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私の職場での仕事の一つに、あるSNSを活用しての情報交換の場の設定がある。
普段はそのSNSのグループでこちらから情報を流したり、メンバーが活動状況を共有したりしている。
そして、2か月に1回、オンラインで顔を合わせる交流会を開催している。

つい先日開催した交流会で、初めて「勉強会」のような形をとった。
今までは、特にテーマを設けずに、お互いの活動状況などをざっくばらんにお話しする「座談会」と称したものを開催していた。
しかし、今回はあるメンバーの提案で、テーマを設けてのワークショップ型の勉強会を行った。

交流会への参加は希望制なのだが、今回は参加者が減るかもしれないと少し心配した。
というのも、リラックスして近況報告をする座談会の方が参加するハードルが低く、気軽に参加できると思ったからだ。
勉強会となると、参加者に「よし、いくぞ」という気持ちが必要な気がしていた。
しかし、蓋を開けてみると参加者の数はほぼ変わらなかった。

勉強会の内容は、頭を悩ませ、自分の意見を練り上げ、他者の意見を吸収しながら進めていくような、かなりのエネルギーを使うものだった。
しかし、会が終わったとき、参加者は疲れていたものの満足そうな顔をしていたし、感想の言葉も生き生きとしたポジティブなものばかりだった。
事後アンケートも長文で綴られたものが多かった。

リラックスして気持ちを分かち合う「座談会」と何かを学び取る「勉強会」。
予想以上に「勉強会」が好評だった。

今回のことで、各々の状況や思いを分かち合う会も求められているが、あるテーマを元にして頭を使い何かを学び取る会も求められているし、満足度が高いことがわかった。

苦労してでも学びを得ることに人は喜びを感じることを改めて思い知った。
楽な方に流されるより、苦労することの価値を客観的な立場で学ぶことができた。
この経験から得たことは自分にも活かしたいし、他者にも活かしたいと思った。

#最近の学び

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