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グルメコラム第7弾〜ラーメンライスと昭和感〜

あれはもう40年ほど前のことじゃったかのう


時は昭和


まだ世にラーメン屋なるものはあまり存在してはいなかった


定食屋、食堂、中華料理屋、などという名称がほとんどだった気がする



そんな中でラーメンはどちらかというと中華料理屋で提供されていた


もちろんラーメンを注文する時は
(出前とかでね)


ラーメン単品(チャーシュー麺とか)での注文が多かった


そんな折に、オカンの実家へ行くことがあり


そこで叔父、つまりオカンの弟やね、が読んでいたのが


銀河鉄道999とかがブレイクする前の松本零士先生の作品で

「男おいどん」という漫画だった


最近知ったのだが、この漫画って


少年マガジンに連載されてたのね。



そう、そしてこの主人公の“おいどん“が
好んで食べていたのがラーメンライスなのである



ようやくラーメンライスに辿り着きましたっ(笑)


とはいえ、ラーメンをおかずにご飯を食べるなんて〜・・・・・・


というわけでもなく



うちの親父は出前一丁の袋麺で


普通に白飯を食べたりしてたもんなぁ



ただ、外食や出前においてはなかなか禁忌とも言える組み合わせではあった


時は流れ、Nissy少年は高校生になるのだが


当時、愛知県立松蔭高等学校の近くには


「春陽軒」(確かこの名前だったはず)というラーメン屋があり


ラーメン定食という名前でラーメンライスが提供されていた


腹ペコ男子高校生には夢があるメニューなのだ


炭水化物+炭水化物なんてクソ食らえと言わんばかりに


ラーメンをおかずにご飯を食べていた



時はさらに流れ、平成、令和ときた今では


ラーメン屋という名前でお店が成立してしまっている


そして、濃い味のラーメンにはライスがピッタリ合う


半世紀以上かけて、ラーメンライスは市民権を得たのであった


特に、ラーメンを一回白飯にワンバンさせてから食べると

もう極上の喜びだもんね



でも、誰もラーメンライスとは言わないんだよね


んっ、でもまぁ結果同じなのでオッケーにしますわ(笑)

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