【たべる、つくる、あそぶ】食×創作を掛け合わせた『ニコっとこども食堂』ってどんなところ?
こんにちは。
西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム“つつつ”です。
突然ですが、NICOでは1月21日に初めて『ニコっとこども食堂』を開催しました。
『ニコっとこども食堂』では食事の提供以外にも、
創作ワークショップや、小さなお子様も楽しめるイベントも。
とは言っても、
主に個人向けではなく、企業さま向けのお仕事をしているNICO。
「あー、NICOってあそこの会社ね!」
と、お子様や保護者の方達が知っている・・・そんなわけはないので、
どんな建物?どんな様子?どんな人たちがやっているの?を
”つつつ”のクノコが当日の様子をレポート!
記事の後半には、「どうしてNICOが子ども食堂を開催したの?」「次回の開催は?」もお伝えします。
『ニコっとこども食堂』ってどんなところ?
最近よく、「子ども食堂」という言葉をメディアや街中で見かけませんか?
「子ども食堂」とは、子どもが無料または少額で食事ができる食堂のこと。
子ども食堂によりさまざまですが、子どもたちに食事を提供する場所というだけでなく、「子どもの貧困・孤食対策」「食育」「地域交流」などの役割を担っています。
その役割の中で「地域交流」に重きを置いてNICO(ニコ)では「みんながニコっとなるような楽しい子ども食堂をやりたい!」と従業員が企画し、『ニコっとこども食堂』を開催することとなりました。
場所は名古屋屈指の繁華街「栄」の隣の駅、東山線新栄町駅から徒歩6分。桜通線なら高岳駅から徒歩3分のNICO本社のすぐ裏。
ちょっと細長い自社ビルの「SHOEI SQUARE」が『ニコっとこども食堂』の会場です。
今回の『ニコっとこども食堂』は12時からオープン。
予約制ではない為、お子様達が来てくれるか、スタッフはもちろん、準備から取材をしてきたクノコもドキドキしながらオープン時間を迎えます・・・・
『ニコっとこども食堂』オープン!初めての参加者が!
12時のオープン早々、初めての参加者がきてくれました!
「こんにちはー!まずはお名前を教えてください。」
受付のスタッフがお子様のお名前を聞いた後、お子様の人数把握のため番号の書いてあるバンドを手首に付けてくれます。
受付の後は、6階へご案内!
まずはカレー・・・その前に「パンのプレゼント?!」
受付を終えると参加者は案内されたエレベーターで6階へ上がり、ニコっとカレーの会場へ。
会場に入るとすぐ、
「お子様にパンのプレゼントです!」
と、スタッフからお土産のパンが配布されます。
「え?パンがもらえるの?!」と保護者の方から喜ばれたこのパン。
こちらのパンは、NICOの印刷工場にあるパン工房でパン職人さんが
この日のために焼いたもの。
オープンの1時間前に会場に届いた焼き立てパンなので、ふわっと袋からパンのいい香りがします。袋を開けてみると、
チョコクロワッサン
フルーツクーヘン(砂糖がけのドライフルーツ入りパン)
レーズンパン
3種類の美味しそうなパンが!
お土産用ですが、「もうパン食べていい?」とついつい
ママに聞いてしまうお子様も。
<なぜ印刷工場にパン工房が?!の説明は下記の記事からどうぞ。>
オープンしてまもないうちに、参加者も続々と増えてにぎわってきました。会場はどんな雰囲気かというと・・・
ちょっとしたカフェのような雰囲気。
手前にはテーブル席、奥にはソファ席があります。
そして、お待ちかねのニコっとカレー!
様々なカレールゥをブレンドした、お子様も食べやすいこだわりの甘口のカレーです。
NICOの社長も『ニコっとこども食堂』の企画メンバーで、スタッフと一緒に福神漬などの付け合せをカップに盛り付け、カレーを運んでいました。
ごちそうさま!の後は、お待ちかねの体験イベントへ!
カレーを食べ終わったら
「食堂の1つ下、5階へどうぞ」とスタッフから案内されます。
5階には
・ボウリング
・ストラックアウト
・マスキングテープ「bande」でペーパーファイル・キーホルダー作り
と、体を使ったミニゲームや創作ワークショップのコーナーが。
ストラックアウトではとても豪快な投球で、上手い子がたくさん!
