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家庭生活との連携と重要さvol.13

小学6年生Kくん、全12回のうち11回目のレッスンの報告です。いよいよ今回と次の2回でKくんとのレッスンはいったん終了です。にじ工房の発達支援は全12回、約3か月がワンクール。そこで一旦振り返りをし、さらに継続するか、終了してご家庭での観察を続けるかを決めていただきます。


◆どうしたの?Kくん

部屋に入ってきたときのKくん。先週と様子が違います。

入ってきてすぐに気が付きました。(何も言いませんが)

来るたびに姿勢が伸び、話し方がはっきりしてきたKくんの背中が丸まっています。視線も下向き。

「何かあったかなぁ。」


子どもの姿は周りの影響をすべて表します。

話し方、声のトーン、姿勢、目線、動作…。

子供に限らず人間は、陸の孤島に暮らしていない限り、

周りの人や出来事全ての中の関係性のなかで生きています。

子どもは特に、まだ自分をうまくコントロールできません。というか、それを学んでいる最中。言葉ではなく、日々の体験の積み重ねで、自分が一番快適なゾーンを(睡眠、食事、人間関係など)を知っていく過程にいます。


よく自己肯定感が高い・低いということが

その子の人間の人生の中で大きな影響を与えると言われますが、

それは良い面を見て、伸ばしてもらえる環境にいるのと

否定的な言葉で注意や失敗を指摘される環境にいるのとの差が

自己肯定感の高さに大きく影響を与えるからです。


「環境」とは、簡単に言ってしまえば、「繰り返し」です。

テレビやゲームや学校だけでなく、

家庭というのは子供にとって一番大きな環境です。

だから子供の本来の自分らしさをのばしたいなら、

家庭内での関わりが一番大きな影響を与えるし、

それが子供の未来を拓く鍵になることを

保護者の方にこそ、理解いただきたいと心から願います。


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