プログラミング教室でパワーアップ! 第2回「ニコっとこども食堂」開催
こんにちは! 西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム“つつつ”です。
去る5月27日(土)、第2回「ニコっとこども食堂」が開催されました。
食事とお楽しみイベントを組み合わせて前回大好評だったこの企画に、今回は新たに「ロボットプログラミング教室」がお目見え!
子ども向けのプログラミング教室、何をどうやってプログラミングしたのでしょう?
たくさんの参加者で賑わった当日の様子をお伝えしつつ、第1回から変わった部分にもスポットを当ててご紹介します。
第1回の様子はこちら
まずはこれ! 変わらず人気のカレー&お楽しみイベント
もともと子ども食堂は、ただお腹を満たすだけではなく、ひとりでご飯を食べなければならない子どもに温かな団らんの場を提供したり、世代を超えた地域交流の場になったりと、さまざまな役割を担っている場所。
ニコっとこども食堂も、お子さんに楽しい時間を過ごしていただけるよう、体験イベントも盛りだくさんでお届けしています。
まずは、前回も大好評だった、カレー&お楽しみイベントの様子をご紹介。
何人、来ていただけるかな? ドキドキの受付
メイン会場は、第1回と同じくNICOの自社ビル「SHOEI SQUARE」内。1階のエントランスに受付が設置されています。
開場は12時。待機している受付スタッフは、ドアの外を見つめながらソワソワ……。
今回も事前予約制ではないので、どのくらいの参加者が来てくださるのか、スタートするまでわからないんです。実はこの日、近隣の小学校で運動会が開催されていたとのことで、「参加者が少ないのでは……」なんて心配もあったりして。前回と比べると出足がちょっと遅めで、ソワソワが高まります。
しかし、12時半を過ぎたあたりから、参加者が続々と! よ、よかった…!
途端に賑やかになった受付に、取材スタッフもホッと胸をなでおろしました。
オリジナルカレーで腹ごしらえ
受付を終えた参加者をまずご案内するのは、これも前回と同じく「SHOEI SQUARE」6階のニコっとカレーの食堂フロア。普段は従業員のランチタイムや社内の懇親会などに使われているカフェスペースです。
メニューはこの日の朝からスタッフが仕込んだ「ニコっとカレー」。小さなお子さんのお口に合うよう、甘口のルーをブレンドしたオリジナルカレーです。
もちろん前回好評だったパンのお土産も引き続きご用意。
NICOの印刷工場の社員食堂内にあるパン工房にて、この日の朝にパン職人が焼いてくれたものです。
ちなみにこのパン、従業員にも大人気の、自慢の自社製パンなのですが、企業のイベントに来ていきなりパンが出てくるのも想定外ですよね。前回は特に説明の用意もなく配布していたため、「どこのパン?」「どうしてパン?」と首をかしげる方に、急遽スタッフがお一人お一人に口頭で説明していました。
そこで今回はパンの説明POPが登場。自社製造であることをアピールしました!
NICOのパン工房についてはこちら
受付開始直後のソワソワは何だったのか、食堂フロアはあっという間に満員御礼! 一時はちょっとお待ちいただくグループがあったほどの盛況となりました。
ミニゲーム&bandeワークショップで思い切り遊ぼう
食事の後は遊びの時間です。「SHOEI SQUARE」5階は前回と同じく、ストラックアウト&ボウリングのミニゲームと、NICOのオリジナルマスキングテープ「bande」のワークショップというラインナップ。
ストラックアウトもボウリングも、ミニサイズとはいえセットは本格的。
たくさん体を動かして楽しんでいただけたようです。
多種多様な柄が使いたい放題の「bande」コーナーも相変わらずの大人気!
みんな思い思いに好きな柄を貼り付けて、紙製ファイルやキーホルダーのデコレーションを楽しんでいました。
bandeを詳しく知りたい方は、公式サイトへどうぞ!
bande|遊べるマスキングテープ
初開催のロボットプログラミング教室
さて、ここまでご紹介してきた内容は「第1回と同じく」というものでしたが、ここからは第1回とは違う点になります。
今回、ロボットプログラミング教室が初開催!
