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私たちの活動が英語教材に!!

                              加 藤 麻 子

今日、驚きの嬉しいニュースが飛び込んで来た!正真正銘のBreaking Newsだ。なんと、イギリスのウェブESL英語教材に「日本の英語を考える会」の活動が取り上げられたのだ。このレベル別ニュース英語教材は、弊社が運営するスクールでも長年使わせて頂いているウェブ教材なので、この「メタ感」(和製英語です♪)といったらは半端ない!

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英語教材に!
ESL Breaking News(https://breakingnewsenglish.com/2011/201121-japanese-english.html)は、過去1週間の世界のニュースをやさしい英語に書き直して、レベル0 からレベル6まで難易度別に学べるようになっている。ガーディアン、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストはまだまだ難しいと感じる生徒さんにとって、ニュース記事への扉を開いてくれる優れものだ。

レッスンプランを作成中に、アメリカ人講師が偶然発見したJapanese English という記事は、おそらくイギリスの有力紙The Guardianに掲載された「日本の英語を考える会」の活動に関する記事がベースになっていると思われる。講師がこの教材に気付いたのは、前日にガーディアン紙の記事を授業で使っていたからだ。

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言葉に対する感受性
ESL Breaking News
のレベル3を少し覗いてみよう。最後のオチが巧みだ。
曰く、「...... 西武そごうのクリスマスメッセージが 話題になっています。"Stay Positive "と書いてあります。コロナウイルスの時期に言うべきではないとの意見が多く、"Stay Happy "の方が良いのではないかとの声が上がっています。」(翻訳DeepL)
.... Businesses also create this English. The Christmas message being used by the Seibu Sogo department store has raised eyebrows. It says "Stay Positive." Many people believe this is the wrong thing to say during coronavirus and "Stay Happy" would be better.

コロナ禍に企業が”Stay Positive”というスローガンを掲げることは、日本人の英語に対する感受性の欠如を端的に表わしている。コピーライターは、閉塞感のある世の中だからこそ「前向きに生きよう」と訴えたかったのだろうが、コロナ禍の文脈では「陽性のままで生きよう」と誤解されて槍玉に上がるのは必至だ。企業のメッセージを広告代理店に丸投げする危険性がここに潜んでいる。企業価値の低下にもつながる企業のメッセージこそ、プロのネイティブチェックが必要だ。


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(2020年11月26日)

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