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いつまでも夢であれば良かった

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散文とか
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記事一覧

冬と雑踏

冷たい部屋でずっと蹲ってるのは誰の幸せも見たくないからだ。また何にこんな、お金を使ったの…

鉢古
1年前
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終電の街の吐瀉物

もしもきみが神様だったら、一体何を願ったかな 願われるのはもうこりごりですって そんなこと…

鉢古
2年前
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イノセンス

どうにもこうにも 難しい世の中になってまいりましたね 行き場のないコンテンツ 指をさされて…

鉢古
2年前
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夢日記まとめ -22/06/23

木立  まだ終わっていないのだ、というのは探偵の台詞だと思っていた。山には、もう林間学校…

鉢古
2年前
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ほしのこどもたち

なみだ、を 流すようなひとにはなりたくなかった わたしの涙が夜空を割って 誰かの願いを背負…

鉢古
2年前

どれが傷ですか。

嘘を吐くのが苦手です。 口からでまかせを言うのは得意なのに、それを嘘を認識するとてんでだ…

鉢古
2年前
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海底

泣くほどこの世界が嫌いになってみたかった。自分ではどうしようもないことなんだって、朝のニュースを見てベランダから花束を放り投げるような、そういうひとになってみたかった。きみが知っているぼくのこと、みたいに。誰でも出来ることが、ぼくにとっては死ぬほど難しくて、本当のところは死ぬよりも簡単だけれど、死ぬ方がずっと楽であるみたいなことを、言ってしまいたくて、逃げたくて、逃げる場所もなくて、いつだって踏切の音を聞いている。 この耳の底には海がある。 きみが、ぼくが、生まれた海を、きみ

no name

誰もいない世界のことが嫌いだ、 だってそれは誰の所為にも出来ないということだから 夜の空は…

鉢古
2年前
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閉幕

梢 小鳥は囀るもの 餌場、天気、番の居場所、 そして、敵のこと 小鳥は囀るもの その囀りに罪…

鉢古
3年前
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端喰

おしゃべりをしよう、誰が誰だか分からなくなるまで。嘘しか吐けないこの指が、この冬に凍てつ…

鉢古
3年前
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かみさまのこども

 この町には神様がいる。その神様というのはとんでもなく非道いやつだ。わたしはそのことをよ…

鉢古
3年前
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人は皆、観客のままでいたいものである。

 初めて彼を見た時、幸福という名が人のかたちを取って座っているのだと思った。  それを衝…

鉢古
3年前
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氷の涙

 褒められないこどもだった。  頑張ったね、と言われないこどもだった。  それは今にして思…

鉢古
3年前
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嘘ばかりの君との会話は 毎日まいにち ああ 疲れてしまうな 春の下り坂 いつかの夢を見ていた 君は美しい 転がるような言葉たちが 何処までも行ってしまう 後ろ姿ばかりが 目に灼きついて仕方ない 旅をしていく 行く宛も分からないまま 僕らは頭上の星を探す 愚かなメトロノーム 砂浜に ついた足跡 嘘ばかりの君が笑って 繰り返しくりかえし ああ 飽きてもこないな 思い出ばかりだ いつか愛せるように 物語の主人公に 重ねてかさねて ああ なりたかったくせに 忘れないでよって