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乳製品は、日本人の85%が消化出来ない 〜栄養学は歴史からも学ぶと良い〜

日本人は、牛乳製品は食べない方がいいのだが、健康と食生活は個人の判断です。

牛乳の一番の問題は、糖が入っていることです。

ラクターゼが入っており、授乳期に必要な成分です。

ラクターゼとは:乳糖(ラクトース)を分解するための酵素(こうそ)をラクターゼといいます。牛乳に含まれている乳糖は2糖類の糖質で、2つの単糖類(ガラクトースとグルコース)から構成されており、乳汁にゅうじゅう以外には自然界に存在していません。

中央酪農会議資料より

牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるのは、牛乳中の糖質である乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が少ないか、働きが弱い為です。

日本人は、歴史的に牛乳を食べる習慣がない。

日本人の85%以上がラクターゼで消化出来ない。

白人は85%が消化出来る。

という全く逆の結果が、最新の科学的に証明されています。

簡単な言い方をすれば、”米と味噌汁”と”パンと牛乳”の食文化は、全く違うのです。

そうすると、小学校の給食は、パンと牛乳でない方がいい。

パンと牛乳になったのは、1955(昭和30)年5月のことで、それから70年間です。

アメリカの高度な小麦戦略による戦後の食生活改善運動で主食を米から麦・牛乳への大転換が意図的に行なわれ、米国側に押し付けられたものです。

本当の栄養学は、日本人の歴史を学ばなくてはいけない。

栄養学とは:人間の身体をつくり、エネルギーの元となる「栄養」について研究する学問です。 主に、管理栄養士を養成するための研究分野で、人間の健康と食物の関係を科学的に解明します。 食物から得られる栄養は、人間にとって不可欠であり、栄養の不足や極度の偏食は、健康を損ね、病気の原因にもなります。

大学辞典WEBより

現代の栄養学で問題なのは、「”人間”の健康」という普遍性を持たせることです。

健康は、民族ごとに、食文化ごとに、生活環境ごとに、歴史的な違いがあります。

つまり、5万年の歴史から「日本人の健康」としての栄養学を考えなくてはいけません。

飛鳥時代(6世紀終わり)から日本人は牛乳を摂るように努力したという史実があります。

当時、国策として、牛乳とヨーグルトでタンパク質を摂らせようとした。

しかし、どうしてもほとんどの人が体調不良になった。

そのために牛乳とヨーグルトは普及することなく、日本人は牛豚も食べないので、鳥と魚で動物系タンパク質を摂った。

そうして、鎌倉時代(12世紀)には牧場も無くなった。

そうした歴史的な経緯から、ヨーグルトに代わる発酵食品は、大豆系で摂るという食文化が確立されます。

つまり、味噌、醤油、納豆などで摂るように変わった。

日本人誕生の5万年前の旧石器時代には、主に狩猟によりシカ、ナウマンゾウ、ノウサギなど野生の動物が食された。

約1万年前の縄文時代になると人々は採集することが増えた。

食事の中心になったのは木の実やイモであり、クリ、クルミ、ドングリ、ヤマイモ、マメといったものである。

稲作もこの時代です。

食は日本の長い歴史から学ばなければ、日本人の健康に良いと考えられる、本当のことは分からない。

ましてや、欧米人(白人)の健康情報・知識を日本人に当てはめてはいけない。

健康とは、最新の科学により解明されると同時に、民族の歴史から学ぶ事が必要です。

追記 個人的な事ですが、私は30年間以上牛乳は飲んでませんが、何ら健康上の問題はありません。確かに、子供の頃、牛乳を飲むと、いつも下痢していた事を思い出します。

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