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冷たい部屋でずっと蹲ってるのは誰の幸せも見たくないからだ。また何にこんな、お金を使ったの…
もしもきみが神様だったら、一体何を願ったかな 願われるのはもうこりごりですって そんなこと…
どうにもこうにも 難しい世の中になってまいりましたね 行き場のないコンテンツ 指をさされて…
木立 まだ終わっていないのだ、というのは探偵の台詞だと思っていた。山には、もう林間学校…
なみだ、を 流すようなひとにはなりたくなかった わたしの涙が夜空を割って 誰かの願いを背負…
嘘を吐くのが苦手です。 口からでまかせを言うのは得意なのに、それを嘘を認識するとてんでだ…
泣くほどこの世界が嫌いになってみたかった。自分ではどうしようもないことなんだって、朝のニュースを見てベランダから花束を放り投げるような、そういうひとになってみたかった。きみが知っているぼくのこと、みたいに。誰でも出来ることが、ぼくにとっては死ぬほど難しくて、本当のところは死ぬよりも簡単だけれど、死ぬ方がずっと楽であるみたいなことを、言ってしまいたくて、逃げたくて、逃げる場所もなくて、いつだって踏切の音を聞いている。 この耳の底には海がある。 きみが、ぼくが、生まれた海を、きみ
誰もいない世界のことが嫌いだ、 だってそれは誰の所為にも出来ないということだから 夜の空は…
梢 小鳥は囀るもの 餌場、天気、番の居場所、 そして、敵のこと 小鳥は囀るもの その囀りに罪…
おしゃべりをしよう、誰が誰だか分からなくなるまで。嘘しか吐けないこの指が、この冬に凍てつ…
この町には神様がいる。その神様というのはとんでもなく非道いやつだ。わたしはそのことをよ…
初めて彼を見た時、幸福という名が人のかたちを取って座っているのだと思った。 それを衝…
褒められないこどもだった。 頑張ったね、と言われないこどもだった。 それは今にして思…
嘘ばかりの君との会話は 毎日まいにち ああ 疲れてしまうな 春の下り坂 いつかの夢を見ていた 君は美しい 転がるような言葉たちが 何処までも行ってしまう 後ろ姿ばかりが 目に灼きついて仕方ない 旅をしていく 行く宛も分からないまま 僕らは頭上の星を探す 愚かなメトロノーム 砂浜に ついた足跡 嘘ばかりの君が笑って 繰り返しくりかえし ああ 飽きてもこないな 思い出ばかりだ いつか愛せるように 物語の主人公に 重ねてかさねて ああ なりたかったくせに 忘れないでよって