「夫妻の一方が外国人」の婚姻は減っている
人口動態調査による婚姻件数の資料です。
過去59年間の最高の婚姻数は、1973年の1,071,923件です。
2022年504,930件で、ピークからは53%減少しています。
「夫妻の一方が外国人」では、1965年4,156件から、2022年17,685件で4.3倍増加です。
過去59年間の比率でいうと、0.4%から3.5%と3.1ポイント増えています。
しかし、2006年のピーク(比率)6.1%から2022年3.5%で、16年間でマイナス2.6ポイントの減少傾向です。
59年前より 「夫妻の一方が外国人」の数は増えたように見えるが、ここ16年間の比率は減ってきていることになる。
特徴的なのは、2022年「夫日本人_妻外国人」 10,907件、 「妻日本人_夫外国人」 6,778件。
「夫日本人_妻外国人」が1.6倍多い。
日本人の男性の方が、外国人好きと言えます。
内訳は、「夫日本人_妻外国人」の70%は、韓国・朝鮮人・中国人・フィリピン人・タイ人のアジア圏です。
「妻日本人_夫外国人」の韓国・朝鮮人・中国人・フィリピン人・タイ人との婚姻は40%で、30ポイントもの差があります。
さらに、「妻日本人_夫米国人」は17%でですが、「夫日本人_妻米国人」2%と激減します。
これは、日本男性は”アジア志向”、日本女性はどちらかと言えば”欧米志向”といえます。
この統計結果によると、「夫妻の一方が外国人」の比率が減っているというのは、感覚的には意外です。
何故なら、海外からの外国人の流入(移住・旅行者)は増え、ますます外人との接触(恋愛も)の機会は増えているからです。
これは、男女ともに「婚姻なら日本人が好ましい」という傾向が強まっているとも考えられる。
また、「妻日本人_夫外国人」が「夫日本人_妻外国人」より40%少ないのは、日本女性の方が日本男性を選ぶ傾向が強いということです。
私個人の意見としては、”日本の文化を守る”という視点において好ましい傾向と思えます。
日本女性は、日本の文化を継承(伝承)する能力に、日本男性より遥かに優れているからです。
日本人の食生活、生活様式、作法、マナーなどの伝統や文化は、世界的に観ても”秀逸で独特”です。
(私は、世界24カ国200回以上渡航してきた経験・知識からも確信を持っています。)
日本女性ならば、優れた日本文化の伝承・継承が可能です。
現代は大きくグローバル化が進んでいます。
お金、物、人、情報の流れは世界的に拡大しても良いでしょう。
しかし、GDPが大きい国が”世界標準(基準)”などという古臭い概念は捨てる方が良い。
それぞれの国が「歴史、伝統、文化を守り育てながら発展する」ことこそが、真のグローバル化の目指すところであって欲しい。
追記 この投稿は、あくまでも統計的な傾向についての観察・分析・判断であり、個々人の多様性や価値観とは全く無関係です。
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