もともとこの子ども食堂の企画自体、「食」の要素に「教育」というキーワードを掛け合わせることで、NICOらしいカタチで地域とのつながりを生み出せるのではないかという発想から生まれたもの。プログラミング教室も企画スタート時からやりたいという思いはあったものの、第1回の時には開催できず……。今回、満を持しての開催となりました。
今回作るロボットは、大きなアームを持ったボウリングマシーン。このアームを動かしてボールを投げさせる、という動作をプログラミングします。うまくピンが倒せたら成功です!
完成までの流れは以下のとおり。
①ロボットやプログラミングについて学ぶ
②ブロックを組み立ててロボットを作る
③プログラミングをして、ピンを倒す
今回は5歳から10歳のお子様が対象ということもあり、難易度は低めの内容になっています。
①ロボットやプログラミングについて学ぶ
まずはロボットやプログラミングについてのお勉強から。先生役はNICOの従業員です。
先生の「右手を挙げてみて」のひと言に、みんなで「はーい」。それから「親指を曲げてください」「次に薬指と小指を曲げてくださ〜い」という先生の言葉に従って曲げていくと、できあがったのはピースサインです。
「いまやったように、やってもらいたい動きを順番に指示することがプログラミングです」と先生。
こんな感じで、プログラミングの考え方や基礎知識を嚙み砕いて説明してくれます。
考え方を学んだあとは、今回の教材であるタブレットを使ったプログラミングのやり方の説明。
今回、設定するのはロボットを「動かす方向」とその「強さ」、「時間」の3つの項目。各項目に思い思いの数値を入力してみて、ためしにブロックに取り付けたタイヤを動かしてみます。
ブロックに取り付けたタイヤが回ると、あちこちで「動いた!」という声が。
さらにいろいろと数値を変えてみることで、タイヤの動きがどう変わるかを確認していきます。
②ブロックを組み立ててロボットを作る
プログラミングについて一通りお勉強した後は、いよいよ今回のメイン、ボウリングマシーンの組み立てです。
細かい部品も多く、ここはブロックの組み立て説明書に慣れてないお子さんにはちょっと難易度高め? 保護者の方も手伝いながら組み立てていきます。先生も子どもたちを見回って、難しそうなところを手助け。
年長のお子さんだと、大人の手助けなど必要とせず、どんどん組み立てていく子も。
保護者の方曰く「ブロックの組み立てなら私よりこの子のほうが得意だから」とのこと。ブロック遊びは大人より子どものほうが親しみがありますよね。確かに手慣れた手つきです。
いくつものブロックを組み合わせていくと、大きなアームを持ったマシーンができあがりました。
お次はいよいよ、このアームを動かしてピンを倒します!
③プログラミングをして、ピンを倒す
ボールの投げ方はアンダースロー。まずアームを後ろに振りかぶり、そこから素早くアームを前に振る必要があります。
アームをどちらの方向に、どのくらいの強さで、どれだけの時間動かせばいいのか?
「動かす方向」「強さ」「時間」がここでカギになってくるわけです。
タブレットを操作して、それぞれの数値を変えては試してみます。
これ、ボールを投げるだけなら、それほど難しくないんです。でもピンを倒そうとすると工夫が必要! 勢いが足りないと、せっかくピンに当たっても倒れません。
「どこを変えればいいのかな?」
そんな先生や保護者の方々の誘導に、子どもたちは
「強さかな? ここをこうして……」
と、次々にプログラムを変えて試していきます。
そして、一回倒すことができたからといって、まだまだそこでは終わりません。
「じゃあ、次はここ!」
ピンの位置を離して再挑戦です。
中には、アームを反対に動かして、オーバースローでボールを投げ始める子も。次々と新しい遊び方を考えついていく柔軟さは、子どもならではですね。
盛り上がりの中で一時間の体験プログラムはあっという間に終了!
