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陶芸について その2 陶芸のジャンル

【陶芸のジャンル】

よく「陶芸をやってます」「陶芸家です」などと言うと冗談で「将来は人間国宝やね」みたいなことを言われます。
陶芸家のイメージと言えば人間国宝というのが一般の人の多くが持つイメージだと思います。私も陶芸を始める前はそうでした。
実際は陶芸と言ってもいろいろなジャンルがあります。
例えば「音楽やってます」と言ってもクラッシックやジャズ、J-POPにヘビメタ、演歌に民謡などいろいろなジャンルがあり同じ音楽でもそれぞれ全然違います。
陶芸もそんな感じでジャンルによってそれぞれまったく違う物です。

・伝統工芸としての陶芸
いわゆる○○焼きと言われる物です。
全国のいろいろな産地で伝統的に作られているものがこのジャンルです。
(有田焼、唐津焼、伊万里焼、伊賀焼き、信楽焼、備前焼、瀬戸焼など)
中小規模の窯元が中量生産で作っています。
ほとんどの工程を手作業で行っています。

・産業としての陶芸
上記の伝統工芸として作っている産地の中で規模が大きくなり工業化したものです。
機械化している部分が多くなり生産量も多くなります。

・伝統工芸系の陶芸作家
伝統工芸展や日展などに出品している作家の人たちです。
各産地の伝統を継承した作陶をする作家が多いです。
各産地の窯元の何代目みたいな人も多いです。
よくある人間国宝のイメージもこのジャンルになります。
特に決まりが有る訳では無い様ですが、伝統工芸展に出品して正会員になり賞を受賞すると人間国宝(重要無形文化財)に選ばれる事が多いようです。日展で活躍すると文化勲章を取るようです。(←ここら辺は「そうらしいよ」ぐらいの話です。わたしも詳しくないので違うかもしれません)

・クラフト・器作家
器を中心の制作しクラフトフェアや器ギャラリーなどでの活動を中心にしている作家の人たちです。
価格帯も買いやすい値段で普段使いの物を作っています。
生活に寄り添った物を作っています。

・現代陶芸の陶芸作家
オブジェや前衛的な作品を作る作家の人たちです。
活動もアートギャラリーなどです。
(この辺の現代陶芸とは陶芸的表現、陶芸の概要については改めて投稿します。)

おおまかに分けると以上の様になります。その他にも茶道、華道などの器を中心に作る人なども居ます。
あくまで私個人が勝手に分類した物なので決まりが有る訳ではありません。
どこか一つにきっちりハマるのではない陶芸家の人も多いです。
私もクラフト器40%伝統40%現代陶芸20%ぐらいで活動していると自分では思っています。



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陶芸家 西隆行

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佐賀県の有田町で作陶する陶芸家です。 陶芸についての私の考えや感じていることなどこれから書いていこうと思っています。 あくまで私の個人的な考えです。まずは(陶芸についてその1)を読んでみてください。 HP: https://nishi-takayuki.com/