メソメソするのは疲れるやん
よく失恋から立ち直るのに「泣く」ことはとても効果的だと言われています。
失恋ソングを聴いたり、映画を見たり、思い出を思い返してみたり・・・。思い切り泣いて発散すると次のステップに行けるようになる
・・・というベタな励ましです。
私も元彼と別れた後、職場の人から「中島みゆきとか聴いて思い切り泣いたらいいやん」と言われたのを覚えています。たしかに辛い別れをしました。けれど私はひねくれてるので、「何を他人事だと思って」としか思いませんでした。
そのあとパニック障害になり、泣く機会も増えていきます。
その時に流した涙は「悲しい」「さみしい」よりか、「苦しい」「助けて」の意味に近い涙だったと思います。
「泣いたらすっきりして前に進める」を信じてる方には大変申し訳ないし、これは私の感触でしかないのですが、泣いても私は疲れるだけなんです。
ものにもよりますが、心の病は私の場合、
泣くことで癒されるような傷ではないからかもしれません。
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よく泣いていた私に友人が言ってくれた言葉があります。
「泣くことはいいことかもしれんけど、めそめそするのって疲れるやん。私も泣くことはあるけど、自分を悲しませてくる人や物に対してイライラするだけやわw」
私が泣いても泣いても前に進めない理由がまさにこれ。
去年の夏、パニック発作に怯えて、帰宅したらすぐに布団にもぐりこみたくさん泣きましたが、確かに泣いても疲れるだけでした。
出かけられない自分に対して許せなかったので、自責の念も強かったです。
苦しかったあの時間は戻りたくもない地獄の日々です。
今でも何らかのスイッチが入ってあの頃に戻らないか、常に警戒して過ごしています。
パニック障害になった私に違う友人がこう言いました。
「パニックなんてすぐ治るっしょ。花粉症の人が花粉のない場所に行けばいいのと同じ」
・・・こちらはなんとも短絡的ですが、確かに一理ある気がします。
当事者の私はこの病気に絶望して、本やネットで洗いざらいパニック症のことを読みあさったり、どんどん怖いものだと思い込んでいました。
けど実は簡単な話なのかもしれませんね。
さて今日も自粛期間です。
朝公園でラジオ体操をしました。とっても空気が美味しかった。
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