【令和5年大人の島留学】生粋の東京ガールが島根県・西ノ島へ
「Humans of Nishinoshima」
島に住んでいる人って何してるの？島にはどんな仕事があるの？
このマガジンでは西ノ島で暮らす人にインタビューし、
イメージしづらい離島での暮らしについてお届けしています。
・小野詩織さん
東京都出身/令和5年度の大人の島留学生
今回インタビューしたのは令和5年度の「島留学生」として西ノ島で働きながら生活している小野詩織さん。筆者の島留学生として同期でもあります！
なぜ西ノ島に来たのか、何をしていきたいかなどをお話してくれました。
小野さんのプロフィール
ーー今日はよろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします！
小野詩織です。東京都出身の22歳です。(2023年5月現在)
今は大学を休学して島留学に参加しています。
所属は西ノ島町役場・企画財政課の企画広報係です。
なぜ島留学に？
ーー詩織ちゃんは2023年1月から3月までの島体験生として西ノ島に来たとのことですが、まずは島体験に参加した理由を教えてください。
大学4回生だった2022年の12月に、23卒としての新卒の就職はしないことに決めました。
当時は既に休学中で、空いた3ヶ月（2023年1月から3月）の期間に何をしようかと考えていたんです。
たまたまインスタグラムで見たことのあった「島留学」という単語を思い出して色々と調べた結果、辿り着いたたのが「大人の島体験」でした。
ただ、最初にインスタで見かけたのは隠岐地域の島留学ではなかったし、島体験を終えた2023年の4月には復学しようと考えていました。
また、「実家を出て働く経験」を大学卒業の前にしたかったというのもあります。自分の希望が叶う条件だったので、参加を決めるのに躊躇はほとんどなかったですね。
ーーでは、3ヶ月の島体験を経て、1年間の「島留学」に参加を決めたのはなぜですか？
3ヶ月という期間は短くて、シンプルに「もう少しこの生活を続けよう」と思ったからです。1年間という期間も自分にとってはちょうどいいと感じられるものでした。今の自分にとって、「実家を離れて暮らしを楽しみつつ働く」というのは理想的で。
また、私の両親は共に東京の人で、それまでいわゆる「地方」がかなり遠い存在でした。それもあって受け入れの体制も整っている島留学という制度は魅力的だと感じました。
島に来てからの変化
ーー島に来る前と現在を比較して、何か変わったことはありますか？
自分が朝型だということに気付きました。ゲームやネットサーフィンをする時間も減り、22時頃には寝ることが多いです。
料理もするようになりました。
また、他人との比較ではなく、より自分にフォーカスを当てて過ごせるようになりましたね。
仕事について
ーー今の仕事内容を教えてください。
主に西ノ島町役場の企画財政課で、「西ノ島チャンネル」というケーブルチャンネルに関わる業務を担当しています。また、そのチャンネル内の「わがとこにゅうす」という番組の撮影・編集・ナレーションも行っています。
動画制作は全くの未経験なので、本を読んだりして、勉強をしつつ進めています！
ーーなぜその仕事を選んだのですか？
実は流れに身を任せた結果…という感じです。元々は海士町での1次産業に関わる仕事にも興味があったのですが、諸々の事情（実は自転車が苦手なそうで…）が重なり今の仕事をする運びとなりました！とはいえ、メディア関係の仕事も興味がなかった訳ではないですし、魅力的で面白い仕事だと感じています。
ーーそういった巡り合わせもあるんですね！仕事面での目標はありますか？
映像を作るスキルを向上させたいと思っています。企画段階から一人で動画も作り上げたいですね。ちなみに実はもう案は練ってあります。
また、島留学生の企画財政課・広報係の同期がせっかく3人いるので、協力して何かやってみたい気持ちもあります。
西ノ島での暮らし
ーー仕事以外での西ノ島での生活についてはどう感じていますか？
生活の質が上がりました。身の回りのこともしっかりと全て自分でするようになりましたね。以前よりストレスを感じてないからか、アトピーも良くなったし意識はしていなかったけれど少し瘦せました。
休日は興味のあるイベントに参加したり、図書館（いかあ屋）で雑誌や本を読んだりもしています。夏になったらダイビングもしたいですね。ライセンスも持っているので！
あと最近はチャイティーにハマっています！チャイティー専用の茶葉を買いました。今は牛乳や砂糖などを変えたりもしながら楽しんでいます。島留学生の同期にも振る舞いました。
島留学を終えた後は？
ーー充実した生活をされているように感じます！1年後、島留学を終えた後の予定はありますか？
ないですね。ただ、この島は出ようと思ってはいます。
自分の中ではこの島留学期間はモラトリアム的な位置付けなんです。期間が決まっているということも自分としては大事で。
けれど、ここで過ごしていく中で島にいるべきだと感じたら残るかもしれませんね。
残る気持ちが（今のところは）ない分、1年間をちゃんと過ごしていきたいです！
どんな1年にしたい？
ーーここまでお話を聞かせてもらいましたが、最後にこの1年間をどのようなものにしたいか、意気込みをお願いします！
色々なことに挑戦してみたいです。今まではやらない理由を見つけて機会を逃してしまうこともあったので、そういったことがなくせるといいなと思います。苦手意識があったり、今までならためらってしまいそうなことにもチャレンジできる絶好の環境だと思うので。
おまけ：ある休日の詩織ちゃん
08:00 起床
午前中 お掃除
12:00 島留学生とランチ
14:00 チャイティーを自分で作ってのんびり
16:00 お散歩
18:00 BBQ
22:00 就寝
休日はのんびり過ごされているようです♪
筆者より
率直な言葉で話をしてくれた詩織ちゃん。とてもチャーミングで面白いので、皆さんぜひ西ノ島に来て彼女と話してみてください！
また、西ノ島で見ることのできる「わがとこにゅうす」は詩織ちゃんが担当している部分もたくさんあるので要チェックです！！！