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2月は省エネルギー月間! オフィスビルで行える節電・省エネ対策とは!?

こんにちは!西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チームつつつ の”ハセガワ”です!

冬季は暖房の使用などによってエネルギーの消費量が多い季節。 国は、一年で最も冷え込むことが多く、電気の需要が最も高まる2月を「省エネルギー月間」と定め、国、地方公共団体、事業者、国民が一体となった省エネルギーの推進を呼び掛けています。また、取り組みを一層促進するため、イベントなども各地で開催される特別な月となっています。
今回の記事ではNICOの省エネルギーに関する取り組みや、従業員一人ひとりが行える具体的なアクションについて簡単にご紹介していきます。

■省エネルギー月間について
https://www.gov-online.go.jp/data_room/calendar/event/202302.html

政府広報オンライン


現在、日本の冬の電力は足りない!

実は、エネルギー需要の高まる12月から3月の終わりまでは経済産業省の資源エネルギー庁から「終日無理のない範囲で省エネ・節電にご協力ください」とのお願いが出ています。
電気って当たり前のように不自由なく届けれられていますが、需要が高まりすぎて電気が足りなくなることや、大規模な発電所のトラブルが発生した場合、安定供給できない可能性も懸念されています。
一人ひとりが省エネ・節電を意識することによってそんな厳しい状況も乗り越えられるのかもしれないんです。

■2022年度冬季の省エネ・節電へのご協力のお願いについて
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/

経済産業省 資源エネルギー庁


NICOの主な取り組みって?

NICOでは“SDGs社内啓蒙チーム”が取り組んでいる「オフィスdeカンタンSDGsポスター」で「退出時には消灯を。」や「使っていない電化製品のコンセントを抜こう。」など、日々地道な節電に取り組んでいます。
(こちらの取り組みに関しては“SDGs社内啓蒙チーム”の活動のひとつとして過去の記事でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください!)

そして、今回は節電・省エネに関して新たにNICOが行った
①消費電力を見える化し全社配信 ②名古屋本社ビルの蛍光灯をLED化
という2つの取り組みをご紹介します。


①消費電力を見える化し全社配信

2022年10月から、全拠点の電気使用量や電気料金が見える化され、従業員にメールにて配信されるようになりました。
NICOは本社ビル(名古屋本社)・東京本社のほか、自社工場(GAC)、浜松支社、大阪支社、沖縄支社などがあります。情報は毎月更新され、「電気使用量のご報告」と題してメールで配信されています。

見える化される前の実績も参照でき、グラフ化されたデータで分かりやすく視覚的に確認することが可能です。
本社ビルではフロアごとに電気の使用量が見える化されており、フロアごとでも意識を高く取り組めるようリアルな数値が公開されています。

また年間の電気使用量の推移もグラフ化され、これをみるとすでに秋にはいったん落ち着いた電気の使用量が10月あたりから上昇し、12月にはうなぎ上りだということが見てとれますね!

※全社配信されている名古屋本社ビルのグラフより一部フロアを抜粋

本社各階、各拠点によって節電の推進担当が決まっており、実はこの記事を担当しているハセガワは名古屋本社5階の節電担当。今年から取り組むべき内容を設定しつつ、少しでも省エネ・節電へ取り組んでいければと思い、勝手にプレッシャーを感じております…


②名古屋本社ビルの蛍光灯をLED化

今年1月に、2階から7階の照明がLED化される大規模な工事が実施されました。これにより名古屋本社がほぼLED照明になったことになります。

1月の週末に行われた大規模な工事風景

名古屋本社勤務の方はすでにLEDの明るさを実感されているのではないでしょうか?照明は大きな電力を消費しています。オフィスビルが使用する全体の電力消費の3割は照明※と言われているほど。人がいると必ず使用される照明。節電・省エネを効率よく行うことがなかなか難しいものなのです。
しかし、LEDの照明に変えることでその電気使用量の抑制が大きく期待できます。

※冬季の省エネ・節電メニュー オフィスビル電力消費の内訳から引用
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/pdf/2022_winter/setsudenmenu_jigyosha02.pdf

