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文科省委託事業制作日記⑥「にじメディア最新作第5弾作品『好き』について」

 今日は、文科省委託事業制作日記⑥「にじメディア最新作第5弾作品『好き』について」と題しまして、文科省委託事業にて制作しましたにじメディア最新作『好き』の内容と思いについて書きたいと思います。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

にじメディア最新作『好き』について

にじメディアで今年行っています文科省委託事業の内容としまして、前回まで書きました「あなたとわたしワークショップ」とにじメディア最新作『好き』の制作と『好き』の映像公開などの「にじメディア上映イベント」の主に3つの内容で行っています。今日はその中のにじメディア最新作『好き』の内容について話したいと思います。

『好き』はにじメディア「学び合い」プロジェクトと題して、出演者スタッフを募集して参加いただいた障害のある6名の出演者とスタッフの皆さんと私にじメディア齋藤で制作した作品です。

作品は3つのエピソードで1つのエピソードに2名ずつ出演しています。
今回文科省委託事業「障害者の学校卒業後の学びの支援推進事業」ということで、それぞれのエピソードの中で今回の作品でのやりたいことや目標を出演者とスタッフで一緒に考え、活動していくその活動の記録を撮影していきました。

撮影期間はおよそ2か月で収録映像は全部で24時間ほどでした。その後編集作業を3か月ほどかけてじっくりと24時間ほどの映像の中から映像を厳選する作業をしていきました。こうして56分という長さの記録映画として完成しました。制作期間は撮影前の企画~撮影~編集とおよそ半年かけた作品です。出演者と一緒に関わっている感じが体感できるように意識して編集しました。6名の方の『好き』から、きっと大切な何かを感じ取ることができる作品に仕上がったと思います。社会全体が閉塞感漂う今ぜひご覧いただきたい作品です。

次にそれぞれのエピソードを簡単に紹介します。

エピソード1興毅さんと陸さん


特別支援学校高等部のお二人は同級生で興毅さんは探究部、陸さんはバスケットボール部で活動しています。二人の対照的なキャラクターにおけるすばらしいコンビネーションが最高です。撮影の中での二人との企画会議の中で、すばらしい企画が生まれました。そしてその企画の中では東京都東久留米市をいろいろめぐりました。その中でお店パン工房モナモナさん、東京コーヒーさんのお店紹介や東久留米市の市長さんとの対談が実現しました。興毅さん陸さんのどうして市長さんとの対談が実現したかはぜひ映画本編をご覧いただきたいです!

左が陸さん、右が興毅さん ©にじメディア制作委員会

お店紹介①パン工房モナモナ
経験豊かなパン職人と障がいのある人方が一緒に働くパン屋さんです。

お店紹介②東京コーヒーロースタリーカフェ
新鮮なオーガニックコーヒーが飲めるカフェです。その場で焙煎したコーヒーの販売もしています。


東久留米市富田市長さんとの対談後に興毅さんのリクエストで記念写真の撮影をさせていただきました。

(左)興毅さん (中央)東久留米市富田市長 (右)陸さん ©にじメディア制作委員会


にじメディア齋藤も交えた4S ©にじメディア制作委員会


エピソード2もなちゃんとあみちゃん


 障害者サービスの一つ生活訓練事業所リカバリーカレッジ・ポリフォニーメンバーさんのもなちゃんとあみちゃん。
 短時間雇用のことや人とのコミュニケーションについて考えるエピソード2となっています。
 ふたりの奥底にある本質的な思いを丁寧に描くことで、障害とは何かを感じていただけたらなと思っています。
 東久留米市のハッピィ調剤薬局さん、西東京市の就労移行支援事業所ピュルエルワークさんにご協力いただき、それぞれの場所での活動の様子も収録されています。

事業所紹介①リカバリーカレッジ・ポリフォニー
障害の当事者が自分の生き方や暮らしについて、さまざまな体験や講座から学び考える場所


事業所紹介②ハッピィ調剤薬局
東久留米にある街の薬局さん


事業所紹介③就労移行支援事業所ピュルエルワーク
障がいをお持ちの方が、一般就労に向けて、必要な知識やスキルを高めるために訓練を行いながら、就職活動を進める場所です。


エピソード3春名さんと拓実さん

 特別支援学校高等部の春名さんと拓実さんお二人とも肢体と知的に障害のありますが、二人とも本当に好きなことがあり、その活動の様子を見ているととても希望が湧きあがる気持ちになると思います。どんな好きなことかはぜひ本編をご覧ください!見ないと損すること間違いないです!

左が春名さん 右が拓実さん ©にじメディア制作委員会


今日はこの辺で以上です。まだまだ紹介足りないですが、それ以外はぜひ本編をご覧いただきたいです。東久留米周辺のお店や事業所の紹介もあったり、東久留米市長さんとの対談もあったりと盛りだくさんの内容です。ひとりひとりを丁寧に描くことで鑑賞していただいた方に、いろいろな思いを映画的に体感していただけたらと願っています。中々ない貴重な体験かと思いますのでぜひご覧ください!

ここまで紹介したにじメディア最新作『好き』は、にじメディア上映イベントvol.17-20にて12/23(土)から映像公開します!

制作日記の次回は、明日投稿の予定です。
次回は今回紹介した『好き』の映像公開イベント「にじメディア上映イベントvol.17-20」の思いと内容についてのことを中心に書きたいと思います。ぜひご期待ください!

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