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低糖質ダイエットのわな

私が足繁く通う、愛するGOLD'S GYMでは、来たる8月1日のボディビル 選手権に向けて、選手の方々の身体が物凄いことになってきております。

あの身体になるまでどんな道のりを経てきたのだろうかと、尊敬します。

そんな中、先日、私の職場(病院)で糖質制限ってどうなの?

という話になりました。

私は、課長に、以下のように説明しました。

間違っていたら、ご指摘ください。


低糖質ダイエットは、痩せるけど筋肉もなくなるよ。

っていう話。

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ヒトが生活するためのエネルギーは主要三大栄養素から賄われていて、

それは、糖質・タンパク質・脂質として摂取されて、グルコース・アミノ酸・脂肪酸まで分解されてからエネルギー生成過程に入っていく

らしい。



日常生活の中で一番よく使われるのが、酸化系(クエン酸回路)という代謝過程で、酸素を使ってエネルギーを作り、二酸化炭素と水を外に出していくっていうやり方。

これは、細胞質内のミトコンドリアの中で行われています。

グルコース・アミノ酸・脂肪酸の3つの物質は結局、アセチルCoAに収束します。

それに、オキサロ酢酸が結合してクエン酸になります。

そこから、エネルギーを作っていきます。

クエン酸は、炭素が6つある化合物なので、4炭素化合物のアセチルCoAと2炭素化合物のオキサロ酢酸を足して作られるということです。

ミトコンドリアの中で、クエン酸は2つの炭素を二酸化炭素として放出して、再びオキサロ酢酸に戻っていきます。

そして、アセチルCoAと結合して、再びクエン酸回路に入っていきます。


つまり、食事の目的は、アセチルCoAとオキサロ酢酸を作り出すことと言えます。


ここで、オキサロ酢酸はどこから作られるのかというと、

グルコースが分解されて、アセチルCoAとなる際に、オキサロ酢酸も作られるのです。

オキサロ酢酸は、脂肪酸の分解では作られません。

アミノ酸からは、血糖値が下がり、糖質由来のグルコースだけでは補きれない際に、肝臓で糖新生される糖原性アミノ酸が分解されオキサロ酢酸を作る事ができます。

ここで、本題の「低糖質ダイエットは痩せるけど筋肉もなくなるよ」

という話に戻ると、

全ての栄養素の代謝に必要なオキサロ酢酸を、糖質由来のグルコースが少なくなると、タンパク質を分解して糖(グルコース)を作る必要があるので、筋肉が分解されてしまうという事です。


痩せるのは、痩せるけど、筋肉が落ちていくのはなんかやだですよね。

筋肉を落とさずに痩せることって、めちゃめちゃ難しい。

自分にとって、ちょうどいい糖質の量を探していきたいな。

余談ですが、クエン酸は運動後に摂取すると、筋の分解を抑えます。

選手の皆様に感化されて、自分がどこまで大きくなれるのか、試行錯誤してみます。


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