2月11日/部分ではなく生きる全体を観る
"一個の石は、
それ自体で一つのまとまりであります。
石ならば私はどこにでも置くことができ、
どこに置いても石の本質は変わりません。
一本の植物を、
私は勝手にどこにでも持ち歩くということはできません。
そうすれば、そのその植物は元の植物ではなくなります。
その生えている土地とともにあり、
大地からそれを生じさせた諸々の力とともにあり、
また大地のその場所に降り注ぐ太陽の力とともにあるときのみ、
植物の本当に植物なのであり、
完全な存在なのです。
一本の植物をそれだけ取り出して眺めるということは、
ちょうど一本の髪の毛を引き抜いて、
あたかもそれが一つの独立した存在であるかのごとくに、
その一方の毛をそれ自体として眺めるのと同じほど馬鹿げております。
髪の毛は一つの肉体機構に属するものとして
生じたのであって、
その肉体機構との関連を抜きにしては
理解することのできないものです。"
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