お西さん(西本願寺)公式note

浄土真宗本願寺派の本山の本願寺(西本願寺)です。「お西さん」とも呼ばれています。仏教や…

お西さん(西本願寺)公式note

浄土真宗本願寺派の本山の本願寺(西本願寺)です。「お西さん」とも呼ばれています。仏教や宗教に関するコラムやお西のお坊さんなどへのインタビューまで、お西さん(西本願寺)にまつわる情報を発信していきます! ※原則、フォロー・コメントへのお返事等はいたしませんのでご了承ください

マガジン

  • 【インタビュー】西本願寺で働く人たち

    西本願寺で働く人たちに焦点を当て、お寺にあるさまざまな仕事や行事など、働く人の視点からお寺の姿を紐解いていきましょう。

  • 【コラム】暮らしに寄り添う仏教の言葉

    私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。

  • 季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」

    西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。

  • 安永執行長インタビュー

    西本願寺の事務方トップ、安永雄玄執行長(しゅぎょうちょう)。銀行員からコンサルタント、そして築地本願寺の代表役員へというユニークな経歴を持っています。全3回のインタビューです。

最近の記事

【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑨「お蔭様(おかげさま)」

私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「お蔭様(おかげさま)」です。お世話になった人に対して感謝の気持ちを表す言葉です。あなたが今、感謝を伝えたい人は、誰でしょうか。 王舎城…インドの都市名 沙門…バラモン教以外の出家修行者 <お坊さんから一言> 私という存在は、多くの人や生物、あらゆる事物に支えられて生きることができています。食事一つとっても、多くのいのちの「お蔭様」

    • 西本願寺の魅力を可視化する “お西さんのマーケター”

      2023年から「開かれたお寺」を目指すべくスタートしたマーケティングコミュニケーションチーム。その一員としてマーケティング部門を担当しているのが、吉川 昌孝(よしかわ まさたか)さんです。今回は吉川さんの役割や、マーケターの視点から見た西本願寺についてお聞きしました。 お西さんのファンづくり ーーマーケティングコミュニケーションチーム内で、吉川さんはどのような役割を担っているのでしょうか。 一般的にはCS(Customer Satisfaction / カスタマーサティ

      • 誰もが集える西本願寺に。ブランドマークに込められた想い

        2023(令和5)年12月にお披露目された西本願寺のブランドマーク。西本願寺の阿弥陀堂と御影堂、境内の大イチョウの葉をイメージしてつくられたブランドマークは、シンプルながらも印象に残る形をしています。最近ではHPや広報誌、煤払いで使用するタオルやうちわなど、さまざまな場所で用いられています。 このブランドマークを手がけたのは、グラフィックデザイナーのサノワタルさん。企業ブランディングや商品パッケージ、店舗の内装まで、さまざまなモノ・コトをデザインされています。サノさんと西本

        • 季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年春号

          西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。今回は「2024(令和6)年春号」の内容をご紹介します。 PDF版:https://www.hongwanji.kyoto/info/img/onishiharu2024.pdf 【6月5〜8日】大谷本廟(おおたにほんびょう) 納骨・永代経総追悼法要(のうこつえいたいきょうそうついとうほうよう) 大谷本廟へご納骨された方、永代経のご縁を結ばれた方を対象とし

        【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑨「お蔭様(おかげさま)」

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        • 【インタビュー】西本願寺で働く人たち
          4本
        • 【コラム】暮らしに寄り添う仏教の言葉
          6本
        • 季節ごとに変わる楽しみ!「お西さんへ行こう。」
          2本
        • 安永執行長インタビュー
          3本

        記事

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑧「慈悲(じひ)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「慈悲(じひ)」です。慈悲は、情けや哀れみを意味する言葉で、父の愛、母の愛をあらわす字でもあります。今年の母の日はどんな思いを持って過ごされましたか。 与楽…楽を与えること 抜苦…苦しみを抜くこと <お坊さんから一言> 仏さまは慈悲深い父や母のような存在であるとあらわされます。周囲のあたたかい愛情も、ついつい当たり前に感じてしまって

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑧「慈悲(じひ)」

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑦「学生(がくせい)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「学生(がくせい)」です。最近では働きながら、または退職後に学校に入学し、学生として学びを深める方も多くいらっしゃるようです。 堂僧…比叡山の常行堂(常行三昧)で不断念仏をもっぱら修める役を担う僧侶 不断念仏…7日間、昼夜不断に念仏を唱えること <お坊さんから一言> 学生の時はテストや宿題などがあるため、毎日が勉強です。その時は大変

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑦「学生(がくせい)」

          2024(令和6)年「宗祖降誕会」

          西本願寺では、親鸞聖人(しんらんしょうにん)のご誕生をお祝いし、毎年5月20日・21日に「宗祖降誕会」という法要をお勤めしています。 親鸞聖人のご誕生を祝って催される法要「宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)」 浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、1173年5月21日(承安3年4月1日)、京都の日野でお生まれになりました。西本願寺では、毎年5月20日・21日は、「宗祖降誕会」という法要をお勤めするほか、祝賀能(5月21日)や抹茶接待(5月20・21日)など伝統ある華やかな催しが行わ

          2024(令和6)年「宗祖降誕会」

          お堂をきれいに、心もきれいに。掃除を通じて自分のあり方を見つめる

          西本願寺には「念仏奉仕団」と呼ばれる清掃活動があります。戦後、荒廃した西本願寺を「なんとかお堂を守らなくては。きれいしなくては」とご門徒(信者)を中心にして自主的に清掃活動を始め、現在まで続いています。 現在は、1泊2日や、半日バージョンがあり、ご門徒だけでなく、一般の方も参加可能。阿弥陀堂・御影堂や飛雲閣など国宝を清掃するという貴重な体験をすることができます。清掃のあとは、僧侶ガイドのもと、普段は非公開になっている書院や能舞台などを見学し、ゆっくりとお茶をいただく体験もで

