お西さん(西本願寺)公式note

浄土真宗本願寺派の本山の本願寺(西本願寺)です。「お西さん」とも呼ばれています。仏教や…

お西さん(西本願寺)公式note

浄土真宗本願寺派の本山の本願寺(西本願寺)です。「お西さん」とも呼ばれています。仏教や宗教に関するコラムやお西のお坊さんなどへのインタビューまで、お西さん(西本願寺)にまつわる情報を発信していきます! ※原則、フォロー・コメントへのお返事等はいたしませんのでご了承ください

マガジン

  • 季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」

    西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。

  • 【インタビュー】西本願寺で働く人たち

    西本願寺で働く人たちに焦点を当て、お寺にあるさまざまな仕事や行事など、働く人の視点からお寺の姿を紐解いていきましょう。

  • 【コラム】暮らしに寄り添う仏教の言葉

    私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。

  • 安永執行長インタビュー

    西本願寺の事務方トップ、安永雄玄執行長(しゅぎょうちょう)。銀行員からコンサルタント、そして築地本願寺の代表役員へというユニークな経歴を持っています。全3回のインタビューです。

最近の記事

【インタビュー】西本願寺で働く人たち/vol.6

歴史を後世に引き継ぐために。 西本願寺の文化財を守る、財産管理の仕事。仏像好きが高じて僧侶の道へ ーー僧侶になったきっかけを教えてください 私は実家がお寺というわけではなく、純粋に仏像とお寺が好きだったことからこの道に入りました。奈良大学の文化財学科で学んでいたんですが、当時は就職氷河期でなかなか就職先が見つかりませんでした。そんなときに学部のある先生が「僧侶を募集している奈良のお寺があるぞ」と紹介してくれて。その際、恩師であるゼミ担当の先生に相談しました。結局そのお寺と

    • 【インタビュー】西本願寺で働く人たち/vol.5

      声の響き、所作の一つひとつに神経を注ぎ込む お勤めに真摯に向き合う式務部の仕事式務部の役割 ーー高柳さんが所属する「式務部」は、どのようなことを行う部署なのでしょうか。 式務部は、平たく言うと世間一般でイメージされる「お坊さん」の仕事をする部署です。 西本願寺は大きな寺院ですので、実は一般企業と同じように人事部や財務部など多くの部署から成り立っています。 他部署の職員もお堂での勤行(ごんぎょう・お経を読むお勤め)や法要に参加しますが、基本的に中心となって仏事を行うのは式務

      • 【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑫「彼岸(ひがん)」

        私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「彼岸(ひがん)」です。彼岸とは文字通り、向こう岸のこと。煩悩の川を渡り越えて到達する仏の世界。今一度彼岸の意味をかみしめて、自分自身と向き合う時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。 <お坊さんから一言> 今年の夏も猛烈な暑さとなりましたね。うだるような暑い日が続くとやる気が出ず、休日はエアコンの効いた涼しい部屋でだらだらと過ごしてし

        • お西のお坊さんが推す!「夏の京都」

          夏の暑さもピークを過ぎ、暦の上では秋…と思いきや、まだまだ残暑が厳しい京都。表示された温度よりもはるかに暑く感じるのは、盆地ならでは。だからこそ、この暑さを乗り切る「涼」を感じるスポットもたくさんあります。 今回は京都のまちで暮らすお坊さんたちに、京都の夏ならではのおすすめを聞いてみました。来年の夏はあえて、京都の暑〜い夏を味わいにきてはいかがでしょうか。 鴨川 四季を通して京都府民から愛されている鴨川ですが、夏は特に鴨川沿いでゆっくりしたり、川で水遊びをして涼んだりし

        【インタビュー】西本願寺で働く人たち/vol.6

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        • 季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」
          3本
        • 【インタビュー】西本願寺で働く人たち
          4本
        • 【コラム】暮らしに寄り添う仏教の言葉
          6本
        • 安永執行長インタビュー
          3本

        記事

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑪「盆(ぼん)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「盆(ぼん)」です。皆さん、今年のお盆はどのように過ごしましたか。故郷に帰省しご先祖のお墓参りをした方もいれば、日頃の疲れを癒しに旅行をしたり、家でゆったり過ごしたり…それぞれのお盆を過ごされたことでしょう。 お盆は、正しくは「盂蘭盆(うらぼん)」といいます。 今回は「盆」の意味を紐解いてみましょう。 <お坊さんから一言> 私は実家

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑪「盆(ぼん)」

          京都の夏を楽しもう!「下京・京都駅前サマーフェスタ2024」

          西本願寺は、京都市下京区役所、京都駅ビル開発株式会社、東本願寺、興正寺と連携し、「下京・京都駅前サマーフェスタ2024」を開催します。京都駅ビルエリア、東本願寺エリア、西本願寺・興正寺エリアの3つのエリアが会場となり、各エリアと梅小路公園内を謎解きしながら回るリアル謎解きラリー「夏祭りと奇妙な古文書」を実施するほか、各寺の特別拝観など多彩な企画で下京区の夏を盛り上げます。 ※詳細な内容は、西本願寺総合案内所(お茶所)、西本願寺龍虎殿、下京区役所1階窓口、京都駅ビルインフォメ

