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同じ床の上 老婆のカスタマーハラスメント
いや、先日、恐ろしさのあまり
震えたことがありまして。
息子が人を傷つけて、警察沙汰になり…
わたしは、
「誰かをかばっているんやろ?
本当のことをゆうて!」
と必死に叫ぶも、
「俺がやった」
と。
そんな
夢
を見ました。
夢かーーーい!
恐ろしくてもう一度目をつぶり、
なんとかハッピーエンドになるように
話を作り直し、無理やり夢の続きを考えて、
目を開けました。
夢には潜在意識が宿ると言われますが、この夢の奥にあるものはなんだろう。
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こわごわ検索してみると…
この夢の潜在意識は、
「何かに恐れている」
えっ?
思いあたる節は、
ある、
かも、
しれない。
わたしは82歳の実母と「半同居」
をしていまして、その「半」という意味は、二重生活です。
四国に住む母が、以前から、自分の「老い」の不安のためにわたしとの同居を懇願していました。
わたしと夫は関西に住んでいて、去年、夫が「前立腺がん」の手術をしましたし、関西での仕事もある。定年までは、やめられない。
わたしが老いた母との同居をとれば、単身の夫は荒んだ生活を強いられる。
それとも、老いた母の願いを見捨て、このままひとりで暮らしてもらうか、
はて、どうしたもんかのぅ、と悩んだ挙句、ひとつの結論を出しました。
わたしは、「二重生活」を選択したのでございます。
数ヶ月ごとに母の住む四国と、夫の住む関西を行ったり来たりするのです。
パンパカパーン
名案だわ。うふ。
わたしは去年夏から数ヶ月間、四国の母と同居していました。
その後、関西に舞い戻り、夫とふたりの生活で、現在わたしは関西人。
んで、
また、四国の実家に戻る日が刻一刻とせまっています。
これがその、「恐れ」
ではなかろうかと。
四国の母の元に戻るのが
こ、わ、い…
なぜ、怖いかって、
母は自分の価値観が世界の標準だと思っている人でありまして、
それは、もう、数々のレジェンドを持つ人物であります。
さて、数あるレジェンドの中のひとつを。
同居をはじめてしばらく経ったある日。
わたしは、買い物を終えて玄関のドアを開けようとしたところで手がとまりました。
何やら、玄関先で母が怒っている。
怒られている人は、某レンタル会社の若い男性。
「あんたの会社のために言っとるんよ、どう考えても、おかしいやろ?」
ってなことを
約2時間、
同じことを繰り返し、繰り返し言い続け、文句をいう母。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71470325/picture_pc_68a16649e2f3ebf7f346e925affc7bb1.png?width=1200)
レンタル会社の若いにいちゃんは、
「はい」
「はい」……
と頭を垂れたままです。
後で知ったがこういうのを
「カスハラ」というらしい。
カスタマーハラスメントよ。
つまり、
お客様モンスター
「滓ハラ」やん…まるで。
人間のカス…
(ひとりごとです)
レンタル会社のにいちゃんが可哀想になるも、ここでわたしが何か言おうもんなら余計に話がややこしくなると、じっと耐えておりましたら、
「にみり!ちょっと来て!
この話、聞いて!」
と言われ、震える足を叩きながら(大袈裟)話に加わり、冷静に双方の話を聞くと、単なる両方の勘違いから生まれた歪みであることが判明しました。
そして、見事に問題を解決したのであります!
わたしは「凄腕仲裁人」みたいな肩書きを自分に与えて、ドヤ顔になっていましたが、
レンタル会社のにいちゃんが帰った後に、母がわたしに言ったひとことが
キョーレツ。
「あんたが、アタシの味方になって一緒にあんにゃんに攻撃してくれると思ったのに!
アタシをコケにしてからに!」
と
シクシク💧
いやーーーーー。
わたしの肩書きは
凄腕仲裁人では
ない。
単なる「老婆いじめ人」になりました。
はじめからの二重生活の約束も、いつのまにやら、母の中では、「にみり四国永住」にすり替わり、わたしが関西に帰ると言ったひにゃ、
「こんな仕打ちをしてからに!ひど過ぎる!」
と言われたんで、
「わたし(にみり)の夫も掃除洗濯、ご飯の支度を仕事しながらひとりでやるんやで。だから寝不足になったわ、と本人もゆうてたし」
って言ったんだけど、
そしたら母は、なんと、なんと、
「(にみりの夫の寝不足は)それってアタシのせい?」
ってかえされて、
わたしは、
口を開けたまま数秒間、
手足の動きも止まりました。
てなてなわけで、
怖いんですな。
わけわからん
この人が…
ボケてへんで、
しかし
老いた母はそりゃ心配やしな…
母も早よ戻って欲しいとおもてるやろし。
で、
先日、
「そろそろ、そちら(四国の実家)に戻ります」
とラインしたら、
「帰ってこんでええ!」
はっ?
いや、まって、
はっ?
えっ?
そうなの…?
……………。
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