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不動産DX成功の裏側、全部公開します。

初めまして。日本ユニストでDX推進を担当している、取締役の山口です。

とうとう私にも白羽の矢が立ちまして、当社が進めている不動産DXについてのnoteをこの度、執筆することになりました。
第1弾となる今回は、どのようなきっかけで当社が不動産DXを進めることになり、どんな計画を最初に立てたのかをお話ししたいと思います。

属人的な営業→DXによりチームで成果を出すスタイルへ

日本ユニストは、2018年(8期)に大規模なホテル開発事業を大阪・新今宮で成功させ、2019年(9期)よりさらに高みを目指すステージへ突入しました。

そこで、人脈や交渉術に優れた営業マンが個人で稼ぐ従来の営業モデルから、営業マン個々が持っている情報をチーム内で共有し、チームで成果を出す営業モデルへと、全社規模でビジネスの再構築を開始することに
(当時は和歌山・熊野古道の宿「SEN.RETREAT」も、通天閣近くの「Willows Hotel 大阪新今宮」もなく、事業は不動産のみでした)

これは当社に限った話ではないのですが、不動産業界はいまだにアナログな業務を続けているところが多いため、ここで業界の先陣を切ってDX化を図ればイノベーションが起きると考えたのです。

ITを活用して生産性を5倍に

顧客情報や物件情報、取引情報など個人で管理していたものをチームの資産にするためには、ITの活用が急務でした。しかし、当時はITでビジネスの再構築を進めようにも、社内には誰も牽引できる人がおらず、1人の優秀な営業マンが稼ぐモデルから脱却できずにいました
私が入社した2019年11月時点の社内のIT化の状況は、こんな感じでした

DX前の日本ユニスト

入社当時、代表の今村から私へ下されたミッションは「ITを活用して日本ユニストの生産性を5倍にすること」。ITを導入し、DXを推進するためには、まずは現場の理解、協力が不可欠です。そのため、DX推進を進めていくことを社内に周知するため、「情報戦略室」という部署を新たに立ち上げました。

事業用不動産取引を再現性のあるビジネスへ変革

ただ、当時はゴリゴリの不動産営業マンが大半を占めており、「ITなんか業界に受け入れられるわけがない」という反応もあったのです。
そこで、「DX推進のアウトカム(成果)を現場に伝え、DX推進により会社が成長することをしっかり理解してもらうことが必要だ」と、私は考えました。そして、以下のようなDX推進計画を立てました。

2019年当時のDX推進計画

日本ユニストが考える不動産DXとは・・・
属人的なつながりが優劣を決める事業用不動産取引において、属人性を排除しつつ、競争優位性を持続させていくために、物件の取得から売却までの営業マンの行動や顧客とのやり取りなどあらゆる情報をデジタル化し、再現性のあるビジネスに変革する。

おわりに

不動産DXに取り組むことになった原点について、初回は振り返ってみました。次回以降は、その後実際にどのような施策を実施していったのかや、DXによる成果などを公開していきたいと思います。コーポレートサイトでもDX推進についてのページを設けているので、興味のある方はぜひ見てみて下さい!

最後までお読みいただき、ありがとうございました✨

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