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陶芸について その1

【はじめに】
陶芸家の西といいます。
2009年から陶芸を始めて2020年現在、陶歴11年目です。
ここでは11年間、陶芸家として活動してきた私の陶芸についての考えなどアレコレを書いていこうと思います。
あくまで私個人の意見です。ここで書いていることが絶対ではないですし、正しいわけではないと思います。
陶芸について、工芸について、いろいろな考え方や定義があります。
産業革命後、ウイリアム・モリスのアーツ&クラフト運動、柳宗悦の民芸運動などがあり、工芸・陶芸と言う概念が出来てからまだ100年ちょっとしかたっていません。(←この辺の事は学芸員の方などのほうが詳しいと思います。)
たくさんの先人の方々が努力や思考を重ねて陶芸とは何かということを考えてきました。
今も日々、発展して進化しています。
そんな中で私なりの陶芸とは何かを書いていこうと思います。
ここに書いている文章をきっかけにして、陶芸について知ってもらい、新たな陶芸についての概念を考えるきっかけになって頂ければ幸いです。

(追記)
アート・芸術の存在価値とは、新しい概念や新しい価値観の提案をする事だと考えています。
もちろんそれだけが全てでは無く、芸術の意義の一つとして新しい概念や新しい価値観の提案があると考えています。
工芸とは何か、陶芸とは何か、今の考えが全てでは無く、どんどん発展させて進化させていくものだと考えています。
(現代陶芸とは陶芸的表現とは陶芸の概念の詳細は改めて投稿します。)
第四次産業革命によってAIなどのテクノロジーの進化により無くなる仕事があるという様な話をよく聞きます。数年前からテクノロジーの進化によるパラダイムシフトが起こっているなという話もよく聞くようになりました。コロナの影響による生活習慣や価値観の変化も起こり今はまさに変化の時代です。
そんな価値観の変化の中でこれからの工芸・陶芸とはどうあるべきか私自身も考えているところです。
もともと産業革命による工業化で無くなるはずだった古い産業が独自の価値を見い出して生き残ってきた工芸。これから無くなっていくといわれる様々な仕事などに対しての答えなどもあるように思えています。

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