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「SDGsを考える会」リーダーインタビュー第1弾 啓蒙チーム編

こんにちは。西川コミュニケーションズSDGs広報チーム”つつつ”です!

今回は、これまで何度も名前だけは登場している「SDGsを考える会」に迫ります。どんな人たちがどんなふうに活動しているのか? 取り組み内容や今後の展望は? などなど、気になるところをたっぷりご紹介!

シリーズでお届けするこの企画、第一弾は「啓蒙チーム」リーダーを務める藤井さんのインタビューからスタートです。

「SDGsを考える会」における、啓蒙チームの目的って?

つつつ: まずは基本的なことからお聞きします。「SDGsを考える会」には「環境問題と企業の責任について話し合うチーム」「ジェンダー問題について話し合うチーム」「平和と公正な社会に向けて話し合うチーム」、そしてこの「社内啓蒙チーム」の4つがありますよね。啓蒙チームはこの中でどんな役割を持っているんでしょうか?

藤井: 西川コミュニケーションズのSDGsに対する考え方や具体的な取り組みを、従業員に伝えていくというミッションを持ったチームです。

会社としてSDGsに取り組むには、社内の理解を得た上で進めることが重要とはよく言われますよね。しかし新しい取り組みをイチから組み立てながら同時に啓蒙までするのは難しい。そこで、3つのチームがそれぞれのテーマをもとに進めている取り組みを、従業員の皆さんに発信していくためにできたのが啓蒙チームです。

つつつ: SDGsの成り立ちやゴールの詳細など基本的な情報を伝えていくことが目的ではないんですね。

藤井: そこはチーム内でもかなり議論はあったんですよ。やっぱりまずSDGsそのものを理解してもらわないといけないんじゃないかって。でも、結果的には西川コミュニケーションズのSDGsに対する考え方や具体的な取り組みを伝えるという形に落ちつきました。

発信する立場はどうしても目立つので、社内では4つのチームの中でもメインにいる印象を持たれがちなんですが、基本的には啓蒙チームは裏方だと思ってます。

つつつ: とはいえ、啓蒙チーム独自の取り組みもされてますよね? つつつでも紹介した社内セミナーやGACの階段ポスターは、啓蒙チームの企画でした。

藤井: そうなんです。なにせ2021年4月の発足から「考える会」はまだようやく一年。他チームはまだまだ計画段階のものが多いという事情がありまして。

ここで他のチームの取り組みを待っているだけでは発信できない状態になってしまうので、本来のミッションとは別に、啓蒙チームとしてやれることを何でもやっていこうというのが現状ですね。

啓蒙チームリーダーの藤井さん

啓蒙チームの普段の活動の様子って?

つつつ: では啓蒙チームの活動の様子について教えてください。どんなメンバーがいるのでしょう?

藤井: いろいろな部署から横断的に集まった、年齢もキャリアもバラバラの総勢9名のチームです。

ただ、この人数でひとつの企画を議論しているとなかなか前に進めないので、今は複数の企画を立てて3人くらいずつの小グループを作っていますね。企画ごとに個別で話し合い、週に一度の定例会で皆に報告するという形です。

つつつ: 定例会は週に一度ずっと続けられてきたんですか?

藤井: ほぼ毎週、一年間続いてきました。正直、最初はフェードアウトするメンバーも出てくるんじゃないかなんて思ってたんですけどね。皆、毎回きちんと準備してきて、それぞれに自発的に意見を言ってくれて、ポジティブに取り組んでくれているなっていうのを感じます。

つつつ: 何かチームワークをよくするための工夫などはあったんですか?

藤井: 僕が特に何かやったということはないので、メンバー同士でうまく活性化できてたんじゃないでしょうか。

普通、年齢やキャリアがバラバラのチームだと、役職とかに気を使って意見が言えなかったりしますよね。でもこのチームは役員が「こういうのどうだろう?」って言ったことに、若手の社員が「いや、それは違うと思います」なんて平気で言えるような雰囲気ができています。

定例会はいつもリモートで開催

これまで実施してきた取り組みについて

つつつ: では、活動内容についてお聞きします。最初に取り組まれたことは何でしょう?

