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デザイン思考で考える。「折り畳み傘」=折り畳み×傘。大事なのはなに?

タイトル画像:猫が大きな葉っぱを傘がわりにしてるイラスト

自分は「人とは違う」折り畳み傘を愛用してます。

それは、優先順位を考えて、結果、そうなったものです。

一体どういう判断をしたのか、どんな傘なのか!?

発想×デザイン思考、という切り口で考えてみます。

折り畳み傘の売りは?

急な雨でも安心、持ってればアクシデントにも対応できる折り畳み傘。

様々な商品が展開されています。

Googleで「折り畳み傘」と入れると、他の人の検索ワードの上位が表示されます。

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画像:グーグルで「折り畳み傘」と入れた時、上位の人が他に何のワードを付属してるか、の表示をキャプチャーしたもの

この中で、折り畳み傘そのものに関するワードを上位から見てみます。

①軽量
②ブランド
③自動開閉
④おしゃれ
⑤可愛い

やはり、軽くて、有名ブランドで、便利でおしゃれ&可愛い。持つ喜びにつながりそうです。

しかし、自分の傘を対比させて見ます。

①軽量←重い
②ブランド←無名
③自動開閉←手動
④おしゃれ←無骨
⑤可愛い←ゴツい

さて、この世間との違いは何でしょう?

デザイン思考で課題を設定してみる

デザイン思考とは、物事の考え方で、課題解決からさかのぼってデザインを固めていく方法。

傘という道具を考えた時の、自分の思う優先度をつけてみます。

解決したい課題:

①雨に濡れること
②使わない時に荷物になる
③①②を満たした上で、軽いこと

です。可愛い、デザイン的優位性、は自分の中でほぼ価値を置いていません。

自分として、上記3点が一つの指針。

それぞれを深掘りしてみる

①雨に濡れること

これはもう。何のために傘をさすのか。雨に濡れないためです。

先程度同じように、他の人の検索を見てみましょう。

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画像:折り畳み傘 濡れる、と検索した時のプラスされるワードの候補のキャプチャー

4番目ですが、「小さい 濡れる」という候補があります。実はここが自分でもポイント。

自分は雨に濡れない事を重要視します。

②使わない時に荷物になる

だからこそ、折り畳みが出来ること。自分はおしゃれバッグではなく、何でも入る大きめのアウトドア系軽量リュックを使ってますので、割と色々なものが入ります。

ただし、長いままの傘ははみ出ます。なので、手品のように小さくなるまでは求めません。

つまり、折りたためるだけでOK。

③①②を満たした上で、軽いこと

①の濡れないこと、②の折りたためること、はマストですので、それを満たした上で選べるなら軽いものは望ましいです。

ここで雨+傘というシステムを考える

雨は基本的に上から降ってくるので、それを防止するために、人間をカバーする「屋根状の物体」として機能します。

そのため、屋根の形状と面積が重要です。

形状は、基本的には骨の本数の増減で、正多角形になるのは、どの製品もほぼ同じ。

そうなると違いは面積。

つまり、「大きい方が濡れない」のです。

面積を大きくするには、基本構造が同じなら、骨の長さを長くすることが普通。

そうなると①を満たすためには「大きいこと」が重要。

それが②で折りたためるなら、これも満たす。

③はこの二つをまずは満たした中で最軽量品を選ぶわけで、ある意味必ず選択は可能。

大きい傘って?

傘メーカーのムーンバットさんが、サイズ感を解説したページがあります。

下のリンク:ムーンバットさんの、サイズの解説ページ

この中に、成人男性の一般的なサイズ感のわかるイラストがあります。

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画像:人間と様々なサイズの傘の関係がわかるイラスト

また、それぞれのサイズの使用感をまとめた表もあります。

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画像:サイズごとの使用感が書かれた表。

これによると、私が求める「雨に濡れない」という条件を満たすのは、直径で言えば100から130cm。相当大きいものになります。折り畳んでも当然大きくなる。

結論

なので、まずはデカい折り畳み傘、というものを見つけまして、これだ!となりました。

その中で…と探したら、当時この大きさの商品はだった一つ。

重いも軽いもありません。

結局、大きさ、折りたためること、という2大優先順位がカバーされたので、それを購入。

結果、ゴツい、無骨、重い折り畳み傘となりましたが、いまだにそれを愛用しているのです。

次に求める要素は、

・シワを気にせず折りたためること

です。

オシャレ、可愛いが入ってくる余地は当分無さそう。




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