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【読んだ】多数決とジャンケン

おすすめ度 ★★★★☆

子どもにも大人にもオススメ

面白かった!
小学校4年生くらいから読めそうな、やさしい文章とわかりやすい例で、ものごとの「決まり方」を解説してくれます。

多数決=民主主義じゃない

多数決ってあまり好きじゃないんだけど、他に決め方が思いつかないのでうーん…ってなること多いんですよね。
じゃあ民主主義的な決め方ってなんなの?っていったら、この本によるとやっぱり最終的には多数決なんです。
ただし、【しっかり議論した上で】という条件が付きます。

多数決は数の暴力で決めるものではなく、少数意見も尊重しながら、必要に応じて案を修正しながら落とし所を決めるもの。
あたりまえのことだけど、今の国会みてると全然そうなってなくて辛い。。。
大人が見本になれてないんだなぁ。

小学生の必読書でもいいのでは

多数決だけでなく、こんな物事の決め方についてもわかりやすく説明してあります。

  • 選挙

  • じゃんけん

  • コイン投げ

  • くじびき

どういうことをしたらルール違反なのか、一見公平に見えても実は偏りやすい落とし穴があることなど、役に立つ知識が満載です。
それぞれ小学生でもわかるようなわかりやすさなのもすごい。
小5息子も高評価でした。
ほんと、教科書に載せてもいいんじゃないかというほど、社会的なリテラシーを高めてくれると思います。

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