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天職だと感じた瞬間

3歳児の担任のときに発表会で、「てぶくろ」の劇をしました。

ウクライナ民話 エウゲーニー・M・ラチョフ え うちだりさこ やく

おじいさんが落としていったてぶくろに、つぎつぎに動物たちが入っていくのですが、動物たちはそれぞれ、かっこういいお名前がついてます。

くいしんぼうねずみ、ぴょんぴょんかえる、はやあしうさぎ、おしゃれぎつね、はいいろおおかみ、きばもちいのしし、のっそりぐま。

おじいさんだけ、おじいさん、というのが不満だったけいくん。

みんなで、どんなおじいさんがいいか考えました。
おとしんぼおじいさん、わすれんぼおじいさん、うっかりおじいさん
おかねもちのおじいさん、いいおじいさん、わるいおじいさん、
つよいおじいさん、やさしいおじいさん

「どうしておかねもちのおじいさんなの?」
「てぶくろがかっこういいから」

「どうしてわるいおじいさんなの?」
「おうちをこわしたから」

「どうして、つよいおじいさんなの?」
「てぶくろがひとつでもさむくないから」

「どうして、やさしいおじいさんなの?」
「どうぶつたちにおうちをあげたから」
「みんなでなかよくはいったから」

やさしいおじいさん ということになりました。

子どもたちの生き生きとした発想に何度も助けられ自然に
笑顔をもらえました。

5歳児のまーくんに「せんせー おにごっこしょう!」と誘われました。
いいよ、と応えると、

「せんせーがおにねー。ぼくのはーとをつかまえて!」

と言って逃げ出しました。

惚れてまうやろ まーくん。

卒園式で歌う「Believe」の歌詞を担任が子どもたちに話していたときの問答。

「きぼうってわかる?しっているひと!」
「こころがきれいになることです!」
「ゆめがかなうことです!」
「こうなったらいいなと思うことです!」

「すなおって、どういうこと?」
「すなおにごめんなさいということ!」

「いとしいって、どういうこと?」
「としよりのこと!」???
「・・・おもしろいけど、ちがいます・・。すき、だいすきってことです」


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