          京都の夏を楽しもう!「下京・京都駅前サマーフェスタ2024」

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑩「根性(こんじょう)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「根性(こんじょう)」です。 もうすぐ夏の全国高等学校野球選手権大会、いわゆる「甲子園」が始まります。地方の予選から勝ち上がっても、一度負ければそこで敗退となってしまう苛酷(かこく)な戦い。きっとそこに至るまで、語り尽くせない根性物語があるのでしょう。 皆さん、学生時代に「根性を出して取り組んだこと」はありますか? 現在、一般に使われて

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑩「根性(こんじょう)」

          季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年夏号

          西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。今回は「2024(令和6)年夏号」の内容をご紹介します。 PDF版:https://www.hongwanji.kyoto/info/img/8b610ff982c8ef1a2db112b4c95021ef94f9d1ff.pdf 夏の行事と法座【8月1・2日】本願寺納涼盆踊り 開催日:2024年8月1・2日 16:00~20:40      ※小雨決行

          季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年夏号

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑨「お蔭様(おかげさま)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「お蔭様(おかげさま)」です。お世話になった人に対して感謝の気持ちを表す言葉です。あなたが今、感謝を伝えたい人は、誰でしょうか。 王舎城…インドの都市名 沙門…バラモン教以外の出家修行者 <お坊さんから一言> 私という存在は、多くの人や生物、あらゆる事物に支えられて生きることができています。食事一つとっても、多くのいのちの「お蔭様」

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑨「お蔭様(おかげさま)」

          西本願寺の魅力を可視化する “お西さんのマーケター”

          2023年から「開かれたお寺」を目指すべくスタートしたマーケティングコミュニケーションチーム。その一員としてマーケティング部門を担当しているのが、吉川 昌孝(よしかわ まさたか)さんです。今回は吉川さんの役割や、マーケターの視点から見た西本願寺についてお聞きしました。 お西さんのファンづくり ーーマーケティングコミュニケーションチーム内で、吉川さんはどのような役割を担っているのでしょうか。 一般的にはCS(Customer Satisfaction / カスタマーサティ

          西本願寺の魅力を可視化する “お西さんのマーケター”

          誰もが集える西本願寺に。ブランドマークに込められた想い

          2023(令和5)年12月にお披露目された西本願寺のブランドマーク。西本願寺の阿弥陀堂と御影堂、境内の大イチョウの葉をイメージしてつくられたブランドマークは、シンプルながらも印象に残る形をしています。最近ではHPや広報誌、煤払いで使用するタオルやうちわなど、さまざまな場所で用いられています。 このブランドマークを手がけたのは、グラフィックデザイナーのサノワタルさん。企業ブランディングや商品パッケージ、店舗の内装まで、さまざまなモノ・コトをデザインされています。サノさんと西本

          誰もが集える西本願寺に。ブランドマークに込められた想い

          季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年春号

          西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。今回は「2024(令和6)年春号」の内容をご紹介します。 PDF版:https://www.hongwanji.kyoto/info/img/onishiharu2024.pdf 【6月5〜8日】大谷本廟(おおたにほんびょう) 納骨・永代経総追悼法要(のうこつえいたいきょうそうついとうほうよう) 大谷本廟へご納骨された方、永代経のご縁を結ばれた方を対象とし

          季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年春号

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑧「慈悲(じひ)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「慈悲(じひ)」です。慈悲は、情けや哀れみを意味する言葉で、父の愛、母の愛をあらわす字でもあります。今年の母の日はどんな思いを持って過ごされましたか。 与楽…楽を与えること 抜苦…苦しみを抜くこと <お坊さんから一言> 仏さまは慈悲深い父や母のような存在であるとあらわされます。周囲のあたたかい愛情も、ついつい当たり前に感じてしまって

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑧「慈悲(じひ)」

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑦「学生(がくせい)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「学生(がくせい)」です。最近では働きながら、または退職後に学校に入学し、学生として学びを深める方も多くいらっしゃるようです。 堂僧…比叡山の常行堂(常行三昧)で不断念仏をもっぱら修める役を担う僧侶 不断念仏…7日間、昼夜不断に念仏を唱えること <お坊さんから一言> 学生の時はテストや宿題などがあるため、毎日が勉強です。その時は大変

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑦「学生(がくせい)」

          2024(令和6)年「宗祖降誕会」

          西本願寺では、親鸞聖人(しんらんしょうにん)のご誕生をお祝いし、毎年5月20日・21日に「宗祖降誕会」という法要をお勤めしています。 親鸞聖人のご誕生を祝って催される法要「宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)」 浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、1173年5月21日(承安3年4月1日)、京都の日野でお生まれになりました。西本願寺では、毎年5月20日・21日は、「宗祖降誕会」という法要をお勤めするほか、祝賀能(5月21日)や抹茶接待(5月20・21日)など伝統ある華やかな催しが行わ

          2024(令和6)年「宗祖降誕会」

          お堂をきれいに、心もきれいに。掃除を通じて自分のあり方を見つめる

          西本願寺には「念仏奉仕団」と呼ばれる清掃活動があります。戦後、荒廃した西本願寺を「なんとかお堂を守らなくては。きれいしなくては」とご門徒(信者)を中心にして自主的に清掃活動を始め、現在まで続いています。 現在は、1泊2日や、半日バージョンがあり、ご門徒だけでなく、一般の方も参加可能。阿弥陀堂・御影堂や飛雲閣など国宝を清掃するという貴重な体験をすることができます。清掃のあとは、僧侶ガイドのもと、普段は非公開になっている書院や能舞台などを見学し、ゆっくりとお茶をいただく体験もで

          お堂をきれいに、心もきれいに。掃除を通じて自分のあり方を見つめる