思わずスタッフが
「いいねー!野球選手になれるよ!」と何人にも声をかけてます(笑)
大人も夢中に!bandeのワークショップ
この日、大人気だったbandeのマスキングテープで作るワークショップコーナー。
bandeとは、1枚ずつめくって使える「マスキングロールステッカー」をはじめ、イラストだけをまるで描いたように貼ることができる「転写マスキングテープ」や「マステアートキット」などのオリジナルのマスキングテープブランド。
花や動物、フルーツや宝石、着せ替えの猫ちゃん、深海生物などのマスキングテープがズラリ。
たくさんの種類が並んでいるので、カワイくてテンションが上がります!
このbandeのマスキングテープを使って、
・ペーパーファイル
・キーホルダー
・うちわ
を自由に作ることができます。
ほとんどの参加者が初めて触る、このbandeのマスキングテープ。
保護者の方も「これ1個で色々な柄があるの?!」と驚きの声も。
マスキングテープに描かれているさまざまなモチーフが、
1枚1枚絵柄の違うパーツに切り抜かれ、シールのようにめくって使うことができます。
「この柄カワイイ〜!!」
お子様達が夢中になって、キーホルダーの台紙に
ペタペタペタペタ・・・・
そして、ワークショップにあった謎の機械。
クノコも
「コレはなんだろう?」と疑問だったのですが・・・
ペーパーファイルを作る機械でした!!
ぺーパーファイルとは、通常プラスチックで作られているクリアファイルの素材が紙100%でできているもの。
のりや針を使っておらず、リサイクルをしやすい特徴があります。
お子様もスタッフ指導の元、この機械で加圧接着をしてペーパーファイルを作ることができます。
紙をセットし、足でペダルを押して
ウィーーーーーーーン。
自動で紙が移動しながら接着され、5秒ほどで出来上がり。
その後は自分で作ったペーパーファイルを自由にマスキングテープでデコレーション。
お子様たちが様々な作品を作っている中、気がつくと保護者の方も夢中になって作品作り。
制作の途中で写真を撮らせてもらいましたが、さすが大人の技!
美しい!エレガント!
出来上がった作品を、この部屋の壁にある緑の映えスポット(?)で撮影すればSNSにもUPしたくなる、写真が撮れちゃいます。
お帰りの時間は自由ですが、『ニコっとこども食堂』の終了時間は16時。
スタッフと一緒にミニゲームでワイワイ盛り上がるお子様、
黙々とワークショップで大作を作る方。
オープンから終了時間まで1日楽しんでくれた参加者もいたほど。
「ありがとうございました〜!」と、作ったキーホルダーをリュックに付けて帰り際にお礼を言ってくれるお子様に、思わずクノコもジーンとしてしまいました。
『ニコッとこども食堂』はどうだったか、聞いてみると・・・?
参加された方は
・カレーが美味しかった!
・コロナ禍で子どもを連れて行く場所があまりないので、
こういう場所があると嬉しい。
・ものづくりが好きな子どもなので、ここではゆったり
満足するまで作品が作れてよかった!
・次回もまた遊びに来たい!
・・・などなど嬉しいお言葉がたくさん。
初めての開催で、人が集まるか心配でしたが
来てくれた方は36人。(保護者の方含む)
目標人数は30人だったので、予想を超える人数で賑わいました!
親子一緒に参加される方が多く、お子様のお友達とグループで参加したり、お子様はもちろん、保護者の方にとっても「楽しめる場所」となっていたのではないかと感じました。
スタッフの方、参加された方、取材へのご協力ありがとうございました。
どうして飲食業でもないNICOが子ども食堂を?
ここからは、子ども食堂企画チームリーダー神谷さんに
お話をお伺いしていきます。
ーーー『ニコっとこども食堂』の開催、お疲れ様でした!
そもそもどうしてNICOで「子ども食堂」をやろうと思ったのですか?
