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「Googleしごと検索」はなぜ市場を席巻できていないのか

勝手に考察シリーズ。
Google for Jobs(以下:Googleしごと検索)が日本でリリースされてから1年半ぐらいが経とうとしている。
当時はindeedを食うか!?ぐらい言われていたが未だその現象は起きていない。当時は僕もindeedの時代は終わると予想していた。
違う理由でindeedの時代は終わるだろうが・・。
理由はシンプルに2点。

・クリック単価の高騰が止まらない
・広告の多様化

採用に困っているからindeedを導入しようか迷っているという相談を受けても基本的にはお勧めしない。

indeedの話は置いておいて。
Googleしごと検索がまだ日本で浸透していない理由やこれからどうすれば勝ち残っていくかを考える。

◆認知されていない

まずここかな。
職種×勤務地を検索窓に直打ちするとリスティングの下にランダムで3つ表示されるというもの。

全画面キャプチャ 20200704 130608.bmp

見づらくて申し訳ないが、この下にオーガニックの検索結果という順番。
ただ、残念なことに?そもそもユーザーが検索をする際、このGoogleしごと検索の枠が表示されないということが起こる。
Googleの初期設定?検索設定?が「日本」で設定されている場合(おそらく初期設定は日本。違ってたら申し訳ない)、まずこの枠が表示されない。
いくらがんばってもインプレッションされなければCVRもくそもない。
なぜかは知らないが利権争いやそれこそ収益の問題などが絡んできているのだろう。
専門家ではないので分からないがGoogleが目指すユーザーファーストという観点からはずれてるのでは?と思う。
何とかしてほしい。笑

◆UI・UXがイケてない

全画面キャプチャ 20200704 132257.bmp

結構致命的。
ださいというかなんか怪しさすら感じてしまう。。
日本人の良さに関してはこれまで散々触れてきたが、明らかに日本人には合っていないし使いやすそうとも魅力的だとも思わない。
インプレッションされていてクリックされていたとしても・・という感じ。
まぁ日本のマーケットだけで流行らそうとしているわけではないので致し方ないとしても・・これはちょっと。

◆意外とややこしい

無料ですでにあるページをここへ流用できるので使わない手はないが、
これが意外とややこしい。
構造化すればいいだけなのだが、それがちょっと複雑で、優先順位がなかなか上がらないから結果あまり企業側も利用しない。
近いかは分からないがengageぐらい使いやすかったらもっと参入障壁が下がると思う。
engageも使う気にはならないが。

●勝てる可能性

悲観的なことはこの辺りにして、その可能性に関して考えていく。
上記がすべてクリアされている前提だが、Googleしごと検索の特筆すべきポイントとしては、

・SEO対策が要らない
・ターゲティングが有能
・天下のGoogleのサービス

最後は若干ふざけたが結構本質だとも思っている。
Googleがこの領域に本腰を入れた場合、おそらく他社サービスでは勝ち目がない。歴史が物語っている。

・SEO対策に関して

この3つ表示されるものに関してはSEOは関係ない。と公表されている。
なので躍起になってSEO対策を盛り込んだ記事や求人を考える必要はない。
CVRさえしてくれるようなページ作りで良い。

・ターゲティングに関して

これは有能すぎると思う。
今までとは違ってペルソナごとに広告を打つ場所を選ぶ必要がなくなった。
先程UXを若干バカにしたが、個人の行動に合わせてそれをAIが学習して最適なものを表示させるという方法。
自ずとマッチングが図れるというもの。
これにより、いわゆる無駄なクリックを省くことができるようになる。
indeedをまた引き合いに出してしまうが、わざわざ1ページずつIMP、CPC、CPAなどを分析する必要がないということ。
テクノロジーの進化はすごい。人間が勝てないところはこういうところ。思う存分利用すればいいと思う。

●結論

結論使わない手はない。
競合争いが加速していく前にこれをスタンダード化しておくと、
かなり優位に戦えると思う。
あくまで上記課題が解決されればの話ではあるが・・。

●成功事例

なかなかに読むのが面倒だったが、
一応成功事例なるものを載せておく。

▽併せて参考URLとしてSEO1位の記事▽


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