経済産業省

はたしてどれほどの効果がもたらされるのでしょうか?
期待される効果を以下にまとめてみました。

※年間消費電力と料金は協力会社さんのデータをもとに契約電気代=1.0kwあたり27円(一般的な電気代)、1日の照明点灯時間10時間を1年間(240日)2階から7階で使用した場合の試算
※光源寿命はメーカーサイトから引用

これは今回設置していただいた協力会社さんからの試算データから表を作成したもの。過去設置していた相当に古い照明(旧機種)と今回導入したLED照明(新機種)の消費電力と料金を表しています。

表を見ると年間の消費電力が73%削減され、電気料金が約1,900,000円も削減されています!あくまで試算ですが全体で見込める省エネ・節電効果やコスト削減にもとても期待がもてそうです。

消耗品である蛍光灯はLEDに変わり、光源寿命も従来のものより3.3倍!交換する手間や電球を新しく購入する必要も減るのでランニングコストも抑えられるのではないでしょうか。
明るさに関しては下の写真をみれば一目瞭然ですね笑


電気の使用量とSDGsはどう関わっているの?

そして忘れてはいけないのがSDGsの視点。電気の使用量とSDGsは一見関りがないようにも思えますが、電気使用はCO2排出に深い関りがあります。温室効果ガスを発生させるCO2の削減は、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」を達成するためにとても必要なこと。

CO2排出量の算出は以前の記事でもお伝えした通り、エネルギーの使用量に応じて多くなります。電気はガスやガソリンのようにCO2を直接排出することはありませんが、電気事業者によってCO2を排出しています。

NICOでは、中小企業版SBT認定(SMEs)を取得しており、「産業革命以降の気温上昇を2度未満にするために、2018年のデータを基準に2030年までにGHG※排出量を30%削減する」と目標を掲げています。※GHG:温室効果ガス(Greenhouse Gas)の略

今回②の取り組みで2階から7階をLEDに変えたことで期待できるCO2の削減率は旧機種と新機種との比較表からも分かるように年間の電気量から計算すると、あくまで概算ですが73%も削減できることになります!


省エネルギー月間はみんなで節電・省エネに取り組もう!

NICOの取り組みはご紹介しましたが、一人ひとりはどんなアクションをすればよいでしょうか。
実は経済産業省から、事業社向けに省エネ・節電メニューをまとめた冊子が発行されており、今回はこの内容をピックアップしてご紹介します。
こちらを参考に省エネルギー月間に取り組んでみてはいかがでしょうか?

※経済産業省 資源エネルギー庁の発行されているリーフレットから引用し編集しています※節電効果は一日間のオフィスでの電力使用量に対する節電効果の概算値で、地域・時間帯による違いを考慮に入れた全国平均の値です。地域・時間帯により節電効果は変動します。

■ オフィスでも省エネに取り組みましょうリーフレット
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/pdf/2022_winter/leaflet_office.pdf

経済産業省 資源エネルギー庁

照明に関してはやはり使用しない部屋・場所のスイッチをオフにすること。
エアコンに関しても不要な場所の使用を控える、また少し重ね着することで温度を上げすぎない工夫が大切です。
温水便座や給湯器もいつも使っている設定温度から少し下げるというだけで立派な節電に繋がります。
プリンターなどのOA機器・PC・電気ポットなどは使用しないときに省エネ・節電モードを利用するのがオススメです。
こうやって見ていると、どれもすぐに実行できそうなものばかり。知ってはいたけど意外とやっていないことも多いのではないでしょうか。
この機会に、ほんのちょっとしたことでも毎日意識することで 、ある程度の効果は期待できると思います。

NICO従業員は4月に配信される電気量をチェック!
見える化された実績は1か月あいて配信されます。LEDに変更された2月の実績をチェックするには、4月に配信されるメールをぜひチェックしてみてください。さらに皆さんが取り組む省エネ・節電の成果は毎月のデータからご確認ください。大きな目標としては前年を下回ること!
人の移動など、環境の変化も影響するのでなかなか難しい部分もあります。
大切なのは少しでも意識して実行してみることかもしれません。

2月の省エネ月間だけでなく、一人ひとりが1年を通して省エネ・節電に取り組み続ければ、CO2削減にもつながりSDGsの目標にも貢献出来ると思います!ぜひ頑張りましょう!


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