DX推進に取り掛かる前に、まず地図を描こう。そして社員間のイメージをすり合わせよう
お久しぶりです、日本ユニスト取締役の山口です。
当社が進めている不動産DX導入のきっかけや当初立てた計画についてご紹介した記事を公開してから、早2ヶ月が過ぎました。
第2弾となる今回は、DXがどのように始まったのか、”アナログ営業のお手本”とも言える不動産会社でITがどのように受け入れられていったのか、お話ししたいと思います。
(まだ第1弾を読んでいない方は以下よりどうぞ!)
「DX」のイメージ合わせからスタート
「DX」という言葉は、ITに精通していない人からすると、「時価商品しか置いていない寿司屋」と同じで、敬遠してしまいます。
色々と取り組む前にまず、DXに持つイメージについて社員に話を聞いてみたのですが、
・「言葉は聞いたことがある」
・「便利になりそう」
・「よく分からない」
などと、イメージレベルでも統一感がないことを知りました。
そこで私は、最もギャップの大きい「DX」という言葉の持つイメージをすり合わせる作業から始めることにしました。
DX推進の地図を描く
まず作成したのが、DX推進の地図に相当する概念設計です。
何もない状態でも、手当たり次第にITサービスを導入することは可能ですが、それはただのIT化。我々はDXを目指していたため、導入するITサービスと人とがどのように連携していくのか、ビジネスの変革までの道筋を立てることが大切だと考えました。
そこで、DXの目指すべき姿をモデル化したものを、分かる範囲でより具体的にデザインしました(下図)。概念設計をする上で、IT用語はなるべく使わないこと、IT用語を使う場合でもスタッフ全員が知っているワードのみを使うことを心がけました。
導入までのプロセスをスケジュールとともに可視化
これを読んでくださっている皆さんは、ITツールを導入するにはどのようなプロセスを経て、導入するのに何日くらいかかるか分かりますか?
SFAやMAといったワードは、デジタルマーケティングに従事したことのある人にとっては身近なワードですが、不動産の営業マンにとっては未知との遭遇。だから、導入にどれだけかかるのか、いつから使えるようになるのかが全く想像がつかない。何か月もかかるの?といった疑問が当たり前に生まれてきます。
そこで、導入までのプロセスを可視化し、DX全体のスケジュール感を合わせました(下図)。
おわりに
今回は、不動産でDX推進するために準備したことをご紹介しました。
次回からは、実際に導入したサービス&その時の苦労話を公開したいと思います。
コーポレートサイトでもDX推進についてのページを設けているので、興味のある方はぜひ見てみて下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました☺
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