そらくんとたからくん2~卒業編~制作日記①「制作スタート!~続編を作ることにした理由~」

 今日は、そらくんとたからくん2~卒業編~制作記録①「制作スタート!続編を作ることにした理由」と題しまして書きたいと思います。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

「そらくんとたからくん」とは

 「働くことは生きること」のプロジェクトが終了して間もなくですが、すぐに最新作の制作に入りました。厳密に言えば、昨年の「働くことは生きること」の編集中から撮影はちょこちょこスタートしていました。今回のタイトルは以下となります。
にじメディア第四弾作品「そらくんとたからくん2~卒業編~」
です。つまりそらくんとたからくんのパート2となります。ということはパート1があったということです。
 
 まずは、そらくんとたからくんのことをご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、その説明をさせてください。
 「そらくんとたからくん」のパート1は3年前の2020年に制作されました。自閉症と知的障害のある3歳違いの兄弟の記録映画です。記録映画と書きましたが、厳密に言うと彼ら二人の記録というよりは二人の「表現」の作品です。二人の個性という「表現」を映像映画という世界で堪能いただくという作品です。つまり私の中では、「彼らの個性そのものを仕事」としてお願いしている作品です。あまり高額ではありませんが、出演料もお支払いしています。パート1では3年前で兄のそらくんが高1、弟のたからくんが中1でした。下記パート1の予告映像です。冒頭部分の抜粋映像となります。
「そらくんとたからくん」予告映像

 そして現在、パート1は上映権の販売をしています。下記上映権販売のお知らせです。
「そらくんとたからくん」上映権販売中!

 今回のパート2は、パート1の制作から2年後のそらくん高3、たからくん中3の卒業までの記録映画となります。

続編を作ることにした理由

 今回のにじメディア第四弾作品をそらくんとたからくんの続編にした理由をここでは書きたいと思います。
理由は、主に2つです。

①そらくんとたからくん同時に卒業となるため
 まずはこの理由が一番大きいです。実はパート1を制作時に卒業の時期の記録が撮影できたらとてもよいなと思っていました。そしてパート1制作終了して間もなくパート2の制作をしたい旨をそらくんとたからくんのお母さんにお話しして、快諾いただきました。支援学校高等部を卒業するそらくんと中学校支援級を卒業するたからくんの様子を「表現」することは、映画を見る方に何かを感じていただく強い力となると思ったからです。現在は撮影終了して、編集中ですがそのことは間違いなかったなと強く思っています。

②そらくんとたからくんのお母さんのこと
 パート1の作品でよくある感想として、そらくんとたからくんのお母さんの浅川素子さんの良さをたくさんの方から感想をいただきます。実際すばらしい方ではありますが、私の真意的にはそらくんとたからくんからたくさんのことを学び、弱さを表現していろんな方に頼ってるお母さんということを撮影していて感じています。今回のパート2は、お母さんにも出演いただいていますがそれ以上に、そらくんとたからくんの周りの関わっている皆様に多く出演いただきました。お母さん一人ではなく、お母さんも含めたくさんの周りの方と一緒にそらくんとたからくんと生きているということを思っています。障害のあるなし関係なく、人は一人では生きることはできないし、人の存在からお互い学ぶこともあるし助けられることもあるのかなと思っています。すべての人をとりこぼさないといったインクルーシブについて、今回のパート2はそらくんとたからくんとその周りの方との関わりを通して考えていきたいなとも思っています。

 まだまだ制作の理由はある気がしているのですが、今日はこの辺で以上とさせてください。

 制作日記の次回は、5月中旬~下旬頃に「そらくんとたからくん2~卒業編~制作日記② 撮影のこと」と題して投稿したいと思います。ご期待ください!


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