ゲーミフィケーション アナログゲームも良いぞ!
ずーっとゲーミフィケーションの話をするとき、自分も頭の中に「TVゲーム」を置くことが多かったのですが、元々は電気を使わない時代から、「ゲーム」はありました。
バックギャモンは平安時代に遊ばれていた、などの記録も。
ボードゲームで知育
そーやさんの記事を拝見し、もっと広く見なくては、と再認識した次第です。
自分のWebページで展開している中では、それこそ大昔のサイコロからゲームは始まってんだよ、などと書きつつ、狭い展開をしてしまってました・・・
ただし、テレビゲームもボードゲームもゲーム、という点では同じ部分も多いのですが、違いも感じています。
ボードゲームとテレビゲームを比較してみる
ボードゲームっていいぞ!という結論を今回持っていますので、テレビゲームの悪い点を先に書いてみます。
テレビゲーム(スマホ等も含む)の悪い点
・一人で遊ぶものが多くあり、選択肢も多い
・長く遊ばせる形を目指しているものが多い
・やめさせない工夫がえげつない
というのが、自分がTVゲーム開発をしてきた経験から考える悪い点。
もちろん、商売第一ですから、ゲームとしては「良い点」でもあります。
でも、教育という観点から言えば、好ましくない要素も含まれてます。
これは好ましくないですね↑
この反対がボードゲームの良さ
・一人で遊ぶものが多くあり、選択肢も多い
→ボードゲームは多人数で遊ぶものが多くあります。
また、ボードゲームは箱から出して並べて終わったらしまう、という手順もあって、次々とメニューから別のゲームを呼び出すような手軽さがありません。
始まりと終わりがきちんとしている。
・長く遊ばせる形を目指しているものが多い
→ボードゲームは、標準的なプレー時間が明示され、それほど長くありません。
多人数で遊ぶことが多いため、それほど時間もかからない方が選ばれるから、というのもありそうです。
・やめさせない工夫がえげつない
→もちろんボードゲームもしっかりとはまって欲しい!という作りはしていますが、アナログの製品という範囲は出ません。
デジタルの場合。
アプリなどは、自キャラが死んだら、
追加の課金ボタンが出て
10秒以内なら復活!
新たな武器が手に入るぞ
的な罠を張りやすい。
アナログは箱から出してしまうまでの世界で閉じてます。
なかなか遊ぶ方も誘惑に負けないようにするのが大変です。
いずれも、全部がそうだ、ということではありませんが、ゲーム開発をしてきた自分の感想です。
もちろん、ここまで頑張るからこそ、面白いゲームが次々と開発される要因でもありますので、全否定するものでもありません。
実はテレビゲームも根幹は同じ
いわゆるテレビゲーム、スマホのゲームの開発は、PCに向かって徹夜で頑張って、というイメージを持たれてる方は多いと思います。
徹夜の方は本当あったブラックな話なのでまた別の機会に書きますが。
結構ゲームシステムを考えるとき、実際にコピー用紙に書いたり切ったりして、紙とサイコロでゲームの草案を実験することも多々ありました。
人間の心理を予想して、何をストレスに、何を開放に、ゲインのバランス、などを検証するのに、一度「ボードゲーム」を作ってみることもしばしば。
ここで面白さが見えなければ、企画をゴミ箱に捨てることもあります。
でも!決定的に違うのは
スクリーンに向かって暗い部屋で顔が青白くなってる、ということにはならなそうなところ。
家族や友人が(密には注意しながら)遊ぶ、ということがデフォルト、というのは大きいと感じています。
いわゆる、コミュニケーションが前提。
こういう点は、知育という切り口でも重要だと思います。
次は、ボードゲームに関連した話題を膨らませてみます。
まだまだ色々と書きたい記事もあります。金銭的なサポートをいただけたら、全額自分の活動に使います!そしたら、もっと面白い記事を書く時間が増えます!全額自分のため!