藤井: チームとして最初に実施したのは、2021年9月の社内アンケートでした。その時点での従業員のSDGsに対する認識を把握するためのものです。後々、啓蒙チームの活動の評価をする際の指標を作る目的もありました。

そして同じく9月に社内ポータルサイトを立ち上げました。考える会の4つのチームや、当社のSDGs関連の取り組みなどを紹介したサイトです。

社内ポータルサイト TOPページ

当初はこのポータルサイトを利用して、各チームの取り組みを発信していくつもりでいたのですが、その時点ではまだ仕掛中のものも多かったので、まずは自分たちがアクションすることを優先しようと考えました。

そこから皆でアイデアを持ち寄って企画したのが、22年1月に開催した社内セミナー、それからGACの階段ポスターですね。

2月には全国の拠点で「オフィスdeカンタンSDGsポスター」の掲出もはじめました。

これは名前のとおり、オフィスで簡単にできる小さな取り組みからはじめてみましょうと呼びかけるポスターです。これは情報発信するだけではなく、ちいさな行動をしてもらうように働きかけることで自分事化してくれる人を増やそうと考えました。傘立ての近くに「傘忘れにご注意」など、ちょっと気に留めてほしいポイントに小さなポスターを掲示しています。

つつつ: アイデアから企画を立てて…となると、クリアすべき課題も多かったのではないかと思いますが、活動に際して苦労などはありましたか?

藤井: 苦労とは少し違うんですが、皆で議論した大きな変化点というのは二回ありました。

ひとつはチーム発足時の、ミッションを確認するタイミング。西川コミュニケーションズのSDGsを啓蒙するのか、SDGs自体を啓蒙するのか、というところです。そこの認識を合わせるためにはけっこう時間をかけた議論が必要でした。

そもそもSDGsの理解の度合いも各人でまったく違って、SDGsを社会貢献的なボランティアのように捉えてる人も多かったんですよ。いや、SDGsはちゃんとビジネスとして成立していなければならないんだ、という理解がまず必要で、そこを共通認識として持てたときに、皆が同じ方向を向けたんじゃないかなと思います。

つつつ: ふたつめの変化点というのはいつですか?

藤井: 他チームの取り組みが進むのを待つのではなく、今できることをやっていこうと方針転換したときですね。

また、その期(2021年度)の啓蒙活動のゴールを認知や理解までとするのか、実際に行動してもらうことまでにするのか、についても議論がありました。

結局、まずその期(2021年度)は認知まで、次の期(22年度)から行動に移してもらえるように活動していこうということになり、「オフィスdeカンタンSDGsポスター」の企画はまさにこの流れから生まれたものです。


啓蒙チームと今期の展開と、その先のゴールとは?

つつつ: その「次の期」である今期に実施を予定されている取り組みはどんなものがありますか?

藤井: ひとつはオフィスdeカンタンSDGsポスターのバリエーションを増やすこと。それから、当社では以前から課題図書が定期的に配布されており、今期の課題図書をSDGs関連書籍にしてもらうことも計画しています。さらには従業員それぞれがどのゴールに対してどんなアクションを行うのかカード状にして明記できるマイSDGsカード(仮称)の配布も考えています。

上記にプラスして、行動に移してもらうための企画はもっと考えていきたいですね。そのほか、コロナ禍でなかなか進められなかった企画も再検討していきたいなと思ってます。

それから、啓蒙チーム本来のミッションである、他チームの取り組みの発信も始まっていきます。すでにあるチームから社内アンケートやメルマガの発信をしていきたいという相談をいただいているので、それを進めていけたらと思っています。

つつつ: 今期も活発に活動されていくようですね。その活動の先、将来的に啓蒙チームはどんなゴールを目指しているのでしょう?

藤井: これは僕の個人的な考えですけど、啓蒙チームがなくなることですね。啓蒙する必要がなくなるくらい、当たり前に自分たちの仕事にSDGsが入っている、という状態になることがゴールではないでしょうか。

つつつ: なるほど! そうなるように、つつつもお役に立てればと思います。ありがとうございました。

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