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SDGsの目標を管理できる自社製品”SDGsパスポート”を使ってみた!

こんにちは、西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム
”つつつ”の”きたサン”です!
今回はNICO社内で配布された”SDGsパスポート”について特集!
#SDGsパスポート って何?」「どうやって使うの?」という疑問を制作担当の磯村さんに、わたくし”きたサン”と、同部署かつ”つつつ”メンバーでもある”ハッシー”が取材!後半では、SDGsパスポート記入会の様子をレポートします。


SDGsパスポートって何?

左:SDGsパスポート企画・制作者の磯村さん 中:ハッシー 右:きたサン

きたサン:磯村さん本日はよろしくお願いいたします!SDGsパスポートについてSDGs広報としては話題に上がることも多いのですが、まだまだ知らない人も多いかと思うのでご説明いただけますか?

磯村さん:SDGsパスポートとは、SDGs推進委員会の1チームが企画したもので、サスティナビリティとビジネスを両立する事業を考えるというお題が与えられており、そこから生まれた商品の卵です。まずはテストで作ってみましょうということで企画・制作・印刷まで全て自社で制作しています。

きたサン:こちら自社で全部作ったんですね!!!!こういう作りものをするとき、ものづくり企業のスキルが活きますね!

A6サイズ・中綴じ・全56ページの仕様です!


SDGsパスポートの中身を見てみよう

ハッシー:パスポート前半のページはゴールの解説など、SDGsについて知ることができる内容になっているんですね!

17のゴールと169のターゲットが記載されています!

きたサン:いいですよね!私もゴール何番だっけ?と迷うことよくあります(笑)あ、ゴールのほかにターゲットまできちんと書いてあるの、いいですね!

磯村さん:このターゲットというのは細かい文字で文面も長いのですが、あえて記載しています。ちょっとわからないな?って時に、ささっと検索できるよう、いつも手元に置いておいて便覧的にも活用して欲しいという思いもあります。

きたサン:なるほど!

169すべてのターゲットが書いてあり、読んでみるとSDGsで何を実現したいのか具体的な課題が見えてきます。


きたサン:パスポートの後半は目標を書く欄があるんですね!ここで気になるのが「会社のSDGs目標」「部署のSDGs目標」「個人のSDGs目標」の欄。こちらは会社のSDGs目標から個人のSDGs目標まで全て関連させて書かないとダメなんですか…?

目標設定の説明ページ

磯村さん:会社と部署は紐づけて考えるものの、個人目標はあくまで自分の興味関心のあるものでOKなんですよ!そのために、「まず興味のあることを書き出してみよう」というページを作っています。自分の身近なところから、まずSDGsを考えていただき、始めていただきたいというメッセージというか…。

きたサン:なるほど!だから「個人のSDGs目標」の前のページに「まず興味のあることを書き出してみよう」とあるんですね!企業の目標と個人の目標が一気通貫してるのももちろんいいですが、個人の関心に寄りそった目標を立てられることで「自分事化」しやすくなると感じます。

個人目標を設定するページの前に「興味のあることを書き出すページ」があります。

磯村さん:そう!まさにその通り!それが狙いです(笑)

きたサン:さらにめくっていただくと分かりますが、進捗管理をするカレンダー部分もある内容になっています。

ハッシー:ほんとだ!!自分の立てた目標を継続的に管理出来るんですね!

カレンダーのページがあり、各月の振り返りと達成度を貼る箇所もあります。

磯村さん:SDGsって管理進行していくことこそが重要なんですね。実は、世の中には、SDGsにまつわる手帳的なものがいくつか販売されているんですが、SDGsの概要が見ることができ、そして目標設定ができ、その目標を月次的に管理できる商品というのはあまり見かけないんですよ。あとミソなのが、進捗管理のシールがマスキング素材なこと。

ハッシー:自社でマスキングテープを製造しているNICOならではですね!

マスキングテープ素材のシールになっています。


会社のSDGs目標って何!?

きたサン:パスポートに「会社のSDGs目標」とありますが、これって何を書けばいいんですかね…?

磯村さん:会社(NICO)が掲げているSDGs目標は2月の全体会議の発表でもあった内容ですね。

つつつの過去の記事でも”ウエディングケーキモデル”と紹介しました、「環境」「社会」「経済」に沿って3つの柱を元に目標を決めています。(↓記事後半にウエディングケーキモデルの図があります!

