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続ける50代ダイエット。辛くてできない動きをどうModifyするか。

運動プログラムをやっていると、必ず出てくるのが Modified version。

膝が痛ければ、飛ばなくていいよとか。

インストラクターと同じようにはできず、Modify するしかないとは、恥か屈辱か。
これを7日間やれば腹が割れると書いてあるのだから、Modify したら7日で割れないということか。

と、私はよく思った。

Intensity つまり運動の難易度が、これまた極めて重要。プログラムがきつすぎると、大抵続かない。これほど意思の強い私が続かないよと言ってるんだから、普通の人はまず無理なのは間違いない。今の自分のレベルに合ったプログラムで始めないと絶対に続かない。

あー、このくらいならできるー、程度のプログラムを探そう。そして、続ける。とにかく続ける。

「56歳のダイエット。腹に縦線がうっすらと。」から。

言ってみれば、背伸びして自分の実力に見合う以上の大学を受験し、たまたま合格して大喜びで入学したが、余裕をもって入学した仲間のレベルについていくのに死ぬほど苦労するか(成績はC)、平均より上に位置できる大学を選んで、BからA-の成績を取り、今度はAを目指そうじゃないの、って奮い立つか。

苦労し続けても卒業するならいいけれど、大学を中途退学しちゃうハメになりかねない。大学と違って、運動は簡単に「中途退学」できてしまう。

ちなみに。
アメリカの大学では、転学 ("transfer") も多いし、専攻を変更することも多い。

入学してみたら思ってたような大学じゃなかったとか、
転学すると新卒で入るよりもいい大学に入りやすいとか。
専攻を決めないで ("undecided") 入学するってのもあり。

だから。
どのくらいの難易度の運動プログラムを選ぶかに注意して、ちょっとキツイかも、という程度のプログラムを Modify して続けていく、そうやって「続けられる」プログラムを自分のモノにすることが、大切だと思う。

腹筋を鍛える動きには、首を持ち上げると同時に足を持ち上げて、というものが多いのだが、私はとにかく首が痛くなり、それが嫌なばかりにそういう腹筋を避け続けた時代があった。

実際、あの腹が割れまくりの脳天気なオーストラリア女の "Shredded Abs" プログラムのコメント欄に、「腹が割れるんじゃなくて、首の筋肉が割れる」とあって、あまりの共感に泣いた。

ビデオでは、ちゃんと Modify の方法も紹介されている。
 
例えば、床に両手をついてその上に座り足をあげてくの字になる。上半身を後ろに倒していき、お腹にぐぐっと感じるところで止める。この体勢でバタ足をする。バタ足する位置は床に近ければ近いほどいいが、辛かったら角度を変えていいし、お尻の下ではなく背後に両手をついてもいいとも腹割れ豪女は言う。

が。私はといえば、両手をついても首が痛いから、両手で首を抱える。足の角度は低くても大丈夫だ。腹筋やってるってのに、とにかく首が一番の問題。まじで、首の筋肉が割れそうになる。

マリネスのプログラムでは、仰向けになってやる腹筋はすべて、頭は床におろしている。だから、頭を持ち上げなくても腹筋は鍛えられる、ということだ。

Dead bug という動き。仰向けになり膝を90度に曲げて両足を交互に伸ばし、両手も交互に動かす。腹割れ豪女の頭は浮いているが、マリネスでは頭は床に落ちている。

だから。私はできるところまで頭をあげ、つらくなったら床におろして、続ける。今日は30秒できたから、1週間後には40秒にしたい、と奮い立つ。A- から、Aを目指す。

同じように、あのPilatesの定番の動き "100s"。仰向けになり両足を90度に曲げる。首をあげて上半身を浮かせ、両手を床に並行にパタパタと上下に動かす。これを100回(200回300回….)やる、というものだ。

私がこれをやると、痛くなるのは腹筋じゃなくて首だから、まずは正しいフォームでやる。必ず痛くなるから、そしたら右手で首を抑え、左手をパタパタする。左右均等にしたいから、途中で手を入れ替える。できそうだったら正しいフォームに戻る。いずれ、正しいフォームだけでできるようになるだろうと思う。

さて。
飛ぶところで、飛ばないという Modification がよくある。マンションで階下の人に迷惑にならないようにというのもあるが、私の場合は飛びすぎると着地のインパクトで膝が痛くなる可能性が高い。もちろん、飛んだ方がカロリー消費は高いわけだが、息がつらくてできないんじゃなくて、怪我しないために飛ばない。

同じプログラムをやり続けることのメリットは、自分の進歩が手に取るようにわかることだ。最初はあんなに辛かったのに、なんか楽になってきたよ、と感じることのできるプログラムを選んで、続ける。

私はジムに所属してクラスに参加するというのが嫌いである。出かけていくだけでも億劫だというのに、毎回何をするかわからない。何をさせられるかわからない。が、毎度毎度同じことをやるのが嫌だという人もいるだろうし、毎回何をするかわからないことこそにワクワクして、ジムに行きたくなる人もいるだろう。

宅トレがいい、と思う人は「体重よりも体型」ダイエット・マガジンをフォローして、一緒に頑張りましょう。

ちなみに。10日で下腹が引っ込むと謳っている、あの腹割れ豪女の8分プログラム。10日間コミットしたけれど、下腹はまだ引っ込んでいない。当たり前だ。7日で腹が割れると謳った10分のほうは、20日間を超えたが、タテには割れかけてるけれどヨコには割れていない。当たり前だ。

でも。私は毎日ちゃんと続けている。続けられている。
そして。縦横に割ってやろう、なんてことは思っちゃいない。



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