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わたしはわたし、あなたはあなた。わたしとあなたは私たちvol,10

小学6年生Kくん、全12回のうち8回目のレッスンの様子です。

◆今までの振り返り

はじめ、Kくんのお母さんからのご相談は

「姿勢がわるい」「勉強に集中できない」「小柄でもあるせいか同年代の男の子にからかわれることがある」

というものでした。その「目に見える」困りごとの背景には、発達の未熟部分が隠れています。その未熟部分まで降りていく過程は、「階段を後ろ向きに降りていく」ようなイメージを私は持っています。


例えば、足を骨折した人は、骨がくっついたからと言ってすぐに走ることはできません。一度失った機能をもう一度リハビリで取り戻す必要があります。

最初には立つこと。そして両手で支えて歩くこと…と順番があるように、発達も改善したらいきなり成績が上がる、姿勢がまっすぐなる、ということも無いわけではありませんが、その前には

・フラフラしていた足がしっかり立てるようになる

・周囲を見て自分のペースを合わせられるようになる

・両手がうまく使えるようになる

など、前段階の変化が見えてきます。


Kくんの場合、「歯の抜け変わり」が進み、背筋が伸びてきました。

お手玉の時に足が動かずにできるようになりました。


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◆自分を見た。違いに気が付いた

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