宮口幸治「どうしても頑張れない人達」

紹介

あなたの周りにもっと頑張ってほしいと思っている人はいませんか?
もしかするとその人は頑張っていないのではなく、頑張れないのかもしれません。
え?どういう事なのかとおもったらこちらの本を読んでみて下さい↓

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「宮口幸治著 どうしても頑張れない人たち」

著者の名前でピンときたかもしれませんが、此方は先週紹介した
「ケーキの切れない非行少年たち」の続編となります。
まあ、本のタイトルに書かれていますけどね……

内容

さて、その内容ですが、
まずどうしても頑張れない人達というのは

・一見するとやる気が無いように見える。
・だけど実際は本人はいっぱいいっぱいであり、
これ以上頑張れない所まで来てしまっている。

こうした人達です。
そしてこの本の中にはこうした人達と関わるにあたって
どのような事に気をつければいいのかが書かれています。

具体的には

・リードするのではなく、一緒に隣で走ってあげるような気持ちで関わる。
・その際に嫌われてはならない。
・支援者の都合で決めない

等前作の内容から更にもう一歩踏み込んだものになっています。
よって前作を読んでから読まれたほうがいいですね。

感想

ここからは私の感想ですが、前作だけでなく
これまで私が読んできた書籍の色々な要素と合致する、
というのが一番大きな印象でした。

まず支援の方法と失敗した際の悪影響は
岡田尊司さんの「愛着障害シリーズ」と繋がっている様に思えましたし
会話の仕方については水島広子さんの「おそれを手放す」にかかれている
「AH」の方法が応用できると感じました。

バラバラだった点が一つの線に繋がりました。
又、この方法は非行少年の支援だけにとどまらず、
日常の様々な人間関係にも応用できると思います。

特に隣で走ってあげるというのは職場の後輩にも応用できると思いますので
私も自戒を込めつつ行ってあげたいと思いました。

支援職の方は勿論ですが、管理職の方や
親御さんにも読んでいただきたい本です。

というわけで本日は日常演舞が
「宮口幸治著 どうしても頑張れない人たち」
を読んだ感想を述べる読書記事でした。

又次の記事でお会いしましょう!!

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