鬼へ捧ぐ冬至の贈り物

聖夜、
人々がグラスの盃にブドウ酒を持って
ブドウの血で乾杯するころに
人より未発酵の食パンを貰え食うのは
鬼らしいかな
食パンを食い尽くす程に彼岸で
食う程に腹ぺっこになる
人が飲む程に腹一杯になるの反対に
故に私が麵麭(ぱん)を食う
自分の人間性を背けて
妖のパン生地を喰う
胃を透かせて
あの中にいる碧空を
彼らたちへ捧ごう
Om Shanti 中には空っぽ。
私が『貴方』を愛する。
私が貴方を愛する。
『私』が貴方を
『私が貴方を』
『私が』
私が


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