          お堂をきれいに、心もきれいに。掃除を通じて自分のあり方を見つめる

          参拝記念&お土産を探しに、売店「法輪」へ行こう

          せっかく西本願寺に参拝に来たのなら、記念品やお土産を買って帰りたい…そんな方のために阿弥陀堂の北側にある伝道本部の1階に売店「法輪(ほうりん)」があります。西本願寺でしか買えないお菓子やキーホルダーなどの小物類から、色や大きさの異なるお念珠(ねんじゅ)や、仏事の際に必要な仏具までさまざまな商品があります。今回はその中でもイチオシ商品をご紹介します。 西本願寺限定グッズ お土産の中でも、やはりお菓子やお漬物など食べて京都を感じられる食品は人気商品。その中でも西本願寺とゆかり

          参拝記念&お土産を探しに、売店「法輪」へ行こう

          【インタビュー】西本願寺で働く人たち/vol.4

          70年続く伝統「念仏奉仕団」を守り、伝えるーー僧侶になったきっかけを教えてください。 実家は山口県熊毛郡のお寺で、祖父も父も僧侶です。私は田舎で暮らすのもお寺を継ぐのも嫌だったので、高校を卒業したら東京に出たいと思っていました。もしかしたら、周囲から「どうせお寺継ぐんやろ」と思われていることや、友達とは違う家庭環境にコンプレックスを感じていたのかもしれません。 父には「早稲田に受かるなら東京に出てもいい」と言われたんですが、不合格で。京都なら出てもいいと言われたので、立命

          【インタビュー】西本願寺で働く人たち/vol.4

          仏教本を通じて、こころや考えを豊かに「本願寺ブックセンター」

          西本願寺の安穏殿1階にある「本願寺ブックセンター」では、経本をはじめ、経典の解説書や法話集など浄土真宗に関する本だけでなく、仏教を題材にした絵本やマンガなども販売しています。 ブックセンターで扱うさまざまな書籍の中から、これまで仏教にあまり馴染みのなかった方でも手に取りやすい本を、本願寺出版社の川越広慈(かわごえこうじ)さんにご紹介いただきました。 江田智昭が語る お寺の掲示板入門/江田智昭(著)/本願寺出版社 最初に読むとするなら、 お寺の掲示板を紹介している「江田智

          仏教本を通じて、こころや考えを豊かに「本願寺ブックセンター」

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑥「挨拶(あいさつ)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「挨拶(あいさつ)」です。3月、4月は別れ、そして出会いの季節。学校や職場など新しい環境でスタートを切る際、まずは気持ちの良い挨拶から始めてみませんか。 【お坊さんから一言】 西本願寺の境内でも「こんにちは!」と元気に挨拶をしてくださるお子さんや、やさしい笑顔で挨拶を返してくださる方に出会うたび、心があたたかくなります。来月から新生活を

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑥「挨拶(あいさつ)」

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑤「大袈裟(おおげさ)」

          私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。 その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。 今回ご紹介する言葉は「大袈裟(おおげさ)」です。大袈裟とは、物事を実際より大へんなように言ったりしたりするさまのこと。友人や家族と話す時、ときに大げさに物事を伝えてしまうことはありませんか。元はどんな言葉だったのか、紐解いていきましょう。 <お坊さんから一言> 相手に「少しでも面白い、楽しいと思ってほしい」という気持ちから、ついつい大袈裟に話したり、行動し

          【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉⑤「大袈裟(おおげさ)」

          季節ごとに変わる楽しみ「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年冬号

          西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。今回は「2024(令和6)年冬号」の内容をご紹介します。 <PDF版>https://www.hongwanji.kyoto/info/img/415c1901077bb42ed7adb330e38a5fb5633a5d5b.pdf ほとけさまのお話 「ほとけさまのお話」では、西本願寺で行っている法話のスケジュールを掲載しています。参加費無料、お申込みも

          季節ごとに変わる楽しみ「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年冬号

          お西のお坊さんが推す!「京都の冬の過ごし方」

          身体の芯から冷える京都の冬。春や秋に比べると、観光客も少なく静かな京都のまち並み。それゆえに他の季節とはまた違った表情を楽しむことができます。今回は京都で暮らすお坊さんたちに、冬だからこそ感じる京都の魅力を聞いてみました。次の冬は、ぜひ京都の冬を味わいに訪れてみてくださいね。 <トップ画像:お西さん(西本願寺)公式X(旧Twitter)より> 静かな大原三千院 冬はとても寒いですが、いつも人の多い観光地もゆっくり散策できます。特にオススメなのは、大原三千院ですね。落葉樹

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          西本願寺で初のブランドマークとタグラインが完成!

          西本願寺では、新たにブランドマークとタグラインを策定し、2023(令和5)年12月6日に記者発表を行いました。 ブランドマークとタグラインの策定は、400年を超える西本願寺の歴史の中で初の取り組みとなります。今回は記者会見で発表された内容の一部をお届けします。 発表の場に立ったのは、安永雄玄執行長。まずは、ブランドマークとタグライン(ブランドのメッセージを端的に表現したもの。ブランドのロゴやマークに添えられる一行)を制定することになった経緯を説明しました。 「私が西本願寺

          西本願寺で初のブランドマークとタグラインが完成!