神谷: 今回開催した『ニコっとこども食堂』は、社内の有志活動であるSDGs推進委員会の1チームで企画しました。
まずはNICOとしても方針を掲げている「社会」の軸(過去記事:会社のSDGs目標って何!?参照)で考えた時に社会とのつながりを作ることがやりたいね、という発想があり、「子ども食堂」に決まる前には健康イベントウォーキング、アフタースクールなど様々な案がありまして。
その中でNICOとして力を入れている「教育」をキーワードにした社会とのつながりを作れる企画をやったらNICOらしい取り組みになるのではないかという思いと、楽しい時間を過ごしてもらうために「食」の要素を入れようというアイデアが掛け合わさり「子ども食堂」として実施することになりました。
ーーーなるほど、だからニコっとこども食堂では食の提供以外にもワークショップや、今回は機材の都合で開催はできませんでしたがプログラミング教室も企画されていたのですね。
神谷: そうですね。
『ニコっとこども食堂』を企画したチームでは度々、公正な社会を実現するために「教育」や「人づくり」が必要では?と議論することがありました。また、NICOでは「人づくり」と人づくりにつながる「教育」を大切にしているので、社会や地域に学びに触れる場をNICOとして提供することにチャレンジしてみよう!という意見があり、実現しました。
実際に社内向けのテストでブロックの玩具を使ったプログラミング教室を行った際は、「少し試してみたいけど、実際に買うとなると高いな…」と思っている人には、いい経験になったという意見もいただいています。
他にもVRアクティビティもやろうと思っていたのですが、13歳以下のお子様にはVR自体が推奨されていなかったので、こちらはやめました。
ーーーNICOはコミュニケーションを主体とした事業を行っており、主に企業様を対象にしたBtoBの企業ですよね。飲食店でもないのに「子ども食堂をやろう、地域の方を対象にしよう」というのは大きな決断だったのでは?
神谷: 子ども食堂に限らず、やれることはなんでもやってみようとするスタンスがいいと思っていて。僕が楽天家だからというのもありますが(笑)。何事もチャレンジが大事かと。
ーーー神谷さんに「楽天家」というイメージはありませんでした(笑)スタッフは全員NICOの従業員でしたが、どのような方達でしたか?
神谷:SDGs推進委員会メンバーと、運営に関わってくれた社内ボランティアスタッフです。社内向けテストでのスタッフも含めると合計で19人ほどいました。
ーーー実際、『ニコっとこども食堂』をやってみてどうでしたか?
神谷: お子様も保護者の方も楽しんでいて、スタッフとも「やってよかったね」と言ってましたね。
「最初は食堂の認知がされていないので、参加者が0の場合もありえますよ」と他の子ども食堂の方から話を伺っていたので、1人でも来てくれただけですごい満足してました(笑)
ーーー神谷さん、オープン後すぐ言ってましたね(笑)
私もお子様たちの喜んでいる姿は見ているだけでも嬉しくなりました!
初めての開催は終わりましたが、今後の『ニコっとこども食堂』はどういう場所にしたいと思っていますか?
神谷: そうですね・・・お祭りのような場所になれば。
新しいお友達ができたり、お子様達が「楽しいから行こうよ!」という場所にしていきたいですね。
ーーーお祭りですか、いいですね!
確かにボウリング・ストラックアウトなどは縁日のようでしたし。
次回以降の開催日はどうなるのでしょうか?
神谷: 3〜4ヶ月に1回開催を目指しています。次回に向けてイベント内容、タイムテーブルなどを少し見直し、プログラミング教室も次回は開催する予定です。
今回、初めて子ども食堂を開催してみましたが、いたらないところもあったので、その反省を活かして次回はもっと楽しんでいただけるイベントにしたいと思います。
ーーー次回もどうなるか楽しみです。
参加した方だけでなくスタッフの方もとても楽しそうにお子様と遊んでいたので、社内ボランティアにも興味が湧いてきました!
神谷さん、本日はありがとうございました!
第2回 ニコっとこども食堂開催のご案内
次回開催日/2023年5月27日(土)
開 催 時 間 /12:00〜15:00
ご来場をお待ちしております!
NICOでは次回も従業員の方から『ニコっとこども食堂』ボランティアを募集しておりますので、興味をお持ちになられた方は是非ご参加お願いします。
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