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ちかごろのわかい娘と「かわいい」 こどもオレンジページnet連載第1話

こどもオレンジページnet連載第2話はこちらからよろしくお願いします↓

こどもオレンジページnetにて連載開始

note創作大賞2023で、オレンジページ賞を受賞したことをきっかけに、こどもオレンジページnetにてマンガの連載をさせていただけることとなりました。
連載は、毎月第二第四水曜日更新で、noteからの転載やリライト、新たな描き下ろしを織り交ぜたものになる予定です。
連載のPV数が伸びると、単行本化などもスムーズに実現しやすいので、ぜひ最新のものは、こどもオレンジページnetでお読みいただけるとありがたいです。
さらに、こどもオレンジページnet連載分は少し遅れてnoteにも転載します。ただ描き下ろし以外はただ転載しても同じになってしまうので、そのエピソードに関する、ちょっとした文章も添える形にしようかなと思っています。こちらもお付き合いいただけると嬉しいです。

ちかごろのわかい娘と「かわいい」

連載1話目は受賞作

やはりというか当然というか必然というか、連載1話目は創作大賞の受賞作ともなったエピソードになりました。

本当は1話目じゃなかったエピソード

実はこの話、なんと創作大賞に応募する前にSNS等にアップした段階では1話目でもなく、内容も1ページ目だけだったのです。
かわいい赤ちゃんと、その動画を見てかわいいという娘、つまり自分の過去の動画を無邪気にかわいいという娘がかわいいというかわいいマンガでした。かわいいかわいいうるさいですね。
しかし、いざ創作大賞に応募しようとなったとき象徴的な1話目が必要だろうと思い、このかわいい話に自分の思いを少し付け足して1話目にしました。

子供の成長スピードに置いて行かれる親

娘がかわいいという赤ちゃん時代の娘はもう動画の中にしか存在せず、ただそれは今の娘に幻のように連なっていて、とても不思議な気持ちになります。
さらに今の娘も、あっという間に過去になっていってしまいます。子供の成長するスピードは驚くほど速く、大人とはまるで別の時間を生きているようです。こないだまでこうだと思っていたものが、あっという間に変わっていきます。それは残像だってやつです。
親としては子供の成長を喜びつつ、日々どこか置いて行かれるような、あっという間に周回遅れになるような、少し寂しい気持ちにもなるんですよね。

弱る記憶とスマートフォン

しかも記憶力もへとへとに弱っているので、すぐ忘れちゃいます。それも寂しい。
しかし今の時代にはスマートフォンという神アイテムがあり、そこに動画や画像という形で思い出をがっつり残せるので、弱った脳のかわりに、あーこんなことあったなとか、こんなんだったなとか思いだすきっかけがあって便利だなぁと思います。

ただ

思い出=スマホってのも便利でいいんだけども、少しもやもやすると。
そこで自分なりに何か別のかたちを作りたいと思ったんだろうと思います。他人事かよ。

描く理由はあとからついてくる

というのもまずは、娘を描くのが楽しくてつい描いちゃったというのが正直なところで、あとからあとから、おれはこういう理由で描いているのかもしれん、こういう理屈もあるな、いや理屈じゃないんや、等々、色んな発見があるなぁと。

マンガ描きのはしくれとしてはやはりマンガで

それならば一応マンガ描きとしてはそれしかなかろうと、スマホから零れ落ちる何かをマンガで表現できればいいなぁと思ったりしています。

それが読者の方と、いつか娘に届けば最高だなと。

ということで少し過保護かもしれませんが
「ちかごろのわかい娘と」
皆様よろしくお願いいたします。




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