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日本ベッドを語ろう

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日本ベッドは昔ながらの「宣伝下手」。「よき製品はよき宣伝也」、よいものをつくっていれば自然に皆さまに伝わると信じて長年マットレスをつくって参りました。でもこれからは、少しずつ自分… もっと読む
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#寝心地

日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その1「フレックスアセンブリ」

日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その1「フレックスアセンブリ」

日本ベッドのマットレスのつくり方には、大きな特徴が4つあります。
ひとつずつご紹介して参りましょう。

point1:フレックスアセンブリ

フレックスアセンブリは、横になるときの体を均等に受け止めるユニット成形の技です。
ユニット(スプリングユニット)というのは、ポケットコイルマットレスの芯の部分、ポケットコイルスプリングがまとまりになったもののことを言います。

日本ベッドは、独特の方法でこの

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日本ベッドの歴史(9): 初代シルキーポケットとスリープソリューションのはじまり  ─1990年代─

日本ベッドの歴史(9): 初代シルキーポケットとスリープソリューションのはじまり ─1990年代─

1990年代は大きな転換期

1989年の初めに、元号は昭和から平成へと改まり、続く1990年代は変化の大きな時代となりました。
1980年代後半から始まったバブル景気は、1991年に終わりを迎え、大きな事件、大震災、政治的変動など、日本内外共に大きな転換期に入ります。

バブル期には、人々はラグジュアリーな感覚を追い求めました。
家具業界に於いても、海外高級ブランドの日本国内出店など、ラグジュア

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日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その2「ロールガード」

日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その2「ロールガード」

日本ベッドのマットレスのつくり方、4つの大きな特徴のうち、二つめは「ロールガード」です。

point2:ロールガード

日本ベッドでは、マットレス本体のサイドを ロールガード と呼ぶ方法で仕上げます。この方法で仕上げると、マットレスサイド(つまりマットレスの「へり(縁)」の部分ですね)の、体への当たりは格段にやわらかくなります。

一般にポケットコイルマットレスは、大きく分けると次のような各部分

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日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その4「千鳥組みのポケットコイル」

日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その4「千鳥組みのポケットコイル」

日本ベッドのシルキーポケットマットレスシリーズには、ポケットコイルが「千鳥組み」の形で組み入れられています。

point4:千鳥組みのポケットコイル

前回、日本ベッドのマットレスはふちがまっすぐです、とご紹介しました。

ところが、中を見てみると、シルキーポケットマットレスのポケットコイルは、単純にまっすぐ並んでいるわけではありません。蜂の巣のように交互に並ぶ「ハニカム配列(千鳥組み)」になっ

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