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【赤裸々大人中学生女子】親の心配、ぶっちゃけ大迷惑です!

モデル/レンタル彼女PREMIUM/心理カウンセラー/結婚相談所助手/イラストレーター/西岡まゆ(@mayu_rkp)です。

突然ですが、ここのところ「僕の親は毒親ではなかったのですが、生きにくいんです。親は僕のためを思ってずっと心配してくれているんですけど…」と相談してくださる方が増えました。
私は苦笑いをしながらいつも思うのです「うん…残念だけどそれ毒親だよ…」と(汗
その人の親御さんを悪く言いたいわけではありません。ただ、親の心配って子供のためになるどころか子供の負担にしかならないことをご存知でしたか?

かく言う私も実は全く同じ環境でして、育児放棄をされたり暴力を振るわれたことこそないものの、親の心配にずっと苦しめられてきた一人です。
こういうわかりづらい毒親って厄介で、親も子供も「心配してあげる(くれる)いい親だ」と思い込んでいる場合が多いのです。
私もそうでした。
お付き合いする友達、遊びにいく場所、アルバイト、着る服一つとっても全てにおいて「本当に大丈夫なの?」「悪いことをするんじゃないの?」となかなか出かけることもできず
いちいち説明をしたとしても「だって心配で…」
少しでも何かをサボろうとでもすれば「まゆがダメ人間になっちゃう!」と親は顔を真っ青にしていました。
人生の大部分を私は親を安心させるためだけに生きてきました。

ですが、こういった心配性の親が安心することって基本ありません。

毒親がどうして毒親かって、体内の毒が抜け切らないまま親になったからであるに他ならず、毒親もまた毒親による被害者なんですね。
ですから親自身の中に不安や心配という毒がみっちり詰まっているのです。そういう意味ではとても気の毒でもありますが、この手の毒親は常に過緊張の中生きています。
つまり言い換えると「毒親=心配人間」なんて表現もありですね。
自分自身の不安がとても強いがために、子供が成長していくのをじっと見守るということが彼ら彼女らはとても苦手です。

そういった親がほぼ100%使う言葉がこちら

「あなたのためを思って」

これね、騙されちゃダメです。
嘘です。子供のためなんて一切思ってません。自分のために心配しているんです。
もちろん潜在意識の部分になりますから親は本気で子供のために心配していると思っていますし、子供自身もそう受け取るのも無理もない話なのですが…
でも、「自分が辛くなりたくないから、子供には絶対失敗してほしくない…」という意識から干渉するようになるのです。
でもそうなってくると、親も子供も不足部分にばかり目が行くようになってしまいます。
「僕は定職に就いた、けれど結婚していない」とか「80点とれた、けれど20点がとれなかった」とか…
これってものすごく精神的コスパが悪いですよね。

親が日常的に心配を子供に垂れ流したりぶつけてしまうと、子供は無意識に「プレッシャー」と「でもあなたには無理かもしれない」という大きな負担を抱えることになります。
(二つの異なるメッセージ、ダブルバインドと言います)
そうなってくると「うまくできれば私には価値があるけど、うまくできなかったら…」につながり、子供も無価値感を持ってしまうんです。

私も必死で親を安心させようと生きていた頃、一番に抱いていた気持ちは「私は親に信用、信頼してもらえない」という無価値感でした。
それを埋めるために、親を安心させるためだけに頑張りましたが、それって栓の抜けた浴槽にお湯を溜め続けるようなものなんですよね。
だったらその労力、親でなく自分のために使ったほうがよほど価値があります。
お風呂を空焚きしていたら、いずれは壊れますよね。人間も同じです。

もちろん子供の心配を親がするのは当たり前です。
しかし、その心配を子供にぶつけてくるのは間違っています。

もし、私のように思っていた、「親は自分のために心配してくれていたけれど何をするにも自信がない」と思っている人がいるならば
まずその現状を認めて、自分の決定権を自分に取り戻していってほしいなと思います。
最初は自信が持てないかもしれませんが、自分で考えて自分の意志で何かを決められるようになるとそれがたとえ最初は「次の休みは何をしようかな?」といった小さなことであっても
少しずつ大きなことが決められるようになり自分の判断に自信が持てるように絶対なります。

「あなたなら大丈夫だよ!」ともう一押しが欲しいとき、それでもたまーに「ちょっと甘えて心配してほしいな」と思ったとき
いつでもお待ちしていますから、老若男女どんな人でも、いつでも相談してくださいね。

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