NICO 2023年2月の全体会議資料より

「環境」人と地球に責任を果たす印刷の実現
「経済」環境配慮型商品サービスの開発・販売
「社会」地域(社会)連携

「環境」については”使ったら、元に戻す”「ものづくり企業」として責任を果たした上で、時代に合ったビジネスを推進するといったもので、GHG排出抑制(CO2排出削減)やゼロエミッション印刷の達成などが挙げられます。

「経済」についてはSX※の時代に合わせた製品やサービス開発に挑戦するといったものです。今回のSDGsパスポートも改良を加えて外部への販売も視野に入れているのでこちらの軸の活動と言えますね。

「社会」については地域に根ざし、地域にとって”価値ある存在”となるために一人ひとりが出来ることを行うといったもので、つつつでもご紹介した「アルミ缶寄付」なども含まれます。

※「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」とは、社会のサステナビリティと企業のサステナビリティを「同期化」させていくこと、及びそのために必要な経営・事業変革(トランスフォーメーション)を指す。

伊藤レポート 3.0(SX版伊藤レポート)サステナブルな企業価値創造のための長期経営・長期投資に資する対話研究会(SX研究会)報告書2022年8月30日 経済産業省


SDGsパスポートを書いてみよう

ハッシー:NICOの目標は環境、社会、経済の3軸に沿ったものなんですね!SDGsパスポートの項目は4つありますが、他に書くことがありますか?

磯村さん:このパスポートはどの企業にでも対応できるよう汎用性をもたせて作ったので、項目は多めに作ってあります。だからNICOは3つで大丈夫ですよ。

ハッシー:なるほど。では3つ記載します!

手書きで文字を書くのが久しぶりで緊張します…!
当てはまるゴールを探して…
完成!

きたサン:書けました!では「部署のSDGs目標」のページに移りましょう。

ハッシー:私たちが所属している部署はデスクワーク中心のため、「環境」で出来そうなこととしては、CO2削減施策とゼロエミッション印刷についてですかね?

きたサン:そうですね。CO2排出には電気、ガス、ガソリンが関わると思いますが、うちの部署は外部との打合せなどもほとんどないため、物理的な移動も少ないのでガソリンを使う機会もあまりありませんね。ガスもNICOの排出の主な拠点は工場なので対象外。でも、電気については出来ることがありそうですね。例えば、出社時の電気や空調について気を付けられそうです。気を付けることは前回のつつつの記事で紹介されていたアクションを参考にしましょうか!

ハッシー:いいですね!

▼目次「省エネルギー月間はみんなで節電・省エネに取り組もう!」の箇所をぜひご覧ください。

きたサン:ゼロエミッション印刷は、印刷工程に関わる廃棄物を実質ゼロにするということですが、部署としては何が出来そうですかね?

ハッシー:部署としてはかなりオンライン化が進んでいるためペーパーレスはかなり促進されていますが、紙の無駄遣いを減らすというのはすぐにでも取り組み出来そうですね。

私たちが考えた目標はこちら!
・使用していない場所の電気は消す。
・紙の無駄遣いを減らす、出力する際には2in1や両面印刷にする。

この後、シールを貼って完成。個人のページも記入しました。


SDGsパスポートを記載してみて

きたサン:今回パスポートを書いて感じたのは紙のツールは自筆することで愛着が沸いたり、いつでも見れたりと紙のメリットがあるな、と感じましたね。また、今回改めて会社の目標を自分で記載してみると、眺めているときよりも理解が深まる気がしました!

ハッシー:確かに!みんなで書いてみるというのも今は貴重な時間かもしれません。また、目標を部署単位で落とし込むというのも、部署間でSDGsの取り組みについて話し合ういいきっかけになりますよね。今回私たちはデスクワーク中心の仕事で目標を作りましたが、別の拠点になると目標も全然異なるものになりそうですね。

きたサン:そうですね。工場だと「環境」のCO2削減施策とゼロエミッション印刷により直結してますしね。エネルギー使用量については生産性との関連も強いと思います。NICOのみなさんはぜひSDGsパスポートを活用して部署内でSDGsについて議論して欲しいなと思います。

磯村さんありがとうございました!

磯村さん、取材へのご協力ありがとうございました!


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