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出来るようになりたい

こんにちはこんばんは、そしておはよう、アキです。
春うららかに。なんてことを言う前に既に桜は散り、長袖が必要ではなくなるくらい気温は上がってしまった。あの辛い灼熱が今年もやってくるのだと思うと、
居ても立っても居られない。ちなみにうららかとは春の日を浴びて
全てのものが柔らかく明るく、美しく見える状態を指すらしい(お天気.comより)。春うららかにだと重複表現になってしまうため、誤用である。ゴビ砂漠とかサハラ砂漠みたいに。
言葉って難しいね。

 最近の私といえば、ちょっとお洒落さんになってみたいなと感じ始めて10何年も着ていた服を売りに出したり(ほぼユニクロとかGUとかなので捨ててるのと同じ)、少しお洒落な古着屋さんに行ってみたりしているのだが、ここで一つ疑問が湧いた。皆はいわゆる垢抜けるか抜けてないかの狭間の時、どのようにして、服屋に行き、服を買い、その境界線を乗り越えていたのだろうか。私は今まで服装に全くもって無頓着であり、お洒落というものが全く理解できていない。だから古着屋に行くのも友達と一緒にいって自分がいい+友達のいいじゃんがあってはじめて購入に移る。店員さんは基本褒めてくれるので数に数えてはいけない気がするのは少数派の考えなのだろうか。というか友達と行ったとしても、店員さんに話しかけられると緊張して、全くもって服を見ることができない。まずこれをどうにかしたい。友達はもちろん服をたくさんみてるため、知識があり店員さんと互角くらいの会話をしているのだが、それの連れだから当然知ってるだろうという感じで私にも説明してくれるのだが、私はへえ〜botにならざるをえない。友達がいる状態ならばまだいいのだが、問題は友達が試着に行った時である。全くもってどうしたらいいのかわからない。友達がいる時に既に大方アイテムを見てしまっているので、同じものを何回も見るという動作を友達が来るまで繰り返さなければならない。店員さんも気にかけて話してくれるのだが、購入するつもりがこちらにはないので会話も弾まない。そこで店員さんが振ってくれる話題がこちらである(どこの店に行っても大体この話題になる)。それが、「お友達とはどういう関係なのか」と、「今日はどこ行ってきたんですか?」である。これならば私もへ〜botは卒業できる。しかし、そこで今まで黙ってた分が溢れ出てしまうため、「あれこいつさっきまで黙ってたのにめっちゃ喋るじゃん」と店員さんには思われてしまう。そしてその話題が終わり、服の話になると途端にへ〜botに戻る。そんな感じで時間を費やし、友達が試着を終えた瞬間安堵感が込み上げてくる。それはまるで一つのプロジェクトを終えた後の帰路についた場面を彷彿とさせる。
 そんな感じなら行かなければいいという手もあるが、今の状態は自分でもあまりにも気分が上がらないし、古着のここにしかない感、古着の匂い、纏ってる雰囲気が私は好きなのである。だから古着に憧れるし、それを着こなしてみたいという自分がいるのだ。それは古着に関わらず、自分で服を選んで買うという行為自体にとても憧れているのだ。
 だからもう一度聞く。皆はどうやって一人で服を選び、買うようになったのか。私は一人で古着屋に行って、服を買うという宇宙旅行より難易度が高いこの壁をいつか乗り越えたいと思った。
 
春の次は夏だ。

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