マガジンのカバー画像

オープン社内報

28
運営しているクリエイター

#オープン社内報

日建グループオープン社内報|デザイン人生相談オレに訊け!⑥

宮川 浩 日建設計 フェロー役員 デザインフェロー SUDARE BACKDROP50代男性からお悩み相談 私もリモート会議での背景に頭を悩まされています。自宅環境が人様にお見せしたいようなものでは無い上に、予期せぬタイミングで家族が映り込んでしまうこともしばしばです。かといってバーチャル背景の不自然さ(特に顔の輪郭と背景との境界)や他の人との被りも気になるところです。セキュリティー上、家族であってもパソコンの画面は見えなくなるようにしたいとの思いもあります。こうした悩み

日建グループオープン社内報|デザイン人生相談オレに訊け!⑤

水出 喜太郎 日建設計 執行役員 エンジニアリング部門 設備設計グループ プリンシパル 冷房がなくても快適に暮らせる住宅のアイデア40代女性からお悩み相談 今年の夏も連日の酷暑となりました。気温が体温に近い猛暑日に冷房なし、とまではいかなくても、普通の夏の日の日中にエアコンを使わずに快適に暮らすためのアイデアを考えてみました。暑さを和らげるヒントは快適要素である着衣量、代謝量(活動量)、放射温度、気流を上手にコントロールすることにありそうです。 まず、真夏の自宅では、Tシ

日建グループ オープン社内報|わたしのこだわりの住まい④

白い館の主人が大切にする「縁」柄澤 薫冬 日建設計 都市・社会基盤部門 都市開発グループ(現在グループ会社である日建設計総合研究所に出向中) 地域としっかりとした関係を築くために――ご自分でビルを所有しようと思ったきっかけは何ですか? 大学院での研究テーマと、そこで得た体験が大きかったと思います。大学院ではプロジェクト型のまちづくりをテーマにしていました。たとえば福井県の三国湊では、北前船の寄港地として栄えた時期に建てられた伝統的な建築物が空き家になっているのですが、そ

日建グループ オープン社内報|わたしのこだわりの住まい③

伝統的家屋のリフォームに込めた韓国の「魂」金 銀熙(キムウンヒ) 日建設計 ソウル支店 副支店長 金 旲中(キムデジュン):改修協力 日建設計 ソウル支店長 保存地区にある韓屋を購入し、リニューアルを実施―― 事前にお送りいただいた写真等を拝見しました。とても美しい建物ですね。いろいろ教えていただきたいのですが、その前に支店長を紹介してください。 ウンヒ:キム・デジュンさんは大学時代に伝統的建築物の保存を研究された専門家です。今回韓屋をリノベーションする際、私はディテール

日建グループ オープン社内報|私のこだわりの住まい②

夫婦でつくりだす「粋」頭井秀和・野村奈菜子 日建設計 設計部門 築60年の古民家を借りてセルフリノベーション――最初に、古民家に住もうと思ったきっかけを教えてください。 頭井:二人とも日建設計に勤めているので会社に近い所がいいという理由で近場の物件を探している時に、「リノベーション可、原状復帰不要」という古い住宅を見つけました。10年前でしたので私達も体力がありましたし、仕事の上でも勉強になるだろうと思い、セルフリノベーションを前提に借りることにしました。 ―― 既

日建グループ オープン社内報|私のこだわりの住まい①

森に住む高平 芳弘 日建設計 クライアント・リレーション&マネジメント部門 ゼネラルマネージャー 本当は木工家になりたかったんです(笑)――素晴らしい自然の中のようですが、周辺環境と家との関係、また家の特徴を教えてください。 標高がなんと140mあって敷地は80坪強ですが、周囲の緑と重なって実際はもうちょっと広い感じです。また、田舎の大らかさで、家の北西側の土地(地主にはお断りし)の下刈りをして、栗の木なんかを植えさせてもらって、毎年収穫してはご近所に配ったりしています

日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス⑥

山畑 毅 日建設計コンストラクション・マネジメント マネジメント・コンサルティング部門 アソシエイト バルコニーも使うフリーアドレス風ワークプレイス我が家における自慢のワークプレイスは、①リビング内の作業用デスク、②バルコニーに設置したテーブルセットの2ヶ所となります。①は集中作業やWEB会議等に利用しています。作業性や効率性を重視し、デスク正面にノートPC、モニター、iPad、電子辞書を置き、利き手側(デスク右側)に電卓や色鉛筆、よく参照する書籍等を置いています。 その

