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オリンピック 記憶の振り返りメモ1 メインスタジアム決定まで。この特別なオリンピックで自分が思ったこと。

いつものオリンピックは、あーそろそろだなー、はじまったー、がんばれー、おわったー、という流れ。

今回自国開催って事で、かなりリアルタイムで決定から準備から色々とありました。

忘れないうちに印象をメモっておこうっと。

東京に決まった

なんだそりゃ

お・も・て・な・し、お↑も↓てなし。(手を合わせる)

まずは「超違和感」からスタート。

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画像:手を合わせてお辞儀しているイラスト

①おもてなし、は、された側が思うことで、おもてなししますよ、というベクトルで使うと格好悪い、というのが第一印象。

②一文字ずつ区切る

アクション付きで。なんですかね、初めて見たので、不思議な感覚。

③イントネーション

普通の発音でダメですか?

④合掌

普段日本人はそんな挨拶しません。外国の方がどこかで仕入れた知識でそのようにすることはあります。

こっちからやったら公式でそうやると宣伝してることになる。

違和感が詰まった強烈なワンフレーズからスタート。

決まったことに対しての正直な感想

招致に尽力した方の努力は大変だったとは思いますが、すでにこの時期。日本の社会は貧富の差の拡大や待機児童問題、人口減少、経済の低迷、なども感じてた時期。

オリンピックやってる場合か?という感想は正直持ってました。

また金かなー

日本に限らず、商業面の動きにつなげがちなオリンピック。またまた例の組織が例のように動くんだろうな、とは仕事の周辺からも漏れ伝わってきました。

おいおい、大嘘はいかんよ

既に猛暑、ゲリラ豪雨、が真夏の風物詩になってました。招致委員会の「温暖で」「スポーツに適する」は表現の問題を超えて「ウソ」でしょう。

真夏の運動の規制も学校で始まってたんじゃないかな、その時期に。

最高責任者に森氏就任

いきなり最高級の驚き。

資質、準備段階の貢献度、年齢、人間性。どれひとつとっても彼がそこにいるべき人間とは思えませんでした。

決まった経緯も説明されず。

日本ってこういう国なんだなー、という気持ちに。

メインスタジアム

昔の国立競技場は、推しチームが初めてタイトルを取ったこと、何か「(前の)東京オリンピック」のまさにレガシーと感じていたので、好きなスタジアム。

登っていくと視界が変わっていくところ、上の方の座席配置で産まれた不思議な空間、なども含めて、存在自体が好きでした。

海外には古い建物を現役で使う例は多いので、日本も「あの時のスタジアムがこんな具合に活用」とかなっていれば格好いい、とリユースに期待してました。なんせエコが声高に叫ばれるご時世でしたから。

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画像:昔の国立競技場の航空写真。レトロな感じです。

そこに、宇宙船のようなデザイン。

個人的には絵画館前の銀杏並木を含め、神宮の森が持つクラシカルな空間に、このデザインはいただけない、という感想。

どういうコンセプトを伝えたら、こういうデザインになったのか、という発注側の責任が見えないのも気持ち悪い。

こういうデザイン、というのは単体ではなくあくまでも空間の中の見た目です。

そこに森発言。仮にも心血を注いで作り上げた成果に対し、外野ならともかく中の人が言っていい言葉ではない。統括の立場にある自分の責任にもなるのに、ただの感想をダダ漏れに。品性を疑う瞬間です。

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画像:神宮の森にSF映画の宇宙船が不時着したような写真

そこからのデザイン変更。

もちろん、発注段階のコンセンサス、設計費用の負担、など、進め方のまずさやガバナンスに不安を抱く出来事でした。

エンブレム

象徴的ですね。

パクリ、パクリじゃない、はデザインにおいては線引きが難しいところもあります。

当該ロゴは、訴えた側のオリジナルデザインを見たら、自分の基準では完全アウト。偶然似てしまう、というレベルではありません。

ゲーム開発の現場感覚で、あの類似をセーフにする人はいないでしょう。

しかし、文字デザイン、というシンプルなレベルでギリ「偶然」と言えなくもない。並べてみます。

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画像:エンブレムのデザインと、オリジナルと言われたデザインを並べた

この段階で、開発の現場にいれば、やめておこう、となるレベルです。仮にそれが、神様のいたずらによる偶然だとしても。

しかし。そんな相手の事情まで考えたのに、もっと事態はひどいことになります。

数々の過去デザインの、パクリを超えたトレース、トレースすらしない完全一致の数々。こういった事例が次々掘り起こされます。

ここで、デザインはもちろんアウトですが、デザイナーとして完全アウトです。

さらに、その時の言い訳もかなりの茶番感が拭えず。上級国民の存在が表に出た瞬間だったかも。

新スタジアム

特に驚きをスタジアムに求めませんが、それなら、「あの」という歴史をうまく活用したやり方は無いのか、とデザインを見て思ったのが正直なところ。

特にいい悪いという感想はありません。

再度リユースを振り返りました。

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画像:新国立競技場の航空写真。周辺の風景に溶け込んでます。

ちなみに古い国立のシート、欲しかったなー。色々なスポーツ団体に譲渡されていることを後で知りました。オークションでもやれば、結構お金が集まったのでは?

まずは第一弾として、ここまで。

この辺りまではまだ違和感と、やっぱりね、的なところで済んだんだけど…第二弾はどうなる!?


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