まだまだみんな楽しく遊んでくれる中、惜しまれながらのお開きとなりました。
実は変化はあちこちに。施設面の小さな工夫あれこれ
というわけで、前回からの最大の変更点といえば、プログラミング教室でした。でも実は、施設面でも細かい部分がマイナーチェンジしています。
なぜなら会場はNICOの自社ビル内。ごく普通のオフィスビルであり、普段の来客はお仕事関係の方ばかりです。一般の方や、ましてや小さいお子さんは想定していないのです。
でも、ちょっと待って。「SHOEI SQUAR」6階のカフェスペースにはキッチンや椅子・テーブルが完備されていて、子ども食堂にもすぐ対応できそうですよね。実際、この子ども食堂を企画したNICOのSDGs推進委員会の面々も、「せっかくカフェスペースがあるんだから」ということでこの企画をスタートさせたのだとか。
ところが、です。もともとそういった運用を想定していない施設なので、実は小さな課題があちこちに……。
椅子の高さをクッションで調整
まずひとつ問題だったのは、椅子やテーブルが大人向けサイズであり、小さなお子さんでは高さが合わないということ。
そこで今回用意されたのが、高さ調整用のクッションでした。クッションカバーの中に、印刷工場から引き取ってきた廃材を詰めたスタッフお手製です。小さなお子さんが座っても沈み込まない、弾力のあるクッションになりました。
入口をわかりやすく工夫
会場のわかりづらさも何とかしたいところ。何の看板もない上に、建物と建物の間に挟まれた細長~いビルなので、初めましての方にはなかなかに見つけづらいのです。
「来ていただいても、ここが会場だってすぐにわからないよね」
という懸念は第1回のときからありました。
前回はドアの前にイーゼルを立ててポスターを貼りだしていたのですが、これは風で倒れる危険があるということで、途中からエントランスの中に移動。これでは外からはなかなか見えないという事態に……。
そこで今回は、ドアのガラスにポスターを直接貼り付ける方法になりました。
こんな感じで、施設面でもあちこちマイナーチェンジされていたんです。
まだまだ改善点はありそうですが、少しずつ、よりお子さんや保護者の方に寄り添ったイベントになるべく進化しています。
運用面でもこんな変化がありました
そしてマイナーチェンジは施設面だけではありません。運用面でも変更点がありました。
まず、イベント自体の受付時間が16時から一時間繰り上がって15時に変更。これは終了後の片付けなどを考慮した時間です。
さらには当日ボランティアの参加時間も変更。当日の運営には、子ども食堂を企画したSDGs推進委員会のチームの面々のほかに、従業員のボランティアスタッフの力も借りています。第1回のボランティアスタッフ募集時には準備から片付けまでフル参加の条件で募集をかけていましたが、これだとどうしても参加者が限られてしまうため、今回から時間を区切っての参加もOKとなりました。
参加される方の快適さや楽しさはもちろんですが、運営する側に負担があってもいけませんもんね。
運営もよりスムーズにできるよう、あちこちで小さな点が変更されていました。
子ども食堂は、やってみないとわからない!
子ども食堂を始めるにあたり、SDGs推進委員会の面々は近隣の子ども食堂などを訪ねてさまざまなお話を聞いてきたそうです。
そこで特に重ねて言われていたのが「とにかくやってみないとわからない! やってみたら、意外な課題がいろいろ出てきますよ」ということ。
「本当にその言葉どおりでした」とは、子ども食堂企画のチームリーダーである神谷さん。
社内限定のテスト回、そして第1回と、やってみたところで出てきた課題に、ひとつひとつ向き合ってこの第2回があったのですね。
近隣の小学校の運動会と日程が被ってしまい、受付開始直後はちょっとばかりソワソワしましたが、ふたを開けてみれば参加者は前回とほぼ同じ37名。多くの方にご参加いただき、賑やかなイベントとなりました。
会場で集めたアンケートには、
「カレーおいしかった」
「あたたかい雰囲気でよかったです」
といった嬉しいお声も。
取材をしていても、普段は静かなビルに響く賑やかな声に、とっても楽しい気持ちになるイベントでした。
参加者の皆様、スタッフの皆様、取材させていただいてありがとうございました。
ニコっとこども食堂は、今後も定期的に開催の予定です。そのたびにブラッシュアップを重ねて、もっと楽しめるイベントになっていくはず。
みなさまぜひ遊びに来てください!
NICO従業員のボランティア参加もお待ちしています。
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