このイベント1週間ちょっと前には、参加予定0組という状態でした。講師の方や理事長も遠方からわざわざ来てくださるというのに。

私は教員という立場の仕事しかしてきませんでした。教員の仕事相手である子どもは自動的に決まり、半強制的に現場にやってきます。ですから、私は集客ということをしたことがありません。

知り合いに声を掛け、チラシを配りましたが、参加の声は聞こえず、打ちひしがれていたのです。このとき、痛感するのです。

「お願いをできる関係の人がほとんどいない」

挨拶や顔見知りの人はまぁまぁいます。ちょっとした話しくらいならできる人はまぁまぁいます。

でも、何かをお願いできる人はそんなにいないことに気付いたのです。私がつながりがあると思い込んでいた人たちは、お願いができる関係ではなかった。

この事実にかなり愕然としました。正直イベントの主催を安請け合いして後悔の思いすら感じたことも笑

数少ないお願いできる人に声を掛けても、「ごめん、その日は予定入ってる」と言われ撃沈。

そりゃそうだよね。1週間前だもん。

とはいっても、イベントの会場は押さえているし費用も払っている。今更キャンセルなどできません。背に腹は代えられません。少しずつ関係性が薄い人にも頭を下げて(実際には文章なので、下げていませんが笑)、参加できないかを聞いてみますが撃沈。

そりゃそうだよね。久しぶりのいきなりだもん。生命保険を売っている人たちがカリスマに思えました。メンタルどうなっているんだ。

さて、どうしましょう笑。

神、降臨

事態が急展開をみせたのは、神が降臨してから。

その神とは、

早くからお願いはしていたが、なかなか動いてくれませんでした。しかし、私が本当に困り果てて「やばいんだよ~」と言っていると、「分かった。じゃあ今から聞いてみるよ」と言い、5分後には、「〇〇くん、OKだってー」と早速決まっちゃったのです。

また、30分後には、「〇〇くんのところ、早退になっちゃうけど出てくれるって-」と2組目も。

結果、1時間以内に、3人に声を掛けて、2人が参加してくれることになりました。私は10数人に声を掛けたのに・・・悲しくなるよ笑。

あまりにも神すぎたので、

「どういう文章送っているの?」
「どうやってコミュニケーションとっているの?」
「どんな人に送っているの?」・・・

その後は質問責め。イベントに関してだけでなく、信頼関係の築き方、コミュニケーションの取り方、普段人と関わる上での心構えなども。もはやメンター。

いつもは「好き」という感じですが、その日からは「尊敬」という感じが大きくなりました(結局、今は好きにもどっちゃいました笑)。

結果として、その後、チラシを配った方から参加表明があり、イベント成立となり、なんとか乗り切れました。

好きだからこそ

私は妻のことが好きです。好きだからこそ、笑顔でいてほしいと思っています。だからなるべく家事、育児のやるべきことはなるべく私がやるようにしてきたし、それが妻のためだと信じてきました。

でもいつもそれが正解とは限らないんですね。自分がやることが増えれば増えるほど、妻に「ありがとう」と言える数が減り、「自分は頑張っている」という自己満足感が増える。

妻の魅力に惹かれたのにもかかわらず、その魅力を感じられる機会も減っていく。

これは夫婦の在り方として、私が望む形ではありません。自然と「ありがとう」「好き」が言い合える環境の方がよいなと感じました。

好きだからこそ、信じる。任せる。助けてもらう。これは子どもに対しても同じなのかも知れません。

※NPOではまた次回のイベントに向けて動いています集客はドキドキですが、未来のためにできることを私も取り組み続けたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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