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父に会うためだけの旅

#死について考える


こんにちは!

子育てママに光を当てる

葉山おしゃれセラピスト、井川ともみです🌈


晴れたり雨が降ったり
お天気がコロコロ変わりますね。
海辺の葉山はワカメが全盛期
ご近所からいただいたりして
ワカメ三昧の日々を過ごしています。


このnoteでも何度か登場していますが
和歌山に住んでいるがん闘病中の父に会いに
またまた弾丸一泊2日の
ワンコも一緒の総勢5人と一匹でわちゃわちゃと民族大移動をしてきました。

和歌山遠いんですよぉ〜
葉山から直線距離で550キロ
Googleさんによるとおよそ7時間14分かかります

遠い、、

んですけれど
何度も車で通っているうちにだいぶ慣れました

あと初めの頃と比べて
新東名が伸びて
静岡から愛知へ入るところがスムーズになったのもあると思います
表示時間ほど長く感じなくなったのです。


今回は長女の終業式があったので
それが終わるのを待ってから向かい
大阪で前泊することに

わんこも泊まれる民泊を探して
広々快適に過ごしました♪

うちのわんこは車があんまり好きではないのですが
長旅にもだいぶ慣れたか?笑
揺れるので落ち着かない様子ではありましたが
大人しくしていました。

ほとんど吠えないし
家の中で粗相もしないので
どこかへ泊まりにいく時も本当に助かります。

いい子なんです♡ミルちゃん

泊まるところに着いて
ぐったりしている子

大阪には何度も泊まったことがあるのですが
今回は道頓堀の繁華街ど真ん中

ふらりと入ったお好み焼き屋さんが大当たりで
カウンター鉄板越しにおかみさんとたくさんおしゃべりして
おじさまグループにビールをご馳走になって
朝ごはんの筍ご飯までお土産にもらい!!

大阪!あったかい!!!

ほんま好きや〜〜〜〜♡

私はねぎ焼きにしました♪
カウンターだけの小さな店
いつもはご予約で
いっぱいだそうで
今回たまたまドタキャンあり
入れたのでした!

正直、都会のど真ん中は
こないだ行った新宿と変わらないのですが
氣というか場のエネルギーは
大阪の方が断然軽くて
体調が良くなったくらい♪

土地のエネルギーもあるけれど人のエネルギーの違いも感じました。


翌朝和歌山へ

天氣予報では両日とも曇り雨予報でしたが
なんと
両方ともほとんど雨は降らず
曇りどころか晴れていました!


大阪でも桜は満開

わんこ散歩で
うろうろした
都会の小さな公園

父は
昨年4月の終わりに
肺癌末期であることが判明してから
もうすぐ一年

医者も驚く?!

抗がん剤の効き目と副作用の少なさで
まだ生きている父

3ヶ月以上元気に生きているなんて

と医者に言われたらしいです。。

生きれる見込みないのに治療してんのかい💢

と突っ込みたくなりますけれど

いや、私は単純にすごいなぁと思うのです。

父は天才と氣ちがい紙一重(ひどい笑)の人で
人付き合いが苦手で周りに人もいないし
昔から双極性障害がひどくて
まぁ相当精神薬も飲んでいたのですけれど

きっと元来身体が丈夫なんでしょうね

毎月入院して抗がん剤治療をし
頭に放射線を打ち

年末に会った時よりも
少し痩せてしまって
急に耳が遠くなってしまっていたけれど

それでも私たちと妹家族が来たことを歓迎し
ご飯も一緒に食べて
終始ニコニコしていました。

耳が急に聞こえなくなったことに対して

耳鼻科でも診てもらったけれど
原因はわからないって
放射線の副作用かもしれない

と自分で言っていたものの

なんていうのかそこに悲壮感がないというか

抗がん剤で一回抜けた髪の毛がせっかく生えてきたのに

放射線でまた抜けちゃったよー

と笑っているし。。

私は執着がない、固執しないというのはすごく強いことなのかもしれない、と初めて思ったのです。

自然療法でこの20年生きてきた私は
治りもしないのに繰り返し抗がん剤を打つこと
対処療法的に癌を叩きのめすこと
その治療にかかるお金をみんなが税金や社会保険料で支払っていること

色々と氣になりすぎて
何度か父に私の氣持ちを伝えましたが

父は

いろんな考え方があると思うけれど
奥さん(義理母)が少しでも長く一緒にいたいというし
できる治療がある限りやるよ


言いました。

本人の選択なので私もそこは尊重します。

それでもモヤモヤすることがあったけれど

今回
父に会って

あぁ、幸せなんだな

癌だろうが、入退院を繰り返そうが
髪の毛が無かろうが
耳が遠くなろうが

父は、今、幸せなんだな、と

なんだかすごくそう感じたのですよね。

きっとなまじいろんな知識がある私の方が
頭で色々考えてしまって
あの薬はヤダとか
その治療はやりたくないとか
副作用が出たらとか
先回りして思ってしまって
きっとそこに執着が生まれてしまう

そうなってしまう

苦しい道へ自ら入っていってしまうのかもしれません。

自分の身体のことなのにどこか他人事のような
その執着のなさが
私とはまた違う次元の達観した感じというか
高次の状態のような氣がしました。

そうして今回は妹家族と総勢10名&一匹でお邪魔して大騒ぎだったのですけれど
孫たちに囲まれてとても嬉しそうな父を見て

亡くなった父の母
私の祖母が生前いつも言っていた

「いい孫に囲まれて本当に幸せ。いつ死んでもいい」

という言葉を思い出したのでした。

面倒見がいいわけでもなく
優しいわけでもない父
どちらかといえば自分が良ければいい人だと思うのですけれど

孫に囲まれている姿は本当に嬉しそうで

ただ
父に会うためだけに

往復1000キロ大移動してきて良かったと思うのでした。

長く生きることがいいわけではない

と思うし
私はやはり今の現代医学のがん治療に納得はできませんけれど

それでも
あと何回会えるかなと思いつつ
約一年
父が生きていたからこそ
みんなの笑顔と父の笑顔が見れたので

自分の狭い価値観の中だけではなく
いろんな生き方を
受け入れていくもっと広い土壌が私に必要なのだな、と感じました。

あんなに鬱と躁で苦しんでいたのに
というかあれがあったからなのか

多少のことには動じず引っ張られない父の強さを初めて感じた旅でした。

一期一会

今しかできないこと
今しか会えない人
今しか行けないところ

今年も躊躇せずに動こうと思います。





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