日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス⑤

西田 徹太郎 日建スペースデザイン デザイン部門・デジタルデザイン部門代表 緑視率と雑念のワークプレイスキッチンの片隅が在宅時の仕事場です。もともとレシピ本などを開いて見るため、調理台の横に設けた、ささやかな書見台のような場所なのですが、昨年4月以降、在宅勤務が始まるや、Wi-Fi圏内でPCを広げられそうな場所が他に無く、強引にワークプレイス化しました。デスクが北向きの窓に面していて、一日を通じて安定した自然光を得られるのが強み。また、窓越しに庭木が見えるので、生産性との関

日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス④

松本 究 日建ハウジングシステム 設計監理部 lid研究所 I³デザイン室 主査 エントランス横の小さな隠れ家 自宅は2018年に都内の中古集合住宅を購入と共に一度スケルトンの状態にし、住戸内をアップデートした住環境になります。住戸内の環境を検討していた当時、既に会社では在宅勤務が可能である環境が整いつつあったこともあり、家で働いているシーンも重ねつつ、今後の家族のライフスタイルを柔軟に受け入れられる空間を意識していました。その甲斐もあり、COVID-19感染拡大に伴う緊急

日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス③

浜野 智明 日建設計 CG&DTPスタジオ デジタルクリエーター 見晴らし抜群の仕事部屋自宅建設時に「絵を描いたり何か作業をする場所が欲しいなぁ」と漠然と作ってもらった空間が想定外の大活躍。ビックリする位の田舎ですが、景色や鳥達を眺めながら気分よく仕事ができます。鳥の囀りと風の音だけでは飽きてしまうので、家族が居ない時にお気に入りのスピーカから爆音で音楽を鳴らしています。近隣への配慮はあまり必要ありません。 LANケーブルも含め全ての入力はusb-cモニタに集約され、ラッ

日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス②

中島 侑江 日建設計総合研究所 環境部門 研究員 天然のサーカディアン照明のあるワークプレイス 現在の住まいは東京の一軒家で、家族3人と猫1匹で暮らしています。ここはもともと私の実家だった場所ですが、両親が京都に引っ越すことになって居抜きの形で住まわせてもらっています。 そのため20代で住む家としては非常に広く、ありがたいことですが、やや持て余し気味です。 そんな中で私がワークプレイスとしているのはもともと父の書斎(という名の物置)だった部屋で、机正面、右側、天井の三方向

日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス①

栗山 裕子 日建設計 設計部門統括室 コンサルタント キッチンにある明るく快適なワークプレイス 私のワークプレイスはキッチンカウンターです。改めてこのワークプレイスを見てみると、オフィスではなかなかできないことを実現していると思いました。例えば、、、 植栽 今は冬なので室内に植栽がいて一緒に作業しています。夏はベランダを植栽だらけにしてその一角で作業していました。コウモリランやユーカリ、ラベンダーなど。 アロマディフューザー ユーカリやベルガモット、ゼラニウム、ティート

日建グループオープン社内報|デザイン人生相談オレに訊け!④

吉野 繁 日建設計 フェロー役員 デザインフェロー 両手が自由になる折りたたみ傘 50代女性からのお悩み相談 折りたたみ傘は、一度雨の日にさしてしまうと、濡れてカバンにもいれられないし、傘立てにもうまく納まりません。こうした折りたたみ周りのお悩みを解決するアイデアはありませんか? いつでも両手は自由でいたい 大学の卒業旅行でバックパッカーとなってから、ずーっと移動はリュックサックです。両手が空いているので、本屋での立ち読み、定期や財布の出し入れも便利ですし、スタバのコー

日建グループ オープン社内報|デザイン人生相談 オレに訊け!①

杉山 俊一 日建設計 設計部門 設計グループ プリンシパル 自宅ワークプレイスの光環境 40代女性からのお悩み相談 在宅勤務になってから、光環境が気になるようになりました。オフィスでは均質な光環境が確保されているので、快適でしたが、自宅では、時間によって光環境が変わってしまいます。だからといって、時間の移り変わりは感じていたいし、オフィスみたいな自宅にはしたくありません。何かいいアイディアはありませんか? 光は TFO-time feeling object- に合わせ