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30Kmの壁をよじ登って落ちてを繰り返してます

『バカの壁』『80歳の壁』『壁』(安部公房)『眼の壁』(松本清張)と壁がタイトルになっている本ってたくさんありますね。

立ちはだかる壁に向かいあったとき。

途方にくれたり、闘志を燃やしたり、よじ登って落ちたりを繰り返したり。年齢の壁、性差の壁、格差の壁、社会の壁、仕事の壁・・・。

それぞれにそれぞれの壁があると思います。

マラソンにおける壁は、30kmといわれます。30km過ぎると脚が動かなくなることをいいます。

30kmのマラソンに参加してきました。

東京30Kは、フルマラソンを想定しての大会で3時間、3時間15分、3時間30分等のペースランナーが細かく設定されており、アミノバイタルもレース前、レース中に用意され走りやすい大会です。

フルマラソンの申告タイム順のウェーブスタートで、私は4時間。

2週間前にも30kmを走り、05:53/1km だったので今回は、05:50/1kmぐらいのペース設定でした。

荒川河川敷の1周10kmの3周回のコース。エイドは3カ所で充実しています。

スタートは、どうしても周りのペースにつられてしまいオーバーペースになってしまう。ペースダウンしなければと思うのだけど、どうせつぶれるのならいけるところまでいこう。

ざくざくとと重たい集団の足音が、近づいてくるのが振り向かなくってもわかる。4時間のペースランナーの集団だ。あっさりと10kmぐらいで抜かされた。今回は、彼らについていくのが目的でない。しっかりと3時間切れていればいい。

誰かについていったり、周りに人がいると苦手でほとんどひとり旅。黙々と右足を前に出して、左手を使ってもっと前に進む。今度は左足と右手。

手足だけぢゃ足りなくなってくる。身体。胸。お尻。頭。使えるところは使う。意識する。動け、働け、わたしの身体。

残り2km。きた。脚が重い。これは30kmの壁ぢゃない?28kmの壁?スピードが出ない。

どうにかゴール。応援できてくれていた夫が迎えてくれた。

前回より速く、05:48/1kmぐらいで目標は達成できたけど、きれいなビルドダウン!

前回の記録

30kmでなく、28kmで笑えるぐらい脚が重くなってきたのは、糖質(主に筋グリコーゲン)が枯渇するタイミングで、筋収縮に必要なエネルギーが供給できなくなるからだといわれてます。

残り10kmで、アミノバイタルを摂ったけど前日の食事、当日の食事カーボローディング(炭水化物を多く摂る)は意識してませんでした。

スタートでのオーバーペースもだめ。「いけるところまでいこう」という性格や考えもだめ。

理想はビルドアップで、ゆっくりとしたペースで徐々にスピードをあげていくこと。

だめだめで、反省点がいっぱい。

だけど、それはきっと次につながる。

30km手前の壁で、ジタバタしてます。

壁があるということは、自分自身の成長につながります。
それは、しあわせなことなのかもしれません。

もりおゆうさん。街ランということでランナーのイラストを描いてらっしゃいました。雑誌『クリール』のテーマがまさに30km走。

サブ3 (フルマラソンで3時間を切ること)にはほど遠いですがビルドアップは大事なようです。

マラソンに限らず、ビルドアップしてゴールできれば気持ちいいのかな。

よじ登って落ちてが、ビルドアップなのかも。

いつかは越えられる。

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