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コンビニ的”恋愛の意思疎通”での最も気をつけるべき点
電話・メールが簡単な時代は、恋愛での意思疎通というのはコンビニの便利さように気軽に行えるものになりました。
携帯電話がない時代、彼女の自宅への電話は、ほとんどの場合、両親・家族を通さなくてはいけなかった。
もしくは、何時何分に電話するとあらかじめ伝え、電話の前でソワソワしながら、ひたすら待ち続けることもある。
待ち合わせ場所も、駅前の銅像前とか誰でも分かりやすい場所で、具体的な位置まで決めていました。
待ち合わせ場所に、彼女が来なかったら1時間ぐらい待つのは当然です。
「もしかしたら、彼女に何かあったのか・・・」と考えるからです。
私の経験で、学生時代、繁華街で最高2時間待ちました。
学生の頃、実家暮らしの彼女に連絡(固定電話)する時は、本当に緊張しました。
まず、何時に電話すれば家族の団らんの邪魔にならないか、遅すぎたら失礼にならないか、お父さんが出たらどうしようか、彼女の親に「どなたですか?」と聞かれたらどう答えようかとか・・・まぁよく考えたものです。
私の場合、過去の彼女のお母様方には評判が良かった。
「声が素敵ね」といって、当時のお母様方に気に入って頂けたからです。
それはそれで、電話し易くなるものです。
当時は、彼女に電話連絡するだけで、誰と付き合っているかがバレてしまいます。
その点、平成・令和の恋愛は、親も把握できなくて全く謎に包まれたものです。
恋愛での1番大切なコミュニケーションが簡単に気楽に出来ることは、最大の利点でしょう。
しかし、コミュニケーション内容がよく考えられたものでなくなりがちです。
つまり、その時の感情や気分のままに、会話しがちにもなる。
あるいは、相手の”状態”を考えないで、自分の都合で連絡しがちになります。
また、中身のない会話が永遠と続くことにもなります。
もちろん、男女のコミュニケーションは意味がなくても内容がなくても大切かもしれませんが・・・。
続く時は調子いいが、続かない時には不満や不信の原因にもなり兼ねません。
かつてのように、彼女へ電話(連絡)をするという”壁”が取り払われると、恋愛のコミュニケーションはとても安易になる。
しかし、本来の恋愛への”情熱”というのは、そういう壁を乗り越える努力そのものです。
そういう壁が、彼女への気持ちを高め、彼女との会話の時間が大切に思えてくる。
彼女への電話の時は、手短に用件を伝えようと、話す内容も用意していたものです。
「好きです」なんて電話で告白する時などは、何の話からスタートして、どのタイミングで告白しようとまでストーリーを熟考します。
メールの文章は削除しない限り永遠に残ります。
例えば、私個人は、メールでは決してケンカ・文句の文を書きません。
どうしても言いたい否定的なことは、電話か直接会って伝えます。
相手の反応を見ながらの方が正しく伝わるからです。
何よりも、後日に話すとなると”怒り””苛立ち”などの気持ちも冷めるという大きな利点もあります。
その便利なメールは、恋愛のコミュニケーション手段として、NTTドコモの1999年2月のiモードメール開始から始まりました。
20数年しか経っていないのですから、どんどん変化して長い年月をかけて、ルール化や習慣化されていくのでしょう。
ちなみに、日本の手紙の文化は平安時代(1,000年前)からです。
この頃、貴族の間では和紙に文字を書いて送ることが盛んになった。
それまでは、木簡が使われていた。
悠久の時を超え、手紙の書き方や作法が整ってきたのです。
「恋愛会話のコンビニ化」は、スマホ文化の最大の負の部分です。
「いつでも話せるから、今でなくてもいいじゃない」という考えも芽生えます。
そういう考え方は、次第に「めんどくさい」「後回し」という気持ちに発展していくことにもなりかねません。
あるいは、「すぐに(電話に)出ないと行動がおかしい」「直ぐに既読にならないから誠意がない」という考えにもなります。
そうなると、出ない事や読まない事が”悪いこと”のようにさえ理解されてしまう。
スマホの直接的で気軽なコミュニケーションの欠点を理解した上で、男女の会話の”あり方”をもう少し丁寧に考えていくことが大切になっているようです。
恋人同士、夫婦間のメール・電話での意思疎通の決まり事を話し合うのも有効なのかも分かりません。
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