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NICOのオンリーワンで効果的な運動指導を求めて

NICOに通ってくれている生徒達は、実は半数近くはお友達を紹介してくれて入ってくれている子達です。つまり、体験してくれた子達が「楽しかった」「好きになった」ことを伝えて入会してきてくれています。

NICOは都内4教室で体操、アクロバット、ダブルダッチ、トランポリンを指導してますが、指導者である僕はダブルダッチ以外は選手としての経験はありません。

ではなぜそんな指導者に生徒がついてくれるのか、今回はNICOの指導の考え方と指導方法を少しご紹介しようと思います。

根本的な目的は、「やりたいをつくる」ということ

教室によって、「大会で勝つためにやる」「将来プロを目指す」などの方針でやる教室もありますが、NICOは「やりたい」という気持ちの「きっかけをつくる」ために開いています。

子どもも大人も同じですが、人は好きなもの、自信のあるものに対しての学ぶ姿勢や成長速度は段違いに向上します。ただ、それが本当に自分が好きなものなのか、できるものなのかを知ることには時間がかかります。

なので、NICOでは運動を通して、身体的・技術的な成長を促すとともに、その子ども達に「自分を知ってもらう」ための「成功体験」と「チャレンジ経験」を感じてもらえるように意識しています。

もちろん、新しく始める子もいれば、辞めていく子もいます。それでも、辞めた子たちは「もっと自分が好きになれるものが他にあったことを知ったり、ダブルダッチやアクロバットが合わないことを知れた」ということなので、それもNICOとしては成功と捉えます。その他の事情もありますが。。。

多様化し、習い事の選択肢がたくさんある中で、NICOの役割は今まで関わってきた子ども達が何か一つでも「やりたい」を知るきっかけを得てもらえることだと認識して日々指導しています。

療育から学ぶ運動指導法

冒頭でも説明したように、僕自身はNICO設立以前はダブルダッチ以外は運動指導経験も選手経験もありませんでした。元々ダブルダッチ教育を目指していた中で、どうしてもアクロバットやダンスなどの指導技術が必要になったというのもありますが、その理由だけではここまで生徒は集まりません。

会社設立前の修行期間中、根本的な児童指導力を身に付けるために発達障がい児の指導員として企業に転職した時期がありました。そこで学んでいた療育手法の一つ、ABA(応用行動分析学)の考え方にヒントを得ました。

ABA(応用行動分析学)は、行動の前にはきっかけがあり、行動の後には結果があります。そこで、行動する前と後に、効果的な工夫をすることで社会生活上の問題を解決していこうという学問と実践です。この学問の実践には五感(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚)を使用した補助も含まれています。

これを僕の実践経験上、「対象者の行動前後をよく観察して、何を考え、何を意識して行動しているのかを推測し、望む形へ五感を使用して誘導していく」と理解しました。また、これをスポーツ指導に置き換えられないかと考えました。

そこから企業に勤めていた約3年半、1000人以上の発達に遅れのある子ども達を対象にほぼ365日「推測」→「誘導」→「結果」をあらゆる目的とアプローチでデータを蓄積しました。

同じ目的でも人によってアプローチを変えないと同じ結果にはなりません。例えば運動で言う「前回り(前転)」を指導するとして、「おへそを見ながら回る」という視覚的補助でできる子もいれば、「1で手をついて、2でお尻を上げて、3でおへそを見るのリズムで回る」という聴覚的補助でできる子もいます。他にも虫が好きな子は「ダンゴムシのように回る」でイメージができて回れる子もいます。

つまり、NICOの指導方法をまとめると以下になります。

①まずその子の理解するための得意分野(好きなことや得意なこと)を知る。

②練習をしている際に身体のどこを意識しているか、何を考えて行動しているかを分析する。

③学ぼうとしていることに足りない部分を五感を使用しながら誘導・修正する。

上記を実践するためには、一人一人指導方法が違うので、分析できる人数に限りがあります。なのでNICOのレッスンは少人数制です。だからこそ誰でもできるようになるし、できるまでの期間が短くて1年間でたくさん覚えられます。

おそらくこの手法を使っている運動指導教育家は今まで見たことないので、オンリーワンであると勝手に思っています(笑)

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まだまだデータは現在も蓄積中ですが、この手法と子ども達の「やりたい」気持ちをつくるために指導していく気持ちを持ち続けて、オンリーワンで効果的な運動指導を求めていきたいと